違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

雑記・エッセイ

一喜一憂を繰り返す金太郎飴

生き方は人それぞれと言ったり、あるいは百人百様と言いながら、金太郎飴のような生き方をしたがる人は少なくない。 もう少し賢そうな表現をすると、統計的指標の中央値や平均値を尺度にする生き方であり、偏差値的な序列を意識した生き方だったりだ。 他人…

『できない人』が『できる人』になりたければ

ビジネス的な成功は大きく二極化している。 二極化してるということは、圧倒的な大多数を占める中間分野があるので全体としては三種類が存在することになる。 他の追随を許さない独占的なプラットフォームを構築するか、誰も目を付けてない隙間分野を見つけ…

もっともっと

多くの人が求める『もっともっと』の世界は、さらなる刺激や変化を求める気持ちがあればこそ。 次から次に新しい情報が出てくるのは、多くの人のさらなる刺激や変化を求める気持ちにリーチしようとしてるのだ。 なぜかイソップ寓話の金の斧の話を思い出した…

底なし沼か蟻地獄か

兵庫県知事選で再当選を果たした斎藤知事の周りがまた騒がしくなっている。 PR会社を使っていたようなのだ。 事の発覚はPR会社の女性社長のSNSでの手柄アピールから。 知事の周辺がざわついているのはこのアピールが本当なら公職選挙法違反になる可能性があ…

火野正平さんが亡くなられた

『まさか』という思いだった。 始まったばかりのNHKの『こころ旅』を偶然見て以来見れる時はいつも見ていた。 正平さんが乗ってるちゃりお(自転車)は知る人は知ってる知らない人は知らないイタリアのトマジーニというマニアックなフレームで、最初に見た瞬間…

気が付いたら親に似ているという宿命

反抗期や思春期の頃に自分は親とは価値観が違うと感じる人は多いだろう。 また、男性に限っているかもしれないが、結婚を意識した相手がいる場合、その子の母親の姿がその子の20年後~30年後の姿だなんてお節介な歳の離れた同僚先輩から聞かされたことがある…

分からないことの上に別の分からないことが積み重なっていく

ただボーッと生きてると情報の量が飛躍的に増えていることは感じられても、それらを上手に処理できてないことには気付きにくい。 誰だって自分の処理能力の範囲では精一杯やっているから、それを超えたら無かったことにしてしまうだけだ。 一方、処理できた…

『本当の理由』と陰謀論は好相性

最近タイトルや見出しに『〇〇の本当の理由』というものが多いように感じた。 いや、定番化してずいぶん経ってるようにも感じられる。 GoogleTrendsで調べると、2014年に流行ったようで検索すると『〇〇の本当の理由』の〇〇に相当することは実に多岐に及ん…

驕り高ぶった者が受ける報い

プロ野球日本シリーズのソフトバンクホークス対DNAベイスターズ戦はまさかの展開を見せて話題になっている。 圧倒的な成績でパ・リーグを制覇したホークスに対しベイスターズはシーズン3位だったがプレーオフを勝ち抜けた棚ぼた的な印象で日本シリーズは始ま…

今年の金木犀は二度咲き

例年だと10月に入ると同時に金木犀が匂い出しそれが一週間ほど持続するのだが、今年は夏の猛暑のせいか10月に入っても花芽が育ってる印象もなかった。 もうそろそろ咲いて匂い出すなという予兆を感じることもなく突然10月10日過ぎに花が咲いて匂い出したがせ…

ネギを背負った鴨

記事では業績不振や経営の混乱とされてるがそう単純ではなさそうで、企業版の『地面師』的存在がチラつくのが船井電機の破産劇。 【負債461億円】船井電機、破産手続き開始決定 帝国データバンクhttps://t.co/7Zrwwd5Gap帝国データバンクによると、テレビ製…

『繰り返しの美学』

ふと思った、年齢を経た大人はなぜ陶芸や蕎麦打ちに惹かれるのか? 何となく想像がつくこととしては、童心に戻れるからだろう。 バカにしてるのではない、たぶんDNAレベルで染みついた何かが刺激されるに違いない。 単純で原始的な作業だが、夢中になれるし…

ラーメン屋はスープを残されると困る

おもしろい記事があった。 【切実】家系ラーメン店が客の「ライス残し」に激怒する理由とはhttps://t.co/nDNfTEhDep店主によると、ライスのサービスの有無で売り上げは雲泥の差だという。しかし、去年と比べて米の値段が約3割上がった中、無料にしている店も…

選ばれた者だけが身に付けられるのがタフさ

メジャーリーグに移籍した日本人で現在進行形で安定してコンスタントに活躍してるのがドジャースの大谷翔平さん、その影に隠れてはいるが同様に大活躍してるのがカブスの今永昇太さん。 この両者の特筆に値する特性の一つが、注目度は低いがタフさだ。 タフ…

コントロールできるかできないか

砂漠の多くはかつては広大な緑の地だった。 サハラ砂漠を例に取ると、5000年〜7000年掛けてその変化は起きたらしい。 最初のきっかけは地球の軌道のわずかな変化に伴う気象の変化からでそれに伴う人間活動の変化なども重なり砂漠化が進んだらしいが、人の一…

タイムマシンがあったら

こんな記事を見た。 西島秀俊、「若い時に戻りたくない」理由明かす「僕、結構…」 「僕、結構、苦労してるんで。だから、今の方が楽しいですね」 ~~~ もしタイムマシンがあったら、こんなことを考えたことは誰だって一度や二度はあるだろう。 そういう場…

緻密さと大胆さと杜撰さ

『地面師たち』を読んでから自分自身の中でちょっとしたマイブームが、ウソを吐くということへの考察だ。 ウソなど一切吐かずに愚直に真面目に生きてる人の多くは、第三者の目には冴えない生き方をしてると思われがちだ、だから真似をしたいとは思われにくい…

継続は力か?

『継続は力なり』と言う場合の継続は良いことだとされるが、継続することの多くは惰性的だ。 惰性とは積極性や能動性の対義。 多くの人にとって継続できてることのほとんどは単に止め際を見失ったか、替わりになるものや事を見つけきれないだけというのが真…

神様は平等

夢や希望や目標に向かう行動と、嫌なことから逃げる行動は、究極的には同じらしいという話を聞いた。 究極的にはというくらいだから極端な話ではあるが、現代に即してざっくり決めつけると、多くの人が設定する夢や希望や目標のほとんどはお金持ちになるため…

あれは10年前

『あれは3年前~』と、ちあきなおみさんが歌った『喝采』がヒットしたのは1972年。 『地元の恋人の制止を振り切って歌手になる自分の夢の実現の為、都会に出ていったのが3年前で、そんな自分に元恋人の訃報が届いた』という切ない歌。 元恋人はずいぶん若く…

映像イメージのマッチング

本を読んだり説明を聞いたりして何かを理解できたような気になる場合、本や説明には具体的な写真や映像が提供されてなくても人それぞれに脳内で映像イメージを描くらしい。 自分ごととしてはとても納得できるが、その映像イメージはやっぱり人それぞれだろう…

価格戦略の多様化が示すこと

1ヶ月前の特集記事が以下。 この記事の最後は価格戦略の多様化が始まるのではないだろうかと締めくくられている。 物価高でチケ代高騰 二極化する「推し活」事情 これでも日本はまだ安い? 博報堂が2024年2月に発表した調査(HAKUHODO & SIGNING「OSHINOMICS…

メッセージ

伝えたいことをことばや行動や態度で表現することはメッセージと呼ばれる。 メッセージには発信する側の気持ちと受け取る側の気持ちのシンクロが問われる。 シンクロしないメッセージは道端にツバを吐くようなもので、メッセージの受け手にとってはいきなり…

昭和の良いところ

新しい曲には疎いが、高校野球を見てると懐かしさを感じることがある、ブラスバンドが演奏する曲に昭和のものが多いからだ。 今朝の準決勝の第一試合を見ていて改めて思った。 『サウスポー』『ルパン三世』『宇宙戦艦ヤマト』『西部警察』などなど。 いつの…

秒単位のこだわり

カッと来たりムカついた時にはゆっくり6秒数えると怒りがおさまるというのがアンガーマネジメント。 簡単なようで難しい、だから理論としてありがたがられる。 現代のテレビや動画ではカットが次々と変わる。 一人の人が連続して話し続けるようなシーンでも…

武装のパラドックス

武装の反対語は何だろうかとふと思った。 武装の解釈次第でその反対の意味はさまざまに変化しそうだ。 つまり武装の反対語は武装をどのように定義するか次第だ。 元々の意味は殺傷のための武器を備えることだが、現代用語としての武装となると『強み』という…

蛍光灯よお前もか

日本政府が国内大手家電メーカーに対し、地球温暖化防止のため、2012年度までに消費電力の高い白熱電球の製造中止を呼びかけたのが2008年。 白熱電球はその後取り付けサイズに互換性がある蛍光灯やLEDに置き換わって行った。 そして、 蛍光灯の生産を2027年…

免疫力の格差

改めて調べると2003年頃だった。 現代人(当時の)は体温が低い人が増えている、そのために免疫力が低下している人が多く、しかも自他共に健康だと思われてる人でもという話が書かれた本が流行っていた。 そんな夏のある日にこの本を読み自分の体温を計測した…

髪も髭も同じ

マイバリカンを使って髪を切るようになっておそらく15~16年。 ただの丸坊主だから安物で十分、ディスカウントストアで2000円から3000円で売ってるものを使い現在は3代目だ。 バリカンの頻度は10日から2週間毎に使っている。 鬱陶しいと感じた時が切り時。 …

邪推が生み出すストーリーに一喜一憂

三週間続いたパリオリンピックが終わった。 全てが過去になった今、私にとって最も印象的だったのはというと阿部詩さんの号泣シーンだ。 そしてその号泣に対して世間の誹謗中傷やバッシングが少なくなかったことだ。 誰もが脳内でストーリーを組み立てている…