違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

先端技術

テスラがキャズムを突破するか

2022年末から2023年の始まりにかけてEV(電気自動車)に関する話題が賑やかで、字面だけを追っているとEV失速かと感じられるものが多かった。 次の見出しを見ると、EVに出遅れたトヨタの逆襲なのか逆張りなのかそれとも捨て台詞かと思えた。 ガソリン車禁止…

主役の座

インターネットが怪しげでいかがわしい存在からそれなりの存在になった時期をGoogleがGmailをスタートしたタイミングだとすると、2004年4月になる。 私が検索ワードの変遷の推移を確認するためによく使うGoogle Trendsのデータ提供が始まったのも2004年から…

iPhone14の売れ行きが芳しくないと知って思った話

「iPhone14」大苦戦 販売振わず「12」比で5割減 2022/10/9 アップルが「14」、上位機種の「14Pro(プロ)」「14プロMax」のシリーズ3機種を発売したのは9月16日。 記事には発売後の販売推移の前モデルとの比較も載っていた。 最…

AR vs 360度カメラ

情報の入り口や出口のほとんどは平面のディスプレイや紙の上で行われている、つまり2Dだ。 例外は、商品であれば、現物が展示されてるような場合で、理想的にはモーターショーでターンテーブルに乗せられ回転してる自動車のようにさまざまな角度からじっくり…

これからの5000日

『5000日後の世界(ケヴィン・ケリー)』を読んでいる。 2021年の10月に出た本だからちょうど1年前になる。 まだ半分読み終えてないが、とてもおもしろいので印象に残った部分を備忘録的に抜き出してみたい。 こんなことばで始まる。 インターネットが商用化…

これからの5000日

『5000日後の世界(ケヴィン・ケリー)』を読んでいる。 2021年の10月に出た本だからちょうど1年前になる。 まだ半分読み終えてないが、とてもおもしろいので印象に残った部分を備忘録的に抜き出してみたい。 こんなことばで始まる。 インターネットが商用化…

バーチャルや仮想は、身体性と対立する

ITの進化(深化)がバーチャルや仮想へ向かえば向かうほど希薄になるのが身体性や物理性を伴うリアリティ。 バーチャルや仮想とリアリティの間に存在するギャップを埋めるのは脳。 バーチャルや仮想であろうがあるいは現実のリアルであろうが、脳が快感や嫌…

バーチャルや仮想は実感が薄いテクノロジー?

テクノロジーの進化は時間と距離の関係を短縮させるためだったと言えるだろう。 陸上では、徒歩や馬車から自動車や鉄道、そして航空機と進化した。 海上に関しては船そのものの進化以外に気象の把握の進化や運河の建設なども関係するテクノロジーとして貢献…

車よりも道路のハードルが高い自動運転

昨日東京都が自動運転のための道路のあり方の検討に入ったと伝えられていた。 大雑把に考えても自動運転車を作るよりも大変そうだと想像がつく。 東京都、「自動運転レーン」の先行整備を検討 東京都が自動運転の道路を考え始めたということは国土交通省も考…

アバターの壁

日本で生まれ育った子供はごく自然に日本語を身につける、親や本人の国籍など関係なく。 こういう場合は日本語ネイティブと言われ、アメリカで生まれ育った場合は英語ネイティブと言われる。 言語の場合、ネイティブの壁は10歳と言われ、10歳以降に猛勉強し…

仮想通貨が幻滅期を抜け出した!?

モノやサービスが普及するプロセスを示す図には大きく二種類が有名。 一つは偏差値でお馴染みの正規分布図で示されるもので、この図では普及の壁や障害をキャズムと呼ぶ。 図の引用は下記サイトから https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55319?page=2 世…

ゲーム用途以外のVRの可能性

最近VRについて考えることが多い。 ゲームは全くしないのでゲームという視点では見ていない。 ゲームをしないわたしが日常生活でVRと称したものを見る場合、自分をアニメキャラのアバターとして設定し、他の登場人物も自分のアバターを設定していることが多…

確率と投資金額のリターンから見たVR

Facebookが社名をメタに変更したことで注目を浴びてるのがその由来となったメタバース。 いわゆる VRやARを活かして数段上の何かを実現しようとしてるのだろう。 ゲームの類をしないわたしには???の世界なのだが、それでも少しは理解したいと思っている。…

イーロン・マスクがテスラでやってることを知れば、イノベーションの本質が分かる

昨日のブログは次の二つのツイートから書き始めた。 主要自動車メーカー12社の時価総額を足してもテスラに勝てないという驚愕の事実をグラフにしてみました。・テスラ:138.1兆円・12社合計:136.2兆円 pic.twitter.com/9YkVDCOqZx — 企業分析ハック -新しい…

テスラに感じる浪花節

時々思い出したようにテスラの動向が気になる。 ハイテク&イノベーション分野の指標として興味深いから。 小難しい権利関係や特許という壁はあるにせよ、ライバルからはベクトルとして追い求める方向や必要となる力量は見えるはずの流れの中で、10年以上トッ…

コロナ禍でのテスラの株価の上昇が納得できた!

EVにおいてテスラは圧倒的に世界をリードしている。 自動運転などのIT技術面のリードもさることながら、蓄電池のマネージメント面でのリードも他社の追随を許してないように見えるからだ。 この蓄電池技術を、電力事業の分野に開放したらきっとイノベーショ…

次世代のキーワードはサイコ!

機械化、自動化、AI化と進化するテクノロジーの応用は次はどこに向かうのか? 次がどうなるのか、具体的でなくても構わない、もっとざっくりしたものでも構わないが何か指標になるようなものはないかなと以前から思っていたが、偶然それらしきものが見つかっ…

5年経って気付くこと

5年前に出て一部で話題になっていた本を読み直してみた。 未来を語るようなタイトルの本で、当時読んでもピンと来るような来ないような曖昧さが感じられたが、5年経過すると受ける印象が変わるだろうかとの興味から読み直した。 電子書籍で購入し、しおりや…

お金のDXは進んでいるのか!?

DX(デジタルトランスフォーメーション)について考えながら、お金の世界のDXとは?、と考えてみた。 以下は、どうやったら儲かるかという類の話ではない。 先入観として仮想通貨に良いイメージを持っていないのであまり考えてこなかったが、DXという観点で…

あのテスラにもライバルが出現!?

EVの先駆者である自動車メーカーテスラは、イノベーターであるイーロン・マスクが率いていて、ロケットなど宇宙分野にも進出している。 そんなイーロン・マスクに、テスラを売却しようとしてるという噂があった。 マスク氏、アップルへテスラの売却を打診 ク…

人工知能的なマーケティングは互助会が支える!

全然違う別々の話が結び付いた話。 羽生善治『人工知能の核心』を読んだ。 この本は羽生さんがNHKと共同でさまざまなAIに関連する取材を行い、将棋での対局を通じての話が書かれている。 つまり、羽生さんはAIに関して詳しいのだ。 そんな羽生さんはこの本の…

未来の発電の要はバッテリーシステム!

東日本大震災で福島原発が被災したことで首都圏では計画停電や節電を余儀なくされ、日本人のエネルギー意識を変える大きなきっかけになったはずだが、今現在の日本がどういう状態なのかは分かるようで分かりにくい。 そう思ってるところに、次のような記事が…

今後のバーチャルな展開にはアンテナを張った方が良いはず!

2年前にバーチャルの反対語はフィジカルだという話を書いたことがある。 www.chigau-mikata.club バーチャルなんて当分主流になることはないだろうという思いがあったが、わずか2年で事態は一変した。 バーチャルとフィジカルを対比させて考えることよりも、…

5Gは本当に普及するか?

スマートフォンをはじめとするデジタルデバイスは、それを使って何ができるかという意味では、まだまだ大きな可能性を秘めてるかもしれないが、デバイスを販売する事業としては頭打ちに近づいていると多くの人達が感じているはずだ。 モデルチェンジのたびに…

iPadはどこに向かうのか?

昨日は2020年1月27日、いったい何の日だったのか? 1月27日、iPad発表10周年。「ジョブズの考えた魔法の板」は実現したか? 今からちょうど10年前の2010年1月27日。サンフランシスコで、世界で初めて、タブレット型のiOSデバイス「iPad」が披露された。筆者…

フッ化水素をめぐるゴシップ!

日本では歯に関して使われるものだとして知られているのがフッ素。 このフッ素と水素を化合させてできるのがフッ化水素。 今日は、この生活の身近にあるようでよく分からないフッ化水素(通称フッ酸)をめぐるゴシップ話。 Google Trendsで検索可能な2004年…

電気のありがたさ!

台風15号の影響で発生した千葉の大停電は、電気のありがたさを感じさせるとともに、現代人がいかに何もかも電気に依存してるかを思い知らせてくれた。 直近では、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響での停電やその後の計画停電など東日本では電気に…

発達するテクノロジーは世の中を退屈にする!

確実にテクノロジーは進化してるが、テクノロジーの進化は必ずしも人間の営みを進化させてるわけではなさそうだ。 日本の電機・電子産業の生産額の落ち込みマジでヤバいな。2017年の総生産額は,2000年の半分程度。https://t.co/FUvSGMtVeW pic.twitter.com/…

革命的な変化の前と後(インターネット)

変化を余儀なくされることには大きく二種類ある。 一つは天変地異や大災害。 最近の日本にとっては東日本大震災が上げられるし、最近頻発する自然災害は、日本人の生き方や考え方に大きな影響を与えているだろう。 そして、もう一つは人為的に起こされる革命…

GAFAMに依存せずとも生きるためには、アナログとオフラインを苦手にしないこと!

『集中と分散』、キーワード的に語られることばで、最近だと都市部に人もお金もビジネスも物流も全てが集中し過ぎた中央集権に対する懸念から、もっと地方に分散した方が良いのではという論調で語られるようになった、わたしもそうかもとこれまで思うことが…