2017-01-01から1年間の記事一覧
2017年が間もなく終わり、2018年が始まろうとしている。 時間は連続していて本来どこにも区切りはないのだが、人間は区切りを付け意味付けをしたくなる生き物なので、それにあやかって”区切りが付きそう”をテーマにしたことを書いてみたい。 時間の流れの中…
ビジネスにも趣味や遊びにも共通してる評価軸をわかりやすく説明してる記事が下記だ。 「ブラック企業を生み出すのは客。安かろう悪かろう、が労働社会を救う」 若新氏が消費者のあり方に おそらく富裕層向けに展開したいのに、富裕層にリーチする前に富裕層…
政治における浮動票のように、その存在はあるのに、そこにリーチできない、そんな層がどの分野でも増えている。 そういう時、とりあえずその答えをインターネットやSNSのせいにする。 ソーシャルメディアは社会を分裂させる恐れ=オバマ前米大統領 Reuters 2…
23日土曜日に街と郊外の大規模モールに出かけた。 すごく大勢の人々で溢れていた。 土曜日は天皇誕生日で祝日だったこともあり、ネット上では全国的に繁華街は人が溢れて景気が良くて結構なことだと捉えた話が多かったが、私が受けた印象は全く違った。 景気…
CMに狙われる「80年代のオジサン」たち。 広告を見ていると、ターゲットを読む癖がある。癖、というよりは半ば仕事だ。ことにTVCMはタレントや音楽などの情報量も多く、良くも悪くも「マス」を狙っているために、戦略が見えやすい。 TVCMは直接ターゲットに…
営業の結果、契約に至ることを「受注する」と呼ぶが、この受注という言い方が暗黙のうちに伝えるのは、客も契約も会社に帰属するもので、営業パーソンに帰属するものではないという雰囲気(空気感)だ。 少し前まで、営業パーソン(多くの場合マンだったが)…
2007年に70歳で亡くなった阿久悠を取り上げる番組やドラマが2017年にはいくつかあった。おそらく過ぎ去った昭和を懐かしむ意図が大きかったのだろうが、どうせだったら何か新しい発見でもあればおもしろいと思い振り返ってみる。 24時間テレビ ドラマスペシ…
日本人は「NO」が言えない。 海外との交渉に弱いことから海外と日本の関係性を表す言葉として使われていた言葉だが、1989年SONYの会長盛田昭夫と政治家石原慎太郎が共著で『「NO」と言える日本』を出した。 当時、バブル景気で盛り上がっていた日本では、多…
日本で生まれ日本で生活するネイティブの日本人には当り前すぎるが、世界に目を向けると決して当り前では無さそうなのが、はっきりとした四季があること。 四季があることが、日本人のメンタルに影響を与えてるとしても、日本人には気づきにくいかもしれない…
格差社会の現代の構造を捉える2種類の表現がある。 格差がヒエラルキーを作ることからピラミッドに見立てた表現が一つで、私もこれをすぐにイメージする。 ピラミッドのように多くの段階があり、上に行くほど人数が少なくなるというグラデーションを描くよう…
似たような意味を感じる『平等、公平、公正』ということばがある。 Wikipediaを見ると平等は概念的な存在に近いということがわかる。 https://ja.wikipedia.org/wiki/公平 例えば、3個のリンゴを3人で分けるとき、1人1個ずつなら平等かというと、リンゴの大…
”男と女はメビウスの輪(帯)“だと、東野圭吾は著書『片思い』の中で表現している。 ”男らしい“や”女らしい“は、凄く限定的な見方で、実際には男の中にも女性性があり、女の中にも男性性があるし、その度合いは人さまざまでグラデーションを描くようなものかも…
カタログなどを見てると目にする、「製品の仕様は予告なく変更することがあります」という表示がある。 表現の違いは若干あっても同じような表現を目にしたことがある人は多いだろう。 私を含め、多くの人はその意味を深く考えたことが無いだろう。 強いてい…
先日、働き方に関してグーグルの先進性を示す記事が出て話題になっていた。 グーグル社員が「労働時間」を問われない理由 —— 「時間で管理は愚かな考え方」だ 人が集中して何かに取り組んでいる状態のことを「フロー状態」と言いますが、ある研究によると、…
「勤務先はIT(関連含む)企業です」、こんな会話が違和感無くなったのはいつ頃からだろうか? 日本で、IT(=Information technology)ということばが認知されだしたのは、インターネット・バブルがきっかけだろう。 https://ja.wikipedia.org/wiki/インタ…
わかってることは簡単に真似できるが、最初にやれと言われてもできないことを”コロンブスの卵”と言う。 新大陸発見を祝う凱旋式典で「誰でも西へ行けば陸地にぶつかる。造作も無いことだ」などとコロンブスの成功を妬む人々に対し、コロンブスは「誰かこの卵…
Eコマースの世界は、”買いたい人より売りたい人が多い”と言われている。 「買いたい人」より「売りたい人」が多い時代を勝ち抜くためのヒント ネットショップを運営していた私の実感値では、2009年の時点でEコマース業界の潮目が変わっています。「需要…
水木しげるの『妖怪人類学』には世界中の妖怪が紹介されてるが、その中に”足の神”というのが出てくる、現在では足を含めた下半身の神様として祀られているのが宮城県多賀城市の荒脛神社だ。 宮城県多賀城市の荒脛神社。 もともとは純粋に旅人が足の無事を祈…
1960年に出されたセオドア・レビットの古典的名著『マーケティング近視眼』では印象に残る言葉がいくつかある。 その1つは、「実は成長産業といったものは存在しないと私は確信している。成長のチャンスを創出し、それに投資できるよう組織を整え適切に経営…
若者がパソコン離れしてると言われてるが、字面から受ける印象には多様性を感じないが、実は様々なことを示している。 「若者のパソコン離れ」が示唆する恐ろしい未来 「製品が時代遅れになっていて、競合におされている」という警報シグナルがあがっていた…
先進国の都市部で夜間の人工の光が生み出す明るさを光害と呼ぶようになったのは1980年台。 https://ja.wikipedia.org/wiki/光害 日本では、川崎市在住のアマチュア天文家川村幹夫により、「公害」の一種と捉え、敢えて同じ発音を持つ「光害(こうがい)」と…
全ての帳尻が合い、過不足がない状態をプラスマイナスゼロと言う。 経理や簿記をやってる人だとイメージしやすいようで会社の規模が大きくなるとわけがわからなくなることがある。 本来プラスマイナスゼロになるはずなのに、わけのわからない数値が出てくる…
世の中を取り巻くシンプルな理屈は何だろうか? そういうことを考えるのが社会学と言われる。 社会学者は、人間の行動の裏に潜む心理にフォーカスするが、多くの一般の人はそんな裏の心理など意識しないで行動してるので、社会学者の分析は裏側をあばき出す…
人口減の日本で「水」が危ない 水道事業が抱える構造的な問題とは このことが示すものは何か。 「人口規模の小さい自治体ほど水道事業の経営が困難になる」ということである。 本書によると、給水人口が5万人を割ると、自治体は料金収入だけでは水道事業を維…
1991年から1993年の景気後退期をバブル崩壊と呼ぶが、既に4半世紀前のできごとになり、若い人にとっては歴史上の話であり昔話にしか感じないかもしれない。 かろうじて携帯電話は存在していたが、全く一般的ではなく多くは自動車電話として会社経営者が利用…
世の中には、行きたくない方向に進む人が意外と多い。 幸せになりたいと思いながら、不幸せに向かっていったり、束縛が嫌なはずなのに、自由には向かわなかったり、という行動を取る人が意外と多い。 人間は考えながら行動してるようでいて、別の本能に近い…
昨夜、テレビ(テレビ朝日系)で『シン・ゴジラ』が放送されていて前半の40分位だけ見た、昼間肉体労働をしていたので疲れて眠くなり、ビデオも取らなかったので前半40分位の印象だけなのだが、先入観で怪獣映画だと思っていたのとはずいぶん趣が違っていて…
人は、態度や振る舞い方の使い分けをする。 意識的に行う場合もあれば、無意識のうちに行うこともある。 そんな態度や振る舞いの違いは表裏一体であることが多い。 そんな態度や振る舞いの違いは、何故生まれるのだろうか? テーマを設けて議論するような場…
現代人の行動は、すべて心理学の対象になっている。 私たちが日常で何気なく取ってる行動が分析対象となり、そのことに意味付けが行われ、いろいろなビジネスやサービスの仕掛けに使われている。 しかし、何気なく取ってる行動なので、自分自身にはあまり自…
10年前に何をしていただろうか、どういう時代だったのか? 意外と覚えていないものだ。 10年後はどうなるだろうか? なんだか、分かるような分からないような。 では、今はどういう時代なのか? リアルタイムで真っ只中にいても、案外ピンとこないものだと分…