デフレが続いた日本でも物価が上昇している。
つまり売ってるモノの値段が上がっている。
それに引き続いて上場企業や業績好調企業では賃上げや初任給アップが実現され始めた。
これだけを活字にして見ると日本にも好景気の波が来てるかに感じられる。
しかし、時間が経たないとわからないこともある。
皮算用では値段を上げても従来通りに売れるつもりだろうけど、収入や給料が上がるのはごく一部でしかも実質手取りとなると上がった人はどのくらいいるのか、そしていったいいくら上がったのか。
値段を上げた結果の業績がどのような結果に至るのか、真の評価はそれが分かるまでお預けだ。
真の評価には時間差が発生するのだ。
長年に渡るデフレという経験があったことでコスパの意味もデフレを前提にしたものになってれば、ただ単にコスパが悪いものだらけになる。
一方で、それを補って余りある魅力がプラスされようとしている印象はない。
どちらも果たしてどうなるかは今の時点では評価できないのだ。
わたしには消費者目線でしか見えないが、この事態は投資家目線でも大きな評価の対象になってるはず。
投資家は期待に着目するはず。
期待も希望と同じくパンドラの箱の中に封じ込められていた罪悪の一種なのかもしれない。
投資のつもりだったのに実際にやってたことはギャンブルや詐欺だった、そういうことが明るみに出るにはやはり時間差が必要。
だからと言って結果が出るまで待っていては投資にならない。
投資とギャンブルは紙一重。
ギャンブル依存症はあるけど投資依存症とは言われない。
このようなことを考えていたらはっきり分かるのは、わたしには投資家のセンスも才能も無いということだ。