水平思考
かつて冒険する人の多くが海に出ていた頃、海に出る人は船乗りと呼ばれていた。 船に乗るといっても今の船をイメージしてはいけない。 ひとたび海に出たら、今船がどこにいるかなんて分からなくて当たり前だったのだから。 海を舞台にした冒険には羅針盤がつ…
初めて自転車に乗れた時その理由は考えない。 初めて逆上がりができた時も同じだ。 その他多数あるだろう誰にだって、初めての時が。 後から振り返ってあの時なぜできたのだろうかと思うことがある。 思い浮かぶ理由は、誰だって似てるかもしれない。 たまた…
正しく判断するには情報が不足する時、人が発揮するのが補完力。 補完力は、創意工夫のための想像力であり推理力でもあり仮説の構築力でもあるが、誤解や錯覚の元でもある。 補完力の中でも脳が勝手に補完する癖は、手品やマジックのタネにも利用されるよう…
思うことがあって辞書を引いた。 昔の紙の辞書だ。 なんとめんどくさくて且つ得られる情報量のなんと少ないことか。 それ以上に、50音の順番を常に考えるというだけの作業がいかに頭を使うかも実感させられた。 ネットを使ってあるいはスマホやPCの内蔵辞書…
投資にリスクは付きものだが、自分が殺されるというリスクを想定してる人はどのくらいいるだろうか? ドアを開けたら、包丁を持った見知らぬ男 家賃滞納・退去拒否した借り主は最悪の手段を選んだ 「副業時代」の予期せぬ悲劇、どう防ぐ? 管理会社や保証会…
耐久レースではレース開始後数時間経過すると、トップが最後尾を追い抜くというシーンが確実に生まれる。 多くの場合、トップはあっさりと最後尾を追い抜き周回遅れにするが、ごく稀にトップと最後尾が熾烈なバトルをしてるかのようなシーンが見れることがあ…
動機があるところには心理学がある。 人が何かをしよう、したい(したくない)と思う時には必ず動機が存在する。 積極的であろうが消極的だろうが何となくであろうが。 世の中にはさまざまな心理学があり、そのどれもが正しいかもしれないことで人は迷うこと…
誰にだっているのだろうかキーパーソンは? 当てにしてる人や頼りにしてる人であり信頼できそうな人。 そして結果を出せる人であり結果を出させてくれる人。 かつてのバブル景気の日本では政治や経済のキーパーソンが占い師だと言われていた時期がある。 そ…
令和2年の文科省の学校保健統計調査に基くものだと思われる日本人17歳の身長と体重の分布図。 グラフの出典は下記サイトから https://graphic-data.com/page/sport/001 本当は日本人全体での分布図がないかと探していたが、17歳であっても分布のイメージは十…
患者として大きな総合病院や大学病院に行ってる人の多くは街のクリニックや医院から紹介状を出されてというケースが多いだろう。 クリニックや医院では対処できないから紹介状が出るという意味ではそれなりの症状を示していたはず。 私もある。 大きな総合病…
事件や事故が起きると気になるのがいわゆる5W1H、 When:いつ Where:どこで Who:だれが What:何を Why:なぜ How:どのように 事件や事故を複雑にしたり謎めかせるのは5と6を巡ってが多い。 推理小説や刑事ドラマでお馴染みのアリバイやトリックは5W1…
仮説を証明するとまでは言えないが、より確信を高めるための手法にABテストがある。 広告やウェブマーケティングではオーソドックスな手法とされ、AとBの二つのパターンでどちらの方に世間が反応するかを調べる方法。 本来はどちらの方が反応が多いかを調べ…
PCやiPadのサイズ感がちょうど良かった私にとってスマホは長らく小さ過ぎて魅力を感じなかったのでガラケー派だったが、時代の波には勝てずにスマホを持ったのが3年前。 使うには小さ過ぎるが、手軽に持ち歩くには大き過ぎるスマホにすぐウンザリするととも…
情報化社会ということはデータ化社会でもある。 情報はデータであり、データは分析され解析され解釈される。 分析や解析にはデジタルデバイスや高度なソフトウェアやAIなどが活用される、最近だとChatGPTが注目を浴びている。 データや情報を分析したり解析…
『俯瞰で見る』ということを想像する場合、誰しも鳥の目や神様の目のように高みから見るということを意識するだろう。 その前提としては、俯瞰を意識しない場合の自分は地上にいて地上目線だということもあるだろう。 俯瞰という概念は、地上と地上より高い…
発明に対しての特許、 考案に対しての実用新案、 デザインに対する意匠や商標、 これらは、いずれも独占を主張するための権利であり法律。 つまり、独占というのは力関係であるとともに、それ以上に法律関係の上に成り立つものだ。 法律の裏付けがあっての独…
ChatGPTとセットで話題になってる話があるようだ。 Big Data is Dead 文字通りに意味を読むと、”ビッグデータは死んだ”だ。 いつの頃からか次世代のキーワードのように取り上げられていたのがビッグデータだった。 ビッグデータなんて望んでも入手できないア…
自分がどんな人かを説明する場合、自分が自己紹介的に説明する内容と、周りにいる他人が説明する内容は、ほぼ一致することはない(はず)。 これは、自己評価的な長所や欠点と、他人が評価する長所や欠点が違うということを意味するし、違うというよりもズレ…
時間の流れを考えると、過去があったから今があるわけで、今があるから未来につながる、という一方通行は極めて自然だ。 そして、今はほぼ確定的なのに対し未来は未定だし予測不能な要素があるというのも極めて自然だ。 これを踏まえて聞くと興味深い話があ…
パチンコ業界の苦境を伝える記事があった。 パチンコホールの倒産が過去10年で最多、大淘汰時代に突入か1/21(土) 私はパチンコをしないし、タバコの煙が大嫌いなのでパチンコには近づかないと言いたいが、それでもパチンコ屋に入ることがあった。 トイレを使…
突然なんの脈絡もなく知人と交わした昔の会話が蘇った。 知人 『最近の電車の中ではビジネスマンはほとんどが両手で吊革をつかむようになったね』 わたし 『片手を下ろしてる人を見ると痴漢かなって目で見るようになったね』 知人 『俺はすごく気を遣ってる…
東日本大震災が起こる少し前の2011年2月に岡田斗司夫さんが評価経済社会というタイトルの本を出版し、これからの時代は評価が重要になると説いた。 そんな岡田斗司夫さんは、その後80人の女性と交際し愛人にしていたと報道された。 そしてその報道の中で、そ…
ビジネスで売上や利益を意識すると最終的には客単価と客数(≒回転数)の問題に行き着く。 BtoBのビジネスでも同じ理屈は当てはまるはず。 コロナ禍と呼ぶようになって、客数が激減または客の動向が全く読めないという影響を強く受けてる業界や業種がある。 コ…
薄利多売の反対は厚利少売。 しかし、『こうり』で変換しても厚利なんて出てこないし、『しょうばい』で変換をかけても少売も出てこない。 つまり、日常で使われないから辞書的な検索に反応しないのだ。 さすがにGoogleで『こうりしょうばい』と検索すると厚…
少子化は課題としてよく話題になる。 少子化を解消させるためには婚姻数が増えれば良いとも言われる。 出生数と婚姻数の関係を示すグラフがあった。 そうですね、婚姻数に対する子供の数(出生数)となります。婚姻数には初婚だけでなく、再婚も含まれます。そ…
2021年も間もなく終わる。 2021年を振り返る際には2020東京オリンピックが欠かせないはず。 コロナで1年延期されて開催された東京オリンピック。 当初から、オリンピックまでは盛り上がるだろうが、オリンピック終了後の景気の落ち込みが怖いと言われていた…
今やIT業界の構造は、かつての建築土木業界と同じで多重多層な構造で成り立っていて、末端の現場は限りなくフリーランスで溢れているのが実態だと言われる。 優秀な人が来てくれたら高給を払うから皆さんの会社はダメなんだよ。まずは高給を払う。そうすると…
アプリやコンテンツだけでなくサービスにも無料のものは多い。 すべては無料(フリー)になると言われ始めたのはクリス・アンダーソン_(編集者)が『フリー』を書いた2009年頃から。 【セブン店舗の無料Wi-Fi 終了へ】https://t.co/3E3m5p9qmSセブン‐イレブン・…
野球界の話題は、大谷翔平選手の活躍が独占した2021年だったように感じる。 わたしにとってはフルスイングの魅力はソフトバンクホークスの柳田悠岐選手が一番だと思っていたが、今年の柳田選手はスイング自体が冴えない。 そして、全盛期の柳田選手と比較し…
河野太郎氏の下馬評に比べての惨敗を見て思った話。 現在の政治家の考えをよく知ってる政治家や政治評論家の垂直思考な分析などとは違った、水平思考で考えた話で戯れ言みたいなものだ。 5年前トランプ大統領が誕生した際に、投票結果だけを見るなら必ずしも…