違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

水平思考

その行動や存在が迷惑という刃

テレビで北海道で鹿が街中に現れて大変だとか、牧場の牛用の牧草が食い荒らされて大変だという話題が流れていた。 熊や猪は直接人間を襲うが鹿は今のところ人を襲ってはいない。 しかし、繁殖力が旺盛らしく増える数が熊や猪の比ではなさそうなことと、ハン…

今になって分かること

テクノロジーの進化は人間の生活を豊かにするためのものと信じられてきた。 しかし、進化が自動化AI化と進むとトレードオフの関係にあったのは人間の技や術の熟練度だったと気付かされる。 あるいは全体を把握できる能力や立場が人や企業からも減り、狭い限…

ポジショントークのあれこれ

Twitterを検索していたらおもしろい画像が拾えた。 これってまさにポジショントークのオンパレードだと感じた。 もちろんここに書かれてないポジションから発せられる意見としてのトークもたくさんありそうだ。 わたしは『残った穴は空気と同化する』と遠回…

オリジナルとデフォルト

買ったばかりの新品の状態をオリジナルと表現することもあればデフォルトと表現する場合もある。 デフォルトが買ったばかりの状態を意味するという使い方はPCの登場以降だろう、日本人にとっては。 この場合のデフォルトとは自分に合わせて変えることができ…

相場感覚

昨日宮崎県で大きな地震があった。 その結果起こる起こると言われていながらもまだまだ先だと思われていた南海トラフ大地震が差し迫った脅威に一気に格上げされたかのような雰囲気が漂い始めた。 地球という生き物にとっての時間軸は1年も100年も1000年も大…

増殖するコンテンツ

倍速視聴がタイパ(タイムパフォーマンス)という効率のために行うものとして存在感を現したのが2022年頃から、鑑賞スタイルとして賛否は分かれるが、過去に何度かブームになった速読と共通するように感じた。 表面的な共通点は時間効率の良さだ。 映画やド…

情報は全てインフォマーシャルに

『情報』という漢字二文字と組み合わせて使われる漢字二文字には以下のようなものがある。 処理 提供 交換 収集 分析 管理 発信 共有 検索 保存 などなど。 さて、現代では情報のフリをした広告宣伝が増えている、いやそればかりになっている。 だから呼び名…

情報化時代の盲点

真に忙しい人は退屈する暇などない。 退屈できるくらいならその時間は睡眠に当てたいはず。 今で言うところのブラックな環境にいる人は退屈とは無縁なはず、時間的にも心理的にも。 逆に考えると、退屈を感じる人はそれがどんなレベルであろうと真には忙しい…

体験の質

相撲を見ていると、今も昔も土俵は大して変わらないなと感じる、実際に変わってないのか変わってるけど気付かないだけかは不明だが、それに対して野球は球場自体が大きく変わったと感じる、プレーするフィールド自体は大きく変化したわけではないがプロ野球…

主観的な期待

満足や喜びは主観的な期待に対する達成度や実現度の高さによって得られる。 達成度や実現度に対する評価は個人差が大きい。 同様に不満や失望は主観的な期待に対する達成度や実現度の低さによって得られる。 この場合も達成度や実現度に対する評価は個人差が…

変数要素

生きてるとさまざまな基準値や標準値あるいは平均値と遭遇する、いや押し付けられる。 例えば適正血圧のように。 一方で誰もが基準値やや平均値から大きく抜きん出た成果や結果を上げたいと心のどこかで願っている。 しかし、どんなに頑張っても大谷翔平には…

『予』に振り回される人達

考えてから反応する、臨機応変に対応する、どちらも何かが起きた後の対応であり反応だ。 事態の展開が緩やかでのんびりしてる場合には最も確実。 しかし、展開速度が速い場合には事態が起きてからの反応では遅過ぎるという場合がある。 速い展開が増えるに連…

信者よりもファンや推し

儲かるの『儲』を分解すると『信』+『者』、つまり信者となるというのは有名な話。 転じて、儲かりたければ信者を集めろ、信者が儲けさせてくれると解釈される。 そこで野心あふれる者は教祖になりたがり、ズル賢い者は教祖の下で幹部になりたがる。 この理…

着目するポイントが違うだけで

起きたことが結果ならば、起きる前には原因があったはず。 しかし、その原因が生じた理由を遡ると別の結果(つまり別の起きたこと)が見つかる、そういうことの繰り返しが隠れていることは少なくない。 また、起きた結果から始まることが次の何かの原因になる…

伸びたい人は勝ちには真剣ではない

勉強や研究などの場合、勝ちたければ(勝ちたいという表現が相応しいかは別として)自分の強みを強化し伸ばすことが最善。 一方でスポーツの試合やビジネスにおけるライバルとの競争では、自分の強みを活かすことも重要だがそれ以上に有効なのは相手の弱点を…

可愛さ余って憎さ百倍

ゲーム業界における地位の高さゆえだろうか、それともあまりにも夢中にさせられたことの弊害でもあったのだろうか、任天堂を脅迫する話は一つではなかった。 任天堂に殺害予告メッセージ 茨城・日立市職員の27歳男を威力業務妨害疑い逮捕 2024年4月3日 「死…

一つに集中収束してる?

エイプリルフールのネタかなと思う話題が流れていた。 夫婦同姓が続くと…2531年には「全員が佐藤さん」 東北大試算 試算は、政府発表の統計や電話帳を基に人口の多い名字ランキングなどを紹介する情報サイト「名字由来net」が提供するデータを用いた。佐藤姓…

一人称視点が増えたのもスマホのせい?

自分にはどう見えてるか、それが一人称視点。 一人称視点の場合は、主語は常に自分だ。 それに対して、 他人には自分がどう見えてるか、それが三人称視点。 三人称視点の場合は、『自分』の部分はテーマ次第で他の表現に置き換え可能。 三人称視点は客観でも…

生涯学習という皮肉

以下の写真は中国の不動産企業がマレーシアで行っていた巨大開発が中国のバブル崩壊で開発が途中で頓挫したいわば廃墟の写真。 写真の引用は下記サイトから https://diamond.jp/articles/-/330154 巨大な城壁の建造が途中で止まったようにも、あるいは巨大な…

クレーマーが多い理由

相変わらず世間は大谷翔平さんのネタで盛り上がったり盛り下がったりで大騒ぎ。 そして通訳の水原一平さんの爆弾ネタまで登場しさらにお祭り騒ぎになっている。 そんな時にメディアや世間の動きに苦言を呈する声が登場するのも常だ。 『もっと目を向けるべき…

定義が曖昧なことは自分で定義するしかない

元々は、そんなに大層な意味ではなかったはずのことが今ではとんでもなく高いハードルになってるということがある。 1948年に発効されたWHO憲章では、前文において「健康」は次のように定義されている。 「健康とは、病気でないとか、弱っていないということ…

静かな下剋上が起きてる?

鳥山明さんの訃報を嘆く声の中に、 『改めてマンガを読み直して唸るのは説明的なセリフやナレーションは僅かで、ほぼキャラ同士の自然な会話と絵だけで物語が進行している事。これこそが世界中で受け入れられているシンプルな理由なんでしょうね』 というも…

選択肢を増やせない現代人

欲しいものあるいは必要なものがある場合の選択肢は、 作る 買う 拾う もらう 借りる 盗む 良い悪い等の価値判断は一切しないとした場合の選択肢はこんなものだろうか。 ここに挙げた項目のすべてに現在は市場や流通の仕組みが成り立ってることを多くの人が…

乗るか乗らないか

ビジネスの基本が完全に変化した。 売れるものを売る、売りたいのは売れるものだけになった。 元々は、商品やサービスは売るよりも前に作るがあった。 だから作り手の思いが込められていたし優先されていた。 もちろん作り手だって売れるものを作りたいのだ…

哲学にもABCがある

哲学と呼ぶからややこしくなる。 思想などと呼び替えると政治の臭いが漂い出す。 しかし、主義主張と呼び替えたり、美学やポリシーと呼び替えると日常用語になるし、自分なりのものを持ってるのが当然だろうと思えてくる。 思想や主義主張や美学やポリシーも…

知ってることしか考えられない

知らないことは考えられない。 だとすると、考えられるのは知っているからとなる。 では知っているとはどういうことか? それは少なくとも脳内でイメージが伴うもので、もう少しだけ具体化すると、そのイメージをことばで表現できるか映像としてイメージでき…

断定的な言い切りに気をつけよう

間違ってることをしたら、『それは間違ってるよ』と教えてくれる人はありがたい存在だ。 一方で、特に間違ったことをしてるわけではないのに『こっちの方が良いよ』という人がいる、時には『その選択は間違ってるよ』とまで言い切る場合も少なくない。 良い…

たった一つの正解

継続することを良しとする話は多い。 諺だと『継続は力なり』のように。 あるいは、ギャンブル必勝の極意が『勝つまで続ければ最後は敵はいなくなり一人勝ちをおさめる』のように。 これらは、続けたいけどそれは簡単ではないという一方の真実があればこそ金…

やっぱり運は大事

動機に感情は欠かせない。 感情を抜きにしては動機は形成されない。 動機につながる感情は、知ることや想像するから生まれる。 ポジティブであろうとネガティブであろうと。 知ることや想像することは、体験を通してもしくは情報を介して行われる。 体験の一…

罪を憎んで人を憎まず

漫画家の訃報を巡ってさまざまな論の応酬が交わされている。 ほとんどがどの立場に肩入れするかというポジショントークの中で、『なるほど』と思える話があった。 Twitter上で展開されてる話で、中心に位置するツイートひとつのみ紹介するが前後に多数のツイ…