違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

恐怖やスリルはチャンスの顔をしている

一連のビッグモーターの事件とこれまた一連の闇バイトや詐欺事件の共通点が、上の立場の者への恐怖に対する服従によって起きているという点だ。 目的はそうではなかったはずなのに。 人間関係は希薄になる一方で、信頼や愛情は高嶺の花になる中で、普通だっ…

現代人は二次情報中毒

定義によると、 一次情報とはオリジナルで、直接経験したことや実験や取材によって得られたもの。 二次情報とは、経験から得られたものではなく、多くは一次情報に解釈を加えたもの。 とされる。 二次情報を得てそれに解釈を加えることは三次情報と思われが…

人は理想では動かない、損得で動くのだ

世界はEVに舵を切っている。 埋蔵量に不安はないが、原油の掘削コストはどんどん上昇するというコスパの悪さが化石燃料には露呈したからだと言われている。 原油は今後加速度的にコスパが悪くなるらしい。 産油国の危機感は大きいはず。 そういう背景があれ…

付加価値という亡霊

言語明瞭だが実際には意味不明なことばに付加価値がある。 日本だとバブル景気の頃から盛んに使われるようになったと記憶している。 従来のサービスや商品の単価を上げるために施す一工夫がそれに該当すると感じていた。 バブルが弾けた後は、価格が同じなら…

体験の質感

家電やデジタルデバイスの進化は著しいが、その進化は大きく二種類に分けられる。 一つはスペック、もう一つはデザイン。 どちらも処理能力や使い勝手に関係するので区別して捉えない人も多いだろう。 やってることは昔も今も大差ないとしても、体験としての…

X(エックス)vs Z(ゼット)

イーロン・マスクがTwitterのロゴをX(エックス)に変えたと話題になっている。 慣れ親しんだ青い鳥からXに変わることが話題になっていて、それ以外で何がどう変わるかはあまり伝わってこない。 そこで思ったことは、英語文化圏ではX(エックス)にどのよう…

人を主役にさせる大画面

ソフトバンクホークスが10連敗。 連敗が増え始めた頃は、藤本監督の陰気な顔のせいだと思ったが、さらに連敗が重なると、藤本監督の苦悩が憑依するような気がして、監督のせいではないのになと思うようになった。 最近テレビでスポーツを見ていると、以前に…

盲点や弱点を狙いたいなら

『創業から10年、国内最大のYouTuber事務所が危機にさらされている。』という内容の記事を見て思った話だがYouTubeを論じたいわけではない。 記事よりもコメントの方がおもしろいというのは遠慮なく思ったことを書けるからだろう。 内容が誹謗中傷になるとう…

何歳になっても偏差値に毒される日本人

日本の教育それも受験教育の現場に偏差値が持ち込まれたのは昭和32年(1957年)で、合理的な進路指導のためにある中学の一人の教師が導入。 偏差値は同僚教師とは共有されたが生徒へは伝えなかった、しかしその取り扱いに箝口令を敷いたわけではないので、『…

クライアントとクレーマー

依頼主をクライアントと呼ぶようになると特別感が出る。 依頼されればムチャでもそれを最大限に叶えようとする。 まったく弁護の余地がない、反省などまったくしてない犯罪者の言い分を主張しなければいけない弁護士はその代表格。 法には則ってるが、弱者を…

ボーッとするのも悪くない

2018年4月、番組開始と同時に順調に人気が出たチコちゃんの決めゼリフは、 「ボーっと生きてんじゃねーよ!」 いつの間にか人は、坐禅を組んで喝を入れられるように、 「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われることに快感を覚えるようになったのかもしれな…

多様化と画一化は表裏一体

現代の世の中を動かす大きな原動力は、お金。 お金への執着の始まりには、利益を上げるためのありとあらゆるコスト削減が無関係ではない。 コスト削減意識が金の流れを変え、金が全く回らない分野ができるようになった。 そういう分野は必要ないからというこ…

『今でしょ』vs『今じゃないでしょ』

今ではすっかりお茶の間の有名人になった林修先生だが、有名になったきっかけは、世間的には無名の一般人だった2010年の『いつやるの?』『今でしょう』の予備校のCMでの発言だ。 諺でもある『思い立ったが吉日』の言い換えという意味では特別なことは言って…

幸せのために必要なこと

何でも構わないが、たった一つの条件が満たされるだけで幸せになれることには何があるだろうか、と考えてみた。 多くの人が容易に想像できるお金は、さほど貢献しないことがさまざまな研究から分かっている、無さ過ぎるのは問題だが。 そういう意味では以下…

ブルーはどこにある

行きたい店が行列のできる店ならば、行列に並ばなければいけない。 ほとんどの場合並ぶ時間は掛かっても店に入ることができるが、自分の順番が回ってくる前にお目当ての商品が売り切れるということはある。 このように人気店あるいは人気商品を巡っては、客…

画質の良さとトレードオフしてるもの

豪雨被害を伝える映像を見ていると、映像の鮮明さや昔より大画面で見てるせいもあり、年々被害の規模が大きくなるような気がしてくる。 そんなことを思いながら思った話。 画家と写真家の会話にこんなものがある。 画家: 『写真は正確に被写体を一瞬で撮れ…

始まりはインターフェイスから

デジタルの時代になるとデバイスの使いこなしにインターフェイスが大きく関係するようになった。 インターフェイスとは異なるものを接続することで、デジタルデバイスの場合は端子や端子の形状を意味する。 端子には共通性が求められるので共通の規格が設け…

きゅうりは夏野菜

春に庭の片隅に作ってる家庭菜園に植えた二株のきゅうりの苗が、結構な数のきゅうりを、それも結構大きなサイズで次から次に実らせている。 最初は少しばかり嬉しい誤算だったが、きゅうりの食べ方のバリエーションをあまり知らないので少しばかり困った課題…

夏が来た

日本には季節を表現することばが多い。 季語や二十四節気など。 二十四節気は中国由来という意味では、日本のというよりも東洋的なものと言えるかもしれない。 改めて季節とはと考えると、太陽との関係性で起きてる現象だと分かる。 太陽も地球も天体として…

個人情報の思い出

個人情報保護法が施行されたのは2005年(平成17年)から。 それ以前から個人情報は取り扱いを慎重にと言われるようになっていた。 個人情報といっても、それが住所、氏名、年齢(生年月日)などならば個人情報だという自覚は20世紀には薄かった。 現代では、…

人間にしかできない『晩節を汚す』という生き方

先日オーシャンズという映画を見た。 今となっては古い映画かもしれないが新鮮だった。 きれいな映像で海の中の生態系を捉えた映画。 この映画の特徴は映像以外に、状況の説明や解説が少ないという点があげられる。 レビューを見ると、説明や解説が少ないこ…

情報は足跡

情報に求められる価値には大きく二つある。 一つは、それが真実だという情報で、もう一つは、その情報はおもしろいかだ。 もっとも、情報を哲学的に捉えるならば、そもそもこの世に真実など存在するのかというテーマすらいまだに生きているし、おもしろいと…

スマホが全てという人が虚業に狙われている

詐欺をまともなビジネスだと思う人はいないだろう。 そのことが落とし穴を生んでいる。 詐欺はまともなビジネスではないという思い込みは、詐欺の被害者をお客様という観点では捉えない。 ビジネスの基本は、『あなたに寄り添ってますよ』とお客に思わせるこ…

登場人物は全員おかしい

女優とシェフの不倫に女優の夫が絡み三つ巴の闘争が起きている。 当初は一方的な被害者に思われていた女優の夫にもツッコミどころが満載だからだ。 三つ巴と書いたが実際には二対一、一は女優の夫。 昭和だったらともかく現代では男女の恋愛(あくまでも恋愛…

武器は自分一人だけこっそり隠し持て

れいわ新選組の山本太郎さんが日常的に特殊警棒を持ち歩いていると話題になっていた。 そのことの是非を話題にする人が多く、その多くは感情論と法解釈論で展開されている。 もちろん山本太郎さんが特殊警棒を持ち歩く理由は護身用としてだ。 今日の話題は護…