最初に覚えたことに振り回されることは多い。
最初に覚えたこと、あるいは最初に目覚めた価値観はなかなか変えられない。
世代間ギャップは最初に覚えたことの違いから起きる、かもしれない。
覚えたことが影響することの違いは男女にもあると言われる。
男のフォルダー保存に対して女の上書き保存などと。
フォルダー保存しがちな人は最初の頃の記憶に縛られがちだろう、自覚がなくても。
一方、上書き保存ができる人は最初の頃のことは記憶していてもそれに縛られにくい。
新しい価値観に瞬時に対応できるのはきっと上書き保存派の人だろう。
新しい価値観が生まれることはパラダイムシフトとも呼ばれる。
Wikipediaではパラダイムシフトを次のように定義している。
パラダイムシフト(英語: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが、革命的に、もしくは劇的に変化すること。
パラダイムシフトとは個人や少数派ではなく、その価値観が多数派になることで、あるいは多数派に近づく勢いを見せることで共通認識になるが、パラダイムシフトが起きる時には付いて行けない人が出る。
趣味嗜好の分野における喫煙飲酒なども20世紀と21世紀ではパラダイムシフトに晒されてる分野だ。
政治経済社会保障や健康の分野でも不平不満や心配が渦巻いているが、こういう分野でもパラダイムシフトが水面下では起きている、まだまだパラダイムシフト未満かもしれないが。
決して条件的に恵まれてるとは言えなくても、持ってる価値観をシフトさせられるだけで幸せになれるという人が多くいる一方で、旧来の価値観から抜け出せず、本当は恵まれてる立場なのに不平不満や嘆きしかない人もまた多い。
そして不平不満以上に厄介な感情が怒りだ。
ここでいう怒りは理不尽を受けた場合に感じる怒りではない、単なる不平不満の延長線上にある怒りでムカつくと表現する方が伝わりやすいかもしれない。
パラダイムシフトが起きかけてる現場でそのシフトする価値観に付いて行けないあるいは適応できない人は最初は不平不満から始まるが徐々に明確な怒りに変貌する。
怒りやムカつきはパラダイムの固定化が引き起こす場合が多い。
そんな状態から抜け出したければパラダイムシフトしかない。