違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

市場があるから商品が活きる

営業を経験したことがある人だったら「弊社の商品は・・・。」などと喋ったり、逆の立場で他者の営業を受けたりしたことがあるだろう。

 

わたしもあるが、この「弊社の商品」という呼び方、弊社の部分は我が社でも当社でも同様だが、何度使っても聞いても違和感を感じる。

 

これまでで最も違和感を感じたのは、銀行マンが「弊社の商品は・・・」と言いながら、バッグから資料を取り出し、金利が表示されてるパンフレットを取り出したりする時だ。

 

しかし、営業先のお客とざっくばらんな関係が築けてる場合に、つい口から出る「うちの商品は・・・」と言うような場合は、違和感は感じない。

 

こんなことに違和感を感じたりするのは、自分だけなのだろうかなどと”商品”ということばを考えていて思ったことを書いてみたい。

 

モノやサービスだけでなく「人」も商品になる。(犯罪は意味するもではない)

 

この場合、商品は人材とも言い換え可能になるが、モノやサービスとの違いはその人でなくてはいけないという”代替不可”感がありそうな気がする。

 

だから指名という制度があったりする。

 

買う客の側では商品とは全く思ってないが、売る側では商品以外の何者でもないのが芸能人だ。

 

特に大手事務所に所属してる芸能人ほど商品色が強いだろう。

 

普通、商品が問題を起こす場合のほとんどが客からのクレームだろうが、人が商品の場合、商品も自らクレームを発する。

 

昨年以来のsmapの解散騒動は、商品が起こしたクレームだ。

 

また芸能界では、タレントを管理するマネージャーとタレントの恋愛関係の発覚がしばしば話題になるが、このような場合「商品に手を付けた」ということでマネージャーに非難が集まるし、最終的には事務所のマネージメントが問われる。

 

芸能界では、恋愛はスキャンダルと扱われる、それ自体は悪いことではないのに。

 

それは芸能界のビジネス的儲けが、ごく一部を除くと、客であるファンとの疑似恋愛の上に成立してるからだろう。

 

 

smapの解散の問題は、今回一応の決着を見せた。

 

SMAPメンバー3人の退社が正式決定。中居正広が残留を選択した意図とは

ついにSMAPメンバー3人、稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾のジャニーズ事務所の退社が正式に発表された。昨年は退社が濃厚と報道されていた中居正広は残留を選択している。

 

 

中居が残留する理由について、ジャニーズ事務所と交渉し「自分は残るから3人を好きにさせてほしい」と懇願したと言われている。ジャニーズ事務所の中でも稼ぎ頭の中居の利益を提供し続ける代わりに芸能界において圧力をかけないようにしてもらうための取引だったのだろうか。

3人が独立して芸能活動を再開した場合、中居がジャニーズ事務所にいるからこそ、その圧力をやめさせることができる。「3人を守る盾」になることを決意したものと見られている。

 

 

日本の商品は、自動車を始め電化製品も故障しないことで定評があるが、これは過度にクレーム対策をした結果であると言われる。

 

そうなった理由は、日本人が世界で最もクレームを発するからだろう。

 

日本の商品は、日本人が鍛えたのだ。

 

しかし、日本人のクレームは少し特徴があるようだ。

 

欧米のクレームと日本のクレームの違いwww日本人どんだけ民度低いんだwwww

クレームの話は実に興味深かった。欧米のクレームは主義主張や原理原則など、「論理」に基づいているが、日本のクレームは「不快」であることが基準になっていると。それを簡単に受け入れるのが問題だと思う。

 

 

不快であることがクレームとして通用する日本を基準にすると、海外メーカーはどう映るのだろうか。

 

こんな海外メーカーは避けた方が無難と言う10のポイント

すぐに問題無いと言う海外メーカー

クレームが0の海外メーカー

やたらと見せてくれない海外メーカー

取引先と長続きしていない海外メーカー

財務体質が悪い海外メーカー

マーケット情報をあまり知らない海外メーカー

現地での評判が悪い海外メーカー

上司が出て来ない海外メーカー

日本語だけが上手い海外メーカー

すぐに「友達だから・・・」と言う海外メーカー

 

 

 

人が商品の世界では、事務所がメーカーになるのだろうか。

 

だとすれば、クレームは事務所に入り、事務所が対応することになる。

 

人の問題は、本人に帰属するとつい思ってしまうから、芸能人にクレームが発生した場合、その芸能人個人の問題だと感じがちだが、芸能ビジネスの現場では全て事務所が対応することになるはずだ。

 

だから事務所が力を持つのは当然だし、人が商品の現場では、その人も力を持つのでコントロールが効かないことも起きるだろう。

 

 

小出恵介の所属事務所「アミューズ」株価が急落

同事務所から小出の処分について発表された午後2時すぎから、株価が下がるという現象がみられた。

 

 

上記のように芸能事務所が逃げずに全てを受け入れるから、芸能市場はうまく機能する、そのことを関係者が皆理解してるから成立する世界だろう。

 

これまでただ胡散臭いだけに思えていた芸能事務所だが、一般企業と同じだし、むしろ一般企業より厳しいルールが適用されてるかもしれないと感じるようになった。

 

ところで、中居正広がジャニーズ事務所に残留してまで守ろうとしている3人はどうなるのだろうか。

 

芸能人が、事務所を離れるということは、市場を失くすということだ。

 

次は中身は同じでも、名前はいっしょでも、別ブランドの商品となる。

 

商品の魅力で売れてたのか、事務所(メーカー)のフォローで売れていたのかがはっきりするだろう。

 

 

元シブがき隊の布川吐露、今も3人そろうことはない

布川は「大きな事務所にいればタレントとしては安心感はありますよね。(退所すると)自分の責任が必要になったり、マネジャーさんと相談してセルフプロデュースみたいなこともしなきゃいけないし、その辺は大変といえば大変ですし、気楽といえば気楽」と語った。

 

 

売れてる時には、もっと高く売って欲しいと望む。

 

高くするためには、付加価値という飾りが必要になる。

 

 

一方、安いものには理由(ワケ)がある、だから理由(reason)があるものはお買い得なもので、リーズナブル(reasonableと言われる。

 

「お買い得」のメカニズム

 

モノの価値は相対的にしか認識できない

何が言いたいのかというと、ようするに人間はほとんどの場合、モノやサービスの価値を相対的に認識しているということだ。あるものに価値を認識し、その代価として何がしかのおカネを払う。購買とはそういうことだ。

 

この購買の意思決定プロセスで、顧客が対象について「絶対的な価値」を把握するということはほとんどない。必ず何らかの比較対象、すなわち「準拠点」を(半ば無意識のうちに)設定し、それと比べて高いとか安いとか得だとか損だとか判断し、選択し、購買の意思決定をしているのである。

 

 

 

真偽の程はともかくこんな話が出てきた。

 

 

ジャニーズ退所の稲垣、草なぎ、香取が中国進出へ

 

 

 

市場があるから商品が活きる。