朝、TBS系列の番組「サタデープラス」を見ていると、マイクロドローンの面白さを伝えていた。
思ってる以上にマイクロドローンが面白かったので、それを話題にしたい。
ドローンの面白さは、現在2種類あると言われている。
一つは、操縦の面白さであり、もう一つは、撮影される画像や動画の面白さで、この二つは密接な関係にあると言える。
ドローンを活用した映像というと、俯瞰で撮った大パノラマなど、少し前までだったらヘリコプターを使わなければ不可能な映像だと思いがちになるので、風に負けずに高度を維持するためには大型のドローン以外は、役に立たないと思ってしまう。
と言うか、私はそう思っていた。
番組で近畿大学のPVを紹介していた、これだ。
(完全版)近畿大学 アカデミックシアター(天気予報フィラー)第4弾 マイクロドローンならではの驚きの映像
全編ワンカットで編集無し。
狭い所を通り抜け、人スレスレのところを通り、前後左右縦横無尽に動くマイクロドローンが撮る映像には、不思議な躍動感があり、とても活き活きとしている。
何気ないシチュエーションが、人を魅了することがあるが、マイクロドローンで撮ると、そういうことが身近に演出できそうな気がする。
この近畿大学のPVを撮影した方は、増田勝彦さんと言い、マイクロドローン操縦士の第一人者だ。
増田さんは、ドローンを見ながら操縦するのではなく、ヘッドマウントディスプレイを被り、そこにドローンが撮影している映像を投影させながら操縦している、つまりクルマの運転をするようにドローンを操縦するのだ。
この操縦には、熟練の技が要求されるのは当然だが、ここをハードルに感じる必要はないと思う。
画期的なのは、高度が低かったり、室内での撮影はショボいと思っていたが、そんな世界にも宇宙があることを教えてくれたことだ。
テレビの中で増田さんは、機材の費用として5万円位から始められると言っていた、この費用の中にヘッドマウントディスプレイが含まれているかはよくわからないが、手の届かない世界ではなさそうだ。
マイクロドローンの撮影は、バッテリーの容量が小さいので1回あたり2〜3分が一般的らしい。
検索すると、増田勝彦さんのマイクロドローンを使った撮影法が注目を浴び始めたのは今年の4月で、その時のメーキングビデオがこれだ。
J☆Dee'Z 『未来飛行』Music Video Making
とてもおもしろそうなマイクロドローンの世界だが、最後に注意点を。
マイクロドローンとは、一般的には重量200g未満のモノを指すが、これはこのサイズだと規制の対象外になるからだ。
しかし、なんでもアリとは考えない方が良い。
【注意喚起】200g未満のドローンにも規制がある?!適用される規制まとめ【捕まるよ】
「200g未満のドローンだから飛ばし放題!」なんて思ってドローンを飛ばしていたら違法になってしまうかもしれません。
法律を犯してしまうと「知らなかった」では済まされないので、200g以下のドローンにも適応される法律や条例を頭に入れて、ドローンの規制についてしっかりと理解を深めていきましょう!
少なくとも、周りに撮影に無関係な人がいないことは重要だろう。
子供のおもちゃのように思っていたマイクロドローンだが、立派な大人のおもちゃとして使えそうだ!
もちろん、そっちの意味ではない。
追記
ヘッドマウントディスプレイでマイクロドローンの映像を見ながら操縦するためにはアマチュア無線4級と映像送信器の承認が必要になるようです。