違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

台風19号の想定外!

危機管理やリスクマネージメントは、全方位にアンテナを張り巡らせて、あらゆる危機やリスクを想定した上で、優先順位を付けたり、やれることに限定することで実際に対応することになるのだろうが、今回の台風19号では先入観で想定外が発生していたように感じられる。

 

台風19号は、当初から中心気圧の低さや最大瞬間風速の速さが強調されていたことと、千葉に大被害を与えた台風15号や昨年大阪で猛威を振るった台風21号のような風による被害が増えるであろうと予測する人が多かったのではないだろうか?

 

わたしも風台風になるという先入観を持っていた。

 

 

しかし、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨台風であろうと風台風であろうと人間の力で立ち向かえる相手ではないと言う意味では大した違いはなかったのかもしれない。

 

しかし、人間の手に負えることに関して先入観のせいで折角のアンテナがたった二つの選択肢ですらカバー出来なかったとしたら、そもそもの危機管理やリスクマネージメントは不完全な対応に終わってしまう。

 

 

逆に言うと、首都圏の方々(台風15号で被害を受けた千葉県や神奈川県を除く)は風台風の恐ろしさを充分に理解したとは言えないかもしれない。

 

想定外は、知識や経験の隙間に入り込んで来る。

 

危機管理やリスクマネージメントは、臆病なくらいがちょうど良いのだろう。