こんな事はないだろうか?
「ああ、そう言えばどこかで誰かが言っていたような気がするが、アレなんだったっけ?」
台風19号が引き起こした水害をテレビなどの報道で映像として見てる時に久しぶりに「ああ、言いたいことがあるような気がするが、俺何が言いたいんだっけ?」という気持ちになっていた。
そして今日になってやっと思い出せたのが次のこと。
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オランダ人ヨハニス・デ・レーケは、1873年に明治政府の内務省土木局に招かれ、河川や港の改修を技術指導した。
ヨーロッパの川を見慣れていたデ・レーケは、日本の川を見て「これは、滝だ!」と驚いたらしい。
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しかも自分でブログに書いていたのに、思い出すまでにずいぶん時間が掛かってしまった。
「日本の川は滝」と表現するかどうかはともかく、そう感じてる人が世間にどのくらいいるかを検索してみた。
次の方のツイートは興味深いことを教えてくれている、リプ(=連ツイ)も見てほしい。
台風は都心通ったのになんで長野、栃木、宮城でこんなに水害が...って不思議だったけど、河床勾配か。
— R (@RS_fragment) October 13, 2019
テレビに映ったギリギリ氾濫してない八王子の浅川は 1/100〜1/230https://t.co/ImSoa3eM21
浸水した武蔵小杉は多摩川、川崎付近は1/230〜
川の角度が緩い土地が軒並み洪水になった。
ちょっと難しく書いてあるが簡単に言うと、
勾配のきつい河川が作りだした沖積平野に人口の集中する国。水害との共存は避けられない。
— cuttingedge (雑務家) (@cuttingedgevvv) October 14, 2019
宮城県大崎市④元鹿島台町議の本館弘さんの案内で、山王江排水機場。指差す方向が上流で、後ろは一級河川鳴瀬川。勾配がなく水の流れ悪い。1000戸が水害にあう。排水能力が低いとのこと。その上流部にも回り、ここに水路を一本あれば、と言われました。 pic.twitter.com/3tsBVXzoTl
— 高橋千鶴子 (@chiduko916) October 14, 2019
上流の急勾配を駆け抜けた水が中流から下流にかけての勾配が緩やかな地形に流れ込み、地形が許容する排水能力を超えた時に水害が起きているのだが、流速が速いので津波のような破壊力が生まれてしまうし、流速があるので土砂を含めてあらゆるものを削りながら巻き上げて襲ってくることになる。
そして、現代人には令和時代の出来事に思える台風19号がもたらした水害は地球温暖化の深刻さだと理解されてるようだが、実は歴史に翻弄された結果でもあるようだ。
河川勾配が緩やかな銚子方面に流した事により千葉茨城はその後長く水害に苦しめられたし、明治になって利根川東遷が促進されたのは足尾銅山の鉱毒を東京に流さないためでもあった。「中央の都合を押しつけられる地方」の歴史的構図も忘れないで。 https://t.co/pmHrmDLq5F
— USO9000 (@USO9000) October 14, 2019
いずれにしても日本で生きる限り、このような地理的、歴史的な宿命を背負って生きるしかない。