違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

嘘 VS 虚偽

森友学園問題は、籠池理事長を国会に証人喚問するまでに至った。

 

何を言い出すかわからないキャラクターの籠池氏を証人喚問した理由は、どうやらあの手この手で偽証罪を適用するためだったようだ。

 

偽証罪が適用できれば、籠池氏側の主張は全部ひっくるめて嘘だったとしたかったのだろう。

 

 

 

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017032301356&g=soc

「森友学園」の籠池泰典氏の証人喚問では、与党議員を中心に証言の信ぴょう性を追及する場面が目立ったが、検察幹部は「現時点で偽証罪に問うのは難しい」と慎重だ。識者は「与党側は『籠池氏の発言は信用できない』と印象付ける狙いだったかもしれないが失敗だった」と指摘する。

 

証人喚問を利用した偽証罪作戦は失敗したようだ。

 

 

 

今回の証人喚問が過去の喚問と違うのは、タイムラインで履歴が残ることのおそろしさを知らしめたことだろう。

 

時系列で情報と発言や行動がつながるので一目瞭然だ。

 

時系列で事態の推移を見ると、関係者の気持ちの推移も見えてくる。

 

そもそも私が森友学園問題を認識したのは下記の振込用紙の画像を見たことがきっかけ。

 

日付は覚えてないが、twitter上でだ、違和感はあったが、さもありなん感もあった。

 

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画像出典:日刊ゲンダイ 2017年2月15日

 

 

その後急速に問題化していったので、この振込用紙の画像が問題を顕在化させたと言っていいだろう。

 

では、顕在化する前の潜在状態はどうだったのかというと、この件を時系列でまとめてるサイトを見ながら紐解くと、

 

森友学園問題発端となった最初の報道は?きっかけや始まりはいつから?

森友学園問題の発端となったのはズバリ2017年2月9日の朝日新聞の報道です。

それによると、

  • 2010年に近畿財務局が「森友学園の隣にある同じ位の広さの国有地(9492㎡)」「約14億2300万円」で豊中市に売却
  • 2013年6~9月に近畿財務局が今度は「森友学園建設予定地となった国有地(8770㎡)」の売却先を公募で探す
  • 2016年6月に森友学園がその土地購入決定
  • しかし実はこの時点では、森友学園の購入額は不明であった(国有地の売却は原則公表されるはずなのに、なぜか資料は黒塗りで非公表)
  • 森友学園に何か違反があった場合、国が「1億3400万円」で買い戻す特約が付いていた
  • 通常は「この特約の金額=売却額」なので、森友学園はこの土地を「約1億3400万」で購入と推測→籠池理事長も認める

 

 

この問題を追求していたのは、豊中市議会の木村真議員。

 

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木村真とともに豊中を変える会

 

木村議員が、追求を始めたのは2016年9月

 

木村議員が動かなければ何もわからなかったかもしれない。

 

 

昭恵夫人が最初に絡んだのが2012年9月

籠池氏は安倍首相が首相就任以前の2012年に「安倍晋三記念小学校」としたいと昭恵夫人を通じて安倍首相に打診したという。籠池氏は当初、この申し出は了承されたものの、その後首相に就任した事を理由に辞退したいと伝えられたと説明した。

 

2014年4月

首相夫人が塚本幼稚園を視察、涙を流す、理事長が「安倍晋三記念小学校」と発言。この頃から「安倍晋三記念小学校」と記した寄附金用紙が配られ始める。

 

2015年9月5日

安倍昭恵氏(総理夫人)が幼稚園を訪問し、午前午後の2回に渡って講演する、名誉校長に就任(1秒で即断)。

講演会で「籠池先生から安倍晋三記念小學院にしたいと言って頂いたが、名前を付けるとしても総理を辞めてからにして欲しい」と発言。

政府職員も同行していた。

夫人が「主人(=安倍晋三内閣総理大臣)からです」と籠池理事長へ100万円を寄付

 

 

2015年9月7日

5日に受け取った寄附金100万円を、淀川新北野郵便局から振込処理

 

参考引用したサイトは、

https://www65.atwiki.jp/abesho/sp/pages/13.html

http://ameblo.jp/et-eo/entry-12252576620.html

http://yodokikaku.sakura.ne.jp/?p=15342

http://www.news24.jp/articles/2017/03/23/04357184.html

 

おまけにこんなことも出てくるし。

 

 

 

「私」を生きる

「私」を生きる

 

この本が出版されたのは2015年11月。

 

寄付した直後に出版されてるのがおもしろい!

 

 

歴史を振り返ると、雄弁な既得権益者であるノイジーマイノリティが、サイレントマジョリティを支配するのが世の常だった。

 

トランプ大統領誕生やBREXITは、サイレントマジョリティがノイジーマイノリティにNoを突きつけた革命だったとすれば、新時代の革命は血を流すものではないかもしれない。

 

この森友学園問題が日本や日本人にどう影響するかは見ものだろう。

 

もし変わらない場合、変われない国「日本」で生きるという新たな覚悟をする必要がある。

 

大好きなロシアのことわざがある。

 

 

起こることは避けられないこと。

Чему быть, того не миновать.

起こるべきことは起こる。必然的にそうなるようなことは、どうやっても回避不可能。

https://ja.wikiquote.org/wiki/ロシアの諺