ドラマ「陸王」で有名になった『ミッドフット着地』という単語。
これは、走るというのは小さなジャンプの繰り返しになるのだが、ジャンプした足をどう着地させるかという場合の一つの方法で、荷重が足の裏全面に分散するような着地を指している。
ランニングの着地のことを英語では”strike(ストライク)”と言う、”land”かなと思っていたが違った。
調べてみると、strikeには「軽くこする(触れる)」というニュアンスがあるらしい。
他に、つま先から着地する方法や、かかとから着地する方法がある。
速く走りたい場合には、つま先>ミッドフット>かかと となるらしい。
速さで劣るにも関わらず”かかと着地”が存在するのは、靴の違いで結果が大きく違うからだ。
結果、靴のソールの性能に依存するようになり、今年の箱根駅伝でナイキのシューズが話題になったような靴ドーピングに繋がりやすい。
今回こんな出だしで話を始めたのは、『かかと』をテーマにしたかったから。
きっかけは、今朝のNHKのBSで見た岩合光昭の世界ネコ歩きmini「前足出して」「ネコのかかと?」だ。
ネコの”かかと”とはどこか実は知らなかったということがわかった。
歩いたり走ったりしてるしてる時、地面に触れてるのはつま先なのだ。
ネコのかかとの正解はC。
Aはつま先で、ABC全部足の裏。
じゃあ、このかかとどんなときに使うのか?
座ってる時。
画像引用は下記サイトから
http://www.mensnavigation.com/nekozekokuhukumatigatteirutadasiisisei/
この写真のようにのんびりしてるときもかかとを使うが、ネコらしいのはジャンプしようとする時だ。
画像引用は下記サイトから
https://www.min-petlife.com/24253
かかとを意識すると必ずつま先とセットになることに気付く。
ネコと人間を比べてもあまり意味がないかもしれないが、ネコの足使いのような動きをする人達がいる。
バレリーナと言われる人達だ。
バレリーナの画像は下記サイトより引用
https://blogs.yahoo.co.jp/dk51821/39995809.html
驚異的な身体能力を持つバレリーナだが、それ故の固有の悩みを抱える人も多いようだ。
ネコやバレリーナの動きを真似しろという話ではなく、その動きには参考になるものが多い。
その要は、①強靭な筋力に裏付けられた身体能力と②軽い体重だ。
この2つが超高いレベルで両立すると一流バレリーナになれる。
我々が目指すのは、かかとを上げた(=つま先立ち)の動きが辛くない程度の体に仕立て上げ、それを維持する程度はできたほうが良いだろうと言うことだ。
「かかとを上げる」で検索すると、たくさん出てくる。
ダイエットや美容を意識した場合に有効であることが伺える。
現代社会で普通のつもりで生活してると、歩く以上にかかとを上げる機会は本当に減っている。
歩幅が小さければ、かかとを全く上げてないかもしれない。
街に出ていろいろな人の歩き方を見てると気付くが、かかとが上がらない人は老若男女問わず、姿勢が悪く元気がなさそうで、そんな人が本当に多い。
早足で歩くことを意識してる人も多いが、そのせいで”すり足”のような動きになってる人もよく目にする。
すり足でも剣道のような動きの場合は、かかとは上がっている。
道具もいらずどこでもできるかかとを上げるという動作は、習慣にして損はないだろう。