違う見方

これから時代はどう変化するのかを時事ネタを交えて考察。考える際のヒント。気付くためのヒント。

<インターネット>の次に来るもの(1)

 

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

 

 

 

 

この本は、12のキーワードに基づき構成されている。

 

それぞれのキーワードについて、書いてあることを踏まえ、私が感じたことを書いてみたい。

 

 

      1. BECOMING なっていく

 

 

「なっていく」ことやモノを予測することはできない。

 

次に来るのはネットワークの革命だと言われている頃、メディア業界の多くは、そして当時の専門家ですらインターネットやウェブを、それなりに機能しているテレビのことだとしか表現できなかった。

 

最前線で頑張るITエンジニア達も、何が出来上がるのか分からずに悪戦苦闘していた。

 

結果として出来上がるものは、正に“なっていく“ものとなる。

 

世間の多くの人がインターネットを認識したのはWindows 95がリリースされた1995年だが、”なっていく“ための変化はその10年前から始まっているのだ。

 

”なっていく“変化には、法律やルールも含まれてくる。

 

これらも予め想定できるものではなく、事後的に対処されていく。

 

21世紀は、登場するデバイスの多様さに対応することから始まり、やがて関心はデバイス上で動くアプリにシフトしていった。

 

そして、今はアプリ上での”コンテンツ“に関心が移っていると言われている。

 

”なっていく“変化は、これからも次から次へと起きるのだろう。

 

これらは、振り返るからわかることで、ジョブズのこの言葉を実感する。

 

先を読んで点と点をつなぐことはできません。

後からふり返って初めてできるわけです。

したがってあなたたちは、

点と点が将来どこかでつながると

信じなければなりません。

自分の勇気、運命、人生、カルマ、

何でもいいから、信じてください。

点がやがてつながると信じることで、

たとえそれが皆の通る道からはずれても、

自分の心に従う自信が生まれます。

これが大きなちがいをもたらしてくれるのです。

 

 

 

 

      1. COGNIFyING 認知化する

 

あらゆるものをインターネットに接続できるようにする事を、IoT(internet of things)と呼ぶが、これは現場に設置されてるセンサーの情報を遠隔で読み取る事だが、このセンサーにAI(人工知能)を組み込む方向に進み出している。

 

昨年後半にリリースされたAIスピーカーのようなものだ。

 

AIスピーカーは、AI感が満載だが、地味にAIを搭載してるのがカメラだ。

 

オート設定で誰でもキレイな写真が簡単に撮れるのはAIのおかげ。

 

顔認証なんて言うのはAIがあるからできることだし、監視カメラとの相性は抜群だろう。

 

AIが搭載されることは、センサーが学習できることを意味する。

 

この分野は、まだ始まったばかりだ。

 

これから、おまけでAI付いてますと言う商品が多数出るだろう。

 

 

 

 

      1. fLOWING 流れていく

 

大事に所有するという気持ちが薄らいでいる。

 

この気持ちの変化が、ストックすることの価値を弱めた、必要なものは自分が所有するのではなく、社会にストックされていれば良いとなる。

 

必要になったら、その時に使い方を選択すれば良いという気持ちで構えるようになると、昔だったら欲しいと感じた多くのものが実は無くても構わないことに気付く。

 

社会にストックされてれば構わないモノの特徴は、コピーできるものであり、コピーで構わないモノ。

 

コピーできるものとは、複製はもちろん、大量生産されるもの全般に当てはまる。

 

コピーできるものは、シェアの対象になり、“fLOWING 流れていく”モノとなる。

 

その反対に位置するものは、一つの例として“信用、ブランド”があげられてるが、これから定義が増えていくだろう。

 

“fLOWING 流れていく”モノの多くは無料になるが、課金対象になる場合の特徴が八つあげられている。

 

説明の必要がない特徴と説明が必要な特徴があるので、本に記載されてる順番と変えて表記すると、

 

・即時性

 

・パーソナライズ

 

・信頼性

 

・支援者(応援したい気持ちをお金で表現)

 

以下は説明がないとわかりづらいが、私なりの意見も含めている。

 

・解釈

ソフトウェアはタダだが、そのマニュアルは有料のような場合。

似てるもので昔からあるのが、法律はタダだが、法律を活用しようとすると全て有料で手続きすら無料にはならないというものだ。

 

 

・アクセス可能性

使い勝手の良さが大事な場合、無料の素材を楽しむためであっても費用を惜しまないことが例としてあげられていて、身近なものにクラウド活用などがある。

 

 

・実体化 

映画を映画館で見るような場合、講演会を直接見に行く場合、スポーツを競技場に見に行く場合など、情報にプラスして臨場感を評価できれば、そこは一期一会の場になる。

 

あるいはオフラインミーティングのように、直接会いたくなったりすることも。

 

 

 

・発見可能性

あまりにも膨大な商品やコンテンツの中から、お金を払ってでも見たい、聞きたい、知りたい、欲しい、と思えるのは、ユーザーのレビューのおかげだったりする、アマゾンが強いのはユーザーの豊富なレビューのおかげと言って良いかもしれない。

 

 

“fLOWING 流れていく”ようになることで、“名詞”が“動詞”に変化するようになる。

 

流れて行くものには、四つのプロセスがある。

 

 

固定的/希少

  ↓

無料/どこにでもある

  ↓

流動的/共有される

  ↓

オープン/なっていく

 

 

音楽や映像を含めたメディアの世界が、他の業界に比べて一足早く“fLOWING 流れていく”な状況に晒されたことになるが、この本に書かれた方向に世の中が進むならば、これからもっともっと大きな変化がさまざまな業界や分野に訪れるのだろう。

 

 

それにしても読みづらい本で、書いてあることは全く難しくないが、集中力が持続しない。

 

だけど、やっぱりおもしろいことが書いてある。

 

今日は12のキーワードのうち3つについてで、続きは改めて。

 

今起きている変化をビジネス的に解説してるものの多くは、ピント外れかもしれない。

 

例えば、Amazonの快進撃がもし本当にユーザーのレビューにあるとすれば、対立関係にあるのはリアル店舗の店員の質になるだろう。

 

どの位商品知識があるのか、その知識は商品を使いこなせるレベルなのか?

 

知識と経験が必要だが、それを上手に伝える表現力とコミュニケーション力も要求される。

 

売り場に立つのが素人同然では太刀打ち出来ないのは当然だろう。

 

しかし、"Amazon VS リアル店舗"は、コスト面ばかりが取り上げられる。

 

少しピントがずれているかもしれない。

 

こうやって考えると、テレビの通販番組は実に痒いところに手が届いているといえる。

 

"ジャパネットたかた"などもそうだ、自ら商品について知識を高めたユーザーが欲しくなる商品ではなくても、説明がわかりやすいと魅力的に見えてくる。

 

型遅れの商品であっても、使い勝手がイメージできればユーザーには何も問題はない。

 

変化のどこに焦点を当てるかで、世の中は全然違って見えてくる。