違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

『一発屋』に感じる起承転結!

四字熟語の『栄枯盛衰』や『盛者必衰』は、一発屋芸人を思い出させる。

 

何もヒントがない状態だと、どんな人達がいたか、なかなか思い出せないので、このサイトを参考にしてみた。

 

【懐かしい!?】今まで誕生して消えていった一発屋芸人・一世風靡した有名人・歌手・動物たちのまとめ

 

 

このサイトは、一度は有名になった人達をジャンルを広めにカバーして載せていて、年代順に載っているので思い出すことも多くておもしろい。

 

載っている人々の半分くらいが全く知らないということは、私の守備範囲の狭さを物語っているのか、あるいは一人の人間の守備範囲なんてその程度なのかと少し疑問を感じたりもする。

 

人気の推移が検索に現れるとおもしろいので、Google Trendsが使える2004年以降に消えた有名人で遊んでみた。

 

 

2007年の一発屋に、『デューク更家』というのがあった。

 

まさに一世を風靡していたと思い出す。

 

ウオーキングで多くの人を魅了したのだが、この辺が現在高まっている健康意識や肉体美を意識するキッカケになり、日常生活や日常行動を意識するようになったようにも感じる。

 

Google Trendsでみると、

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上記のサイトには2007年の一発屋として載っていたが、実際のピークは2004年であることが分かる。

 

ちなみに、デューク更家さんのHPによると、2003年にウオーキングの本を4冊出版し、2004年には5冊出している。

 

ウオーキングと言うと"1日1万歩"と頭に浮かぶが、デューク更家さんは、正しい歩き方を身につければ"1日300歩"で大丈夫を売りにしていた。

 

デューク更家さんのHPのTOPにある"ウオーキングへの想い"は、読む価値がある。

 

 

一発屋の中には、こういうものもあった。

 

2013年頃〜2016年あたりまでが人気絶頂として紹介されているのが"ふなっしー"だ。

 

これまた、一時期テレビでは見ない日が無いくらいだったことを思い出す。

 

Google Trendsで見ると、

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2013年の春から世間に認知されたことが分かる。

 

ふなっしーと言えば"ゆるキャラ"なのだが、どちらが先だったのだろうか?

 

"ゆるキャラ"を加えて比較すると、

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"ゆるキャラ"の方が先に誕生していたことがわかる。

 

Wikipediaによると、"ゆるキャラ"ということばが生まれたのは2004年で、みうらじゅん氏が命名者で、扶桑社とともに商標登録しているが、これは無関係な第三者に取られてしまって自由に使えなくなることを防ぐためだった、とされている。

 

ふなっしーは、かわいいことで人気が出たが、しゃべるゆるキャラとして"中の人は誰か?"が話題になっていた。

 

そんなふなっしーの疑問に答えてくれているのがこのサイト。

 

ふなっしー人気の下降と、ゆるキャラ人気の下降は、リンクしてるように見える。

 

ここにも、栄枯盛衰や盛者必衰の香りが漂うような気がする。

 

一発屋と言われる方の中には、不謹慎な言い方だが、死をもって最後の花火を打ち上げることがある。

 

2013年10月5日に交通事故で亡くなった"桜塚やっくん"。

 

事故前の2013年9月末までのGoogle Trendsを見ると、

 

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亡くなる前の2年半は大きな話題になることがなかったことがわかる。

 

では死亡日を含み期間限定しないとどうなるか、

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これが、どれだけ凄かったのかを"ふなっしー"を加えて比較すると、

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全盛期のふなっしーも全く敵わないことが分かる。

 

一発屋に感じる、栄枯盛衰や盛者必衰をGoogle Trendsで感じることができるかという遊びをやってみたが、やってみて感じたことは、栄枯盛衰や盛者必衰というよりも、人の数だけ生き方の起承転結があるのではないかということだった。