ここで言う『釣り』とはもちろんFishinigのことではない。
中身のない記事に見出しやタイトルで誘導させる手法としての『釣り』。
釣りは感情を刺激することによって行われる。
ゲスな興味や下心を煽るものが主流だったが、最近では恐怖や怒りや驚きを煽るように企画される。
背景には、実際に起こる事件の凶悪化や無軌道ぶりも大きいだろうし、地震や水害その他突然起きる災害がとても他人事とは思えないということも大きいだろう。
キーワードとしては明日は我が身とでもなりそうだ。
それに加えて健康やお金を巡る問題や課題も相変わらずだから、恐怖や怒りや驚きを煽るネタには事欠かないだろう。
そんなネタ作りには生成AIも活躍してるかもしれないが、釣りに引っ掛かるような人の多くは、疑問や悩みを生成AIに相談することは無いように感じる。
生成AI自体は積極的に嘘を吐いたり騙したりはしなさそうだが、間違った情報や意図不明な問いかけに対してトンチンカンな答えをすることはあり得る。
従来型の検索にのみ頼ってるような人が『釣り』のターゲットのはず。
ごく短期間のうちに色々と変化は加速してるのだ。