違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

台風から得る教訓!

今年の9月、印象的な大型台風が2つ発生した。

 

台風21号と台風24号。

 

台風21号は、特に四国関西に大きな爪痕を残した。

 

台風21号のインパクトはその実際の被害だけでなく、リアルタイムで何が起きていたかを伝える多数の非日常的な映像が多かったことも大きい。

 

大型トラックが転覆したり、車が転がっている映像が、直接被害とは縁遠かった人々にも、明日は我が身かもという思いを共有させただろう。

 

そんな21号の印象が消えない中で、21号以上の勢力を持つという24号が9月下旬の日本を駆け抜けて行った。

 

映像が伝えるインパクトは、台風21号の方が圧倒的だったが、台風24号が爪痕を残さなかったわけではない。

 

この二つの台風が与えた影響の違いを追ってみた。

 

そして見えてきたのは大阪(関西)と東京(首都圏)の違いだった。

 

台風そのものの直接的な影響は大きくはないのだが、その影響が次から次に波及的に連鎖するという都市機能(人と機能の一極集中)の脆弱性の露呈だ。

 

 

 

 

台風一過、また普通の日常が始まると思っていた人々が直面したのは、

 

 

 

 

道路以上に大変なのが電車だ。

 

 

 

 

 

一極集中の場合、中心部に滞りが発生すると全てに波及する。

 

 

 

 

 

一か所で発生した滞りが波及したというよりは、複数箇所で滞りが発生したのだろう。

 

 

さぞ酷い事になっただろうと思われる場所では、

 

 

 

首都圏で発生してることは、自然災害や天災と言うよりも、人災なのかもしれない。

 

 

 

 

来る前から恐れらていた24号と、来てから驚いた21号の違いはどこにあるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

首都圏では、台風の直接の被害よりは、波及的なトラブルで大勢の人々がウンザリしてる様子が伝わるが、逆に考えると台風そのものの恐ろしさは身に染みてないように感じられる。

 

 

 

少し前までは、自然災害で一番怖いのは地震だったような気がするが、台風の恐ろしも見逃せなくなってきた。

 

地震の恐ろしさは、いつ襲ってくるかがわからない点にあるが、台風の恐ろしさは、迫って来てるのがわかる点にある。

 

 

 

昨夜、首都圏のJRが早めに運行を取りやめたのは台風21号の教訓の結果だろう。

 

台風24号の影響を受けて、首都圏ではどんな教訓を得、どんな対策が取られるのだろうか?