草間彌生の贋作が話題になってるらしい。
草間彌生の新たな贋作展が発覚。草間自らコメントを発表「本当に残念」https://t.co/Q9foA4Mizp pic.twitter.com/sVmPgyWVcq
— ウェブ版美術手帖 (@bijutsutecho_) November 2, 2018
一部を抜粋すると、
今日になったらワイドショーでも取り上げてるようだ。
#モーニングショー 大量生産大量消費を皮肉ったとされるアンディ・ウォーホルは中国地で文の贋作があちこちで展覧会されているのを草葉の陰でどう思っているのだろう?そして、草間彌生の本物を購入したし証明書もある、と言い張る主催者は、その証明書を提示できるのだろうか?
— RJANKA (友池 早美) (@yarjanka) November 8, 2018
草間彌生は現在89歳で、芸風というか作風は同時検索されるキーワードに現れるように“水玉”、“かぼちゃ”が特徴で、年齢の割には様々な分野で露出している。
TOWA TEIの新作「Lucky」 − 草間彌生、椎名林檎、玉城ティナら豪華アーティストが参加
私が好きなこの曲もこのアルバムに入っていて演出に一役買っている。
TOWA TEI - APPLE with Ringo Sheena
ところで、オリジナルではないものや状態を示す言葉には、
- パクリ
- コピペ
- 贋作
- 盗作
- カバー
- インスパイア
- リメイク
- オマージュ
- リスペクト
などがあるが、これらは好意的に捉えられることもあれば、敵意を持って捉えられる場合もある。
違いはどこにあるのだろうか?
外野の人々はともかく、当事者の場合はそれを許容していたか、いなかったかが大きいだろうし、当事者の中には利害を共有する業界や団体も含まれるとすると最終的には損得の話に行き着く。
そういう意味では、特許や著作権などの知的財産権は、権利を個人が保有してるような場合でも、背後に大勢の人の利害が関係している場合はことを荒だてざるを得なくなることもある。
良し悪しは別にして、最初から最後まで手作業で作られるもの以外は簡単にコピーできる現代では、『先に始めた』という理由で利益を独占するのはカッコ悪いことに思える。
知的財産権がこれほどもてはやされる最大の理由は、ブームやヒットを生み出した人でも、『次』を再現するのが困難になっているからだろう。
だから、一回でもブームやヒットを生んだら、そのおこぼれでどこまでも食い繋ぎたいと思ってしまうのだ。
しかし、それができるのはほんの一握りの人だけなので、そうでないその他大勢の人々は常に新しいものを模索し続けることになる。
その際に、コピーできるものは片っ端から利用されるのは世の流れで止めることはできないだろう。
コピーしてもそこに新しさを加味することができれば多分評価されるようになるだろうし、コピーすることがオリジナルの劣化版に留まればやがて相手にされなくなるだろう。
そして、コピーを上手に活用する人よりも、常にオリジナルにこだわる人の方が評価は上がるようになれば良いし、そうなるだろう。
意識は常に新しいものを求め、「その次」を模索する生き方のほうがカッコいいと思われる。
権利や法律が絡むとややこしい話になるので行動は慎重にし、リテラシーをしっかり身に付ける必要があるが、コピーさせないという発想が最もカッコ悪い生き方になりそうだ。
ちなみに、贋作は本人になりすますと言うことだから、そこにはリスペクトは全く無いので弁解の余地無しと言うのが私の考え。