ハズキルーペのCMが話題になりだしたのが今年に入ってから、最初のピークが年明けから5月頃にかけてで、その後一旦小休止し8月以降ブーストアップし急上昇していることがGoogle Trendsの動きから分かる。
ハズキルーペは、最近出てきた印象があるが、Google Trendsでは2010年の秋頃から動きが出ている。
調べてみると、この時期に石坂浩二さんを起用したCMを展開していた。
#ハズキルーペ は、石坂浩二がCMに出て通販番組をやってた時期はまだ良かった。
— 眞三喜 a.k.a. RERA (@rera_masaki) November 3, 2018
最近のCMは胡散臭さが強い。正直壊れてもいいから千円で買えるメガネ型ルーペで十分だよ。https://t.co/1dUXTYQEGc
ハズキルーペはCMに関して8年間の試行錯誤の結果現在のスタイルに辿り着き、それが功を奏してると言えるのかもしれない。
次の記事は、そんなハズキルーペを含めた最近のヒットCMを『不易流行』という観点で捉えたものだ。
【「ハズキルーペ」CMが情報爆発時代に勝つ凄み】 上位には「不易流行」を体現したCMも並ぶ : https://t.co/rGkO8Y3iDK #東洋経済オンライン
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) November 12, 2018
松尾芭蕉が言ったとされる『不易流行』ということばを私は知らなかった。
かはる【易はる】
— 古文・漢文単語bot (@kobun_eigo) November 12, 2018
❶ 変わる「不易流行」
不易流行
— ソルトWAKAZOJapanExpo2025 (@epigenetizm) November 12, 2018
世の中には変わらないものと変わるべきものがある
その基準は人によって大きく異なる
ただ本質はそこじゃない
絶えず変化することこそ、変わってはいけない大切な何かを守る唯一の手段である
絶えず、うねり、もがく
美しい死を迎えるために pic.twitter.com/EgwSG7lcUN
変革の絶対条件「不易流行」
— 西田文郎 (@nishidafumio) November 8, 2018
いつの時代も経営者は、時代に合わせて事業を展開させなければいけないものです。
変化しなければいけない、その時に重要なのが「不易流行」なのです。
「不易」は、時代の新古を超越して不変なるもの。
「流行」は、その時々に応じて変化してゆくものを意味する。 pic.twitter.com/8g8AGFOzZ7
現代は、ビジネスでもプライベートでも“反応(反響)”を得ようと皆が躍起になっている時代と言えるだろう。
そのためには先ず、発信した情報が人々の目や耳にとまる必要がある。
そして、目や耳にとめることができれば、飽きられないようにする必要がある。
このどちらのことも、多くの人は試行錯誤を“変化すること”で行おうとする。
しかし、意識するべきは『不易流行』なのかもしれない。
私は、このことばを知るまでは“勝てば官軍負ければ賊軍”と捉えていたことの中には『不易流行』という観点で捉えた方が的を射てることがあったような気がする。
試行錯誤をするにも、良し悪しがありそうだ。
変えちゃいけないものを変えようとしたり、変えなきゃいけないものを変えようとしなかったり。
“自分のことを一番分かっているのが自分”というのも正論だが、“自分のことを一番分かってないのが自分”というのもまた正論なのに似てそうだ。
上記の東洋経済の記事は、『不易流行』を人気CMという観点で捉えていたのだが、皆さんの目には下記の人気CMはどのように映っているのだろうか。
『不易流行』、知っておいて損はないことばだ。
お宝をガラクタだと思ったり、ガラクタをお宝だと思ったり、世の中は勘違いが全盛だが、頑固や頑なとは違う、変えちゃいけないものの大切さが、これからは問われそうだ。
不易流行ということばがあるように、変えていいものと、
— 塩沼亮潤大阿闍梨のことば(慈眼寺) (@ryojun_shionuma) November 5, 2018
変えてはいけないものがあるのです。
とり入れるべきはとり入れ、守るべきものは守ることが、大切です。
「春夏秋冬<自然に>生きる:春秋社」より pic.twitter.com/RgWS75Nudn
不易流行、いい言葉だ…美の本質は普遍の永遠性と変化する今日性の二面で、でもその根元は一つなんだって(芸コンを思い出してる)
— 叶 (@hakuzituyume) November 12, 2018
『不易流行』、根幹をなすのが『不易』で、『流行』は枝葉末節。
根幹と枝葉末節は、どちらか片一方が優れていても全体としては満足に機能しない、バランスが大事!