違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

【アウトプット重視】一方通行より双方向!

インプットよりもアウトプットが大事だと言われることが増えている。

 

その事を考えていたら、このことばを思い出した。

 

 

『踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン』

 

 

アウトプットとは、踊ることに似てるなと思えてきた。

 

 

 

遊びでもビジネスでも、自ら踊ることが大事になり、どうせだったら周りも踊りに巻き込む能力というか魅力が求められるようになっている気がする。

 

 

 

上手に踊らせるのが名DJのようだが、そんな名DJはオーケストラを指揮する指揮者のようでもある。

 

 

 

 

 

DJや指揮者のような感覚やセンスがあらゆる分野で求められているかもしれない。

 

 

この記事の中には、こういうやり取りがある。

 

廣津留 団員ひとりひとりが意見を言うと、やはり完成品は違うものになりますか。

ロバートソン オーケストラとリハーサルをするとき、私は団員に提案をしてもらうことが多々あります。欧州、米国、オーストラリア、中国、どこのオーケストラと仕事をするかに関わらず、団員がその曲についてどう考えているのか知りたいからです。そこで私がその曲について知っていることと、団員が知っていることを合わせて初めて、新しいものができるのです。もし私から一方通行で彼らに演奏法を教えるだけであれば、スタバでメニュー通りに飲み物を提供するようなもの。高品質ではあっても、彼らからの意見を取り入れることができません。音楽とは双方向の意見を受け入れあって、初めて成り立つのです。

 

ここにも書いてある「一方通行より双方向」は、インターネットが普及してより顕著にそして身近なものになっているが、元々可能だった対面での人間関係においてはそれほど重視されなかった。

 

その気は多少あっても、上下関係や優劣という立場のほうが優先されることが多いので、実際には一方通行になることが多かっただろう。

 

 

 

 

最近、ビジネスの場では「報連相」ができない新人が増えてるなどと言われるのを目にすることがあるが、これも一方通行と双方向の違いで説明できるのかもしれない。

 

 

 

双方向が当たり前だと思ってる人にとっては、一方通行は違和感に満ち溢れているだろうが、一方通行に馴染んでいる人の中には、自分は双方向のつもりの人が多いかもしれない。

 

こういう場合は、コミュニケーションはうまく行かなくて当たり前だろう。

 

 

 

一方通行派の人々と双方向派の人々は、お互いに相手がバカに見えているかもしれないが、駆逐されるのは一方通行派だろう。