違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

日本のデフレを牛耳る楽天経済圏

個人的に三木谷氏が苦手なので楽天が展開するビジネスにはまるで興味を持ったことがないが、ある投資家が楽天が展開するビジネスの中核を成しその強みは銀行ライセンスを持ってることでお金の流れの入口と出口を押さえていることだと指摘してるのを見て、改めて楽天について興味を持った。

 

 

まずはTwitterで検索すると。

 

 

 

 

まさに、楽天ユーザーのお金の入口と出口を押さえてることが感じられる。

 

そのことを象徴してるのが楽天経済圏ということばで、わたしは知らなかったが、世間での認知度は高そうだ。

 

楽天イコールAmazonに遅れてるネットモールだと思っていたが、Amazonですら銀行のライセンスは持っていない、だから楽天は強いんだと解説する声が多い。

 

わたしには全く見えてなかった世界で、わたしには三木谷氏が苦手な人が世間には多く、そういう人は楽天は使わないだろうと思っていたが、おそらく楽天のユーザーにとって三木谷氏の存在なんてきっと全く関係ないのであろう。

 

楽天の強みは何なのか、世間の楽天ユーザーの声を拾ってみると、安いということに尽きるようだ。

 

正確には、一番安いと思い込んでいるのだ。

 

個人的には、そんなに悪いことではないと思っているのが日本のデフレだが、インフレに転じることができないのは楽天および楽天ユーザーの存在が大きいのかもと思えてきた。

 

次の記事は今年の1月のもの。

 

楽天に網羅できないモノはない? ついに物流界参入で楽天経済圏への加入が必須となる!

「同じものを買うにしても、ポイントが付くから」という理由で、現在は他社との優位点を持っているが、今後「楽天の方が、送料が安い」という武器を手に入れれば、利用の増加は間違いない。なによりポイントという観点は、既存ユーザーへの訴求という面が大きいが、送料というアドバンテージは他サイトのユーザーを奪い取れる利点となりうる。ECサイト事業もネットの普及と共に市場が頭打ちとなりつつある。今後はシェアの奪い合いになっていくだろう。今回の発表は楽天のシェア拡大の最初の一手となるかもしれない。

 

 

ビジネスの世界では、あの手この手で利益を上げることを考える。

 

単純には高付加価値を付けて原価を上げて販売価格を上げるが、それよりも原価は同じでもブランド化に成功すれば価格を上げることは可能になる。

 

ブランドの正体なんて幽霊みたいなものかもしれない。

 

楽天よりも前にデフレの元祖だったのはユニクロかもしれないが、そんなユニクロはいつの間にかブランドとしてランクを上げていた。

 

 

値付けの原則が思い出される。

 

 

安いものには理由があり、高いものには理由はない!