違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

生産性なんて考えてる場合ではないかも

注目のされ方が華やかだったりカッコ良いと、大勢の人が群がり競争が激しくなる。

 

ビジネスだとそんな様子はレッドオーシャンと呼ばれるようになる。

 

反対に、儲かるのに注目されなかったり、あまりカッコ良くないと競争は緩いのだろうか?

 

 

 

 

このスキームが悪いわけではないし、わたしにとってはもの珍しいと感じられたが、不動産業者にとっては王道中の王道の考え方なのかもしれない。

 

だとすると、この分野は決して楽して儲かるブルーオーシャンではないだろう。

 

付加価値を付けて単価を上げると喜んで買うお客さんがいる、そういうお客を多くのビジネスが求め続けていたはずだが、気が付くと、安くしないとお客はついてこないと考えることが当たり前になってきた、日本では。

 

高いとか安いというのは、予算に対して感じる場合も多いので、財布の中が寂しければ何を見ても高いと感じるが、そのような場合は価値を認められないから高いと感じてるわけではない。

 

一方で、相場感覚があるから高い安いと感じる場合も少なくない。

 

この場合は、価値に対して高い安いと反応しているのだが、相場自体が生き物のように動くことも多い。

 

 

 

人材を人財と呼ぶなど、人の評価にも高い安いはついて回る。

 

 

 

日本のビジネス界では、二言目には『生産性が〜』と話題になるが、生産性など関係ない中抜きビジネスに夢中になっていて、製造業ですらモノなんか作ってる場合ではないと本音では思っているかもしれない。

 

あくまでも日本や日本人に関してだが、本気で生産性に興味や関心を持っている人はイケテないかもしれない。

 

日本で生産性が高いと評価されてるのは中抜きやレントシーカーと呼ばれる分野だということを忘れてはいけない。

 

 

 

レントシーキングrent seeking)とは、民間企業などが政府や官僚組織へ働きかけを行い、法制度や政治政策の変更を行うことで、自らに都合よく規制を設定したり、または都合よく規制の緩和をさせるなどして、超過利潤(レント)を得るための活動を指す。またこれらの活動を行う人をレントシーカーロビイストなどと呼ぶ。

これによる支出は生産とは結びつかないため、社会的には資源の浪費とみなされる。 

https://ja.wikipedia.org/wiki/レントシーキング

 

日本で楽しく生きたければ、生産性に着目するよりも、好きに着目する方が良いだろう。

 

所詮、勝てば官軍だから、好きでやってるだけでも結果が良ければ生産性が高いと評価されるし、どんなに頑張ろうとも結果が芳しくなければ生産性が悪いと烙印を押されるだけなのだ。