1941年日本軍がハワイの真珠湾を攻撃したことでアメリカとの間に太平洋戦争が始まったとされる。
しかし、当時のアメリカのルーズベルト大統領は、日本軍が真珠湾攻撃をすることを事前に知っていた上でハワイには何も知らせずに攻撃させたという説は今も根強い、陰謀論扱いされその理由に関しても諸説あるが。
しかも、いつ攻撃するかの具体的な情報は直前に得たとしても、日本が攻撃してくるであろうことは2ヶ月前から察知していたとされる。
目的は、最初の攻撃は日本からだったとするためで、そのことによって立つ大義名分は無限だからだ。
思い返せば9.11アメリカ同時多発テロの時もだ。
仕掛けたのはイスラムテロ組織アルカイダで、その首謀者はウサマ・ビン・ラディンで、アメリカの報復はウサマ・ビン・ラディンを2011年に殺害するまで10年間続いた。
同じような図式がロシアのウクライナ侵攻でも成り立つとすると、プーチンの暴走で起きたのではなく、プーチンはウクライナに攻め込まざるを得ないように追い込まれていたことになる。
ただ、この図式が成り立つとしても首謀者はアメリカではなく、今回はEUでありNATOになるはず。
そうだとするとウクライナは、太平洋戦争における真珠湾でありハワイになる。
ウクライナは、次の段階で必要になる大義名分のための犠牲にされてる可能性が高まる。
それとともに、着実にプーチンやロシア軍に対する怒りや憎しみや嘆きは増している。
プーチンは、ウクライナに侵攻させられたというストーリーを組み立てると、主役の顔ぶれがガラッと変わってくる。
この10年ほど資本主義の行き詰まりが話題になることが増えたが、資本主義が最も理想とする産業は兵器産業だと言われている。
行き詰まりに拍車をかけたのがコロナかもしれない。
理由はどうであれ、ウクライナ侵攻と陰謀論は相性は悪くなさそうなこともまた一つの事実なのだ。
陰謀論が当てはまるようならば、人の命は思ってるよりはるかに軽いものになる。
軽いからこそ、一人一人が自分の命を大事にするしかないのだ。