違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

岸田内閣が足掻いているのか、河野太郎が暴走してるのか?

2021年9月に岸田総理が誕生した。

 

支持率の推移を見ると7月の参院選を境に、いや安倍元首相の暗殺を機に支持率が明確に下落に転じている。

 

テレビ朝日報道ステーションのサイトによると

 

 

そしてここに来て下落は一層顕著になっている。

 

 

 

 

記事の中からいくつかポイントを抜粋すると、

 

政権維持の「危険水域」とされる20%台に落ち込んだのは初めて。菅内閣で最低だった2021年8月の29.0%も下回った。

 

旧統一教会の問題で、首相の対応を「評価しない」は67.6%(前月比4.9ポイント増)となり、「評価する」の7.4%(同5ポイント減)を大きく上回った。支持政党別に見ると、自民支持層でも「評価しない」が60.4%を占めた。

 

9月27日の国葬実施をめぐっては、「よくなかった」が49.5%、「よかった」が24.4%だった。自民支持層は「よかった」が47.7%、「よくなかった」が28.2%だったものの、他の政党支持層と無党派層はいずれも「よくなかった」の方が多かった。

 

 

『何もしない男』『決められない男』と最初の頃から言われていたが、明確にそれが裏目に出始めたのが安倍元首相の暗殺以降。

 

 

起死回生にするつもりの国葬は最初から反対の声が大きい中で、間が悪いことに、安倍元首相より後に亡くなられたエリザベス女王の国葬という本物が世界に披露された直後だったことも裏目の影響を大きくした。

 

 

さらにここに来て急に打ち出したマイナンバーカードの義務化の話は日を追うごとにマイナンバーに紐づけるものが拡大してる。

 

想定内だった健康保険証や免許証だけでなく、銀行口座との紐付けが当初は持ってる口座のどれか一つだったが、

 

 

 

記事自体は2020年のものだが、急速にこの件で世間がざわつき始めている。

 

もし全口座紐付けならば、すでにマイナンバーカードを取得してる人も新たに手続きが必要になることになる。

 

 

この一連の流れのキーマンは岸田総理ではなく河野太郎デジタル相だが、岸田内閣になってその存在感はあまり感じられない。

 

 

 

この一連の流れには続きの噂話もある。

 

実行力のある男としてポイントを稼ぎたい岸田総理と影響力の回復を図りたい河野太郎の利害が一致してのマイナンバーカード施策の展開らしく、上手く行けば河野太郎を上手に使った岸田総理の手腕が評価され、河野太郎も次期総理の可能性が高まる。

 

もし失敗すれば河野太郎が勝手に暴走したということで岸田総理は逃げ切れると踏んでるらしいのだ。

 

このマイナンバーを巡る件は、実は壮大な駆け引きの真っ最中で、報道で見るような確定事項ではないという説もあることを忘れてはいけない。

 

ゲスの勘ぐり心を楽しませてくれる話題ではある。

 

どっちに転ぼうと、『今の日本、赤信号みんなで渡れば怖くない』の心境だ。