アメリカ大統領選挙もいよいよ最終盤にもつれこんだ。
ここにきて、ヒラリーに不安材料が出てきてる。
その2ヶ月前
以前から指摘されてた件がとうとう大問題に、さあどうなるか?
今日は、そういうゴシップは抜きにして、そもそも二人の違いは何なのかを書きたい。
基本的には、wikipediaに書いてあるレベルから伺える違いを書いてみたい。
トランプとヒラリーの共通点は、ともに金持ちであり、セレブであることだ。
しかし、トランプには人生の中で浮き沈みがあるようにも感じる。
トランプの物議を醸した発言の数々は、思ってることをストレートに言ってるだけだ。
セオリーは、真意がいかなるものであっても反発を受けない言葉遣いで表現をすることであり、必要ならば事前に根回しを各界に済ませてから発言するということだろう。
そういう意味では、ストレートな発言は、セオリー無視だ。
ヒラリーに関してはこう書かれてる。
ヒラリーは従来民主党の中でもリベラルな立場をとっており、
そのため主に女性層や都市部の非白人層から強い支持を得ていた。
しかし、上院議員に当選後は銃規制に反対した他、イラク戦争の開戦に
賛成するなど、アメリカにおいて根強い勢力を誇っているキリスト教右派層や保守層の支持を得る為に、一定の中道ないし保守的な立場も見せ、
これによって民主党内の「ヒラリーだけは絶対にダメ」という反ヒラリー派の懐柔にある程度の成功をみたが、一方でそうした日和見的な姿勢によって、かつての支持層の一部が離反していくというジレンマを経験している。
またこうも書いてある。
ファーストレディー時代は左派色が強く、夫のセックススキャンダルについて「右派の陰謀」とまで言い切ったこともあるが、上院議員になると
世論に同調した柔軟性も見せるようになった。
ヒラリーには、日和見傾向がありそうだ、と言ってもこれは悪いという意味ではなく普通の人間、普通の政治家だってことを示してるといえる。
要は、強い者に、数の多い方に、なびくのだ。
一方、トランプに関してはこう書かれてる。
自分自身が富裕層であるのにウォール街を愛しておらず、
右派のように移民、少数派、女性を攻撃するばかりか、
左派のようにヘッジファンド嫌いであり、
こうしたトランプの主張の支持者は、ニューヨーク・タイムズによれば
「高校を出ていない白人」「農業や製造業といった古い産業の底辺」であり、ウォール・ストリート・ジャーナルによれば
「高卒の白人、特に男」「下流労働者で非民主的な思想の持ち主」
だという。
また支持者に移民はほとんど居ないと言われている。しかし一部の合法な移民からは支持されているという。
トランプには、ダークな闇がありそうだ。
自分を曲げない強さを感じる。
そして、票が得られるように演じてる部分があることは確かだが、日和ってるのではなく、作戦として振る舞ってるように感じる。
日和ってることと作戦での振る舞いの違いは、ただ一つ。
大統領になった後に見返りを要求されるかどうかだ。
ヒラリーの背後には、見返りを得たい権力者や業界やセレブたちがいる。
トランプの背後には、既存のなにかを壊して欲しいと願ってる人がいる。
ヒラリー大統領は、予定調和しか産まないだろう。
トランプはわからない。
今、ささやかながら成り立ってるものまで壊すかもしれない。
そうなったら、失うものなんかなにもないと思ってる人が、持ってるものがあったことに気づくだろう。
しかし、それでもトランプには期待したい。
私生活では、酒もタバコもしない。
その理由としては、次のような価値観を持ってる人物だから。
トランプは祖父と兄をアルコール依存症に由来する合併症で失っている。
兄は酒とタバコに触れないように言い、トランプはその言いつけ通り、
酒、タバコのどちらも一切摂取せず、コーヒーさえ飲まないという。
子どもたちにも酒、タバコ、ドラッグを摂取しないように勧めてきた。
その理由についてABCニュースの出演時には
「本当に輝いていた優秀な人たちが人生を台無しにするのを沢山見てきたため」
としている。