時々思い出したかのように3Dプリンターに興味が湧く。
そしてその度に具体的に作りたいものがあるわけではないという現実に直面する。
そしてこれまたその度に、具体的に作りたいものがないのは3DのCADソフトなども使いこなせないからと思ってしまう。
今日、もの作りに関する本を読んでいると、すべての始まりにはラフスケッチがあると書いてあった。
立体をイメージするセンスや能力が高い人はラフスケッチのベースになるイメージが自身の脳内ではクッキリハッキリしてるはず。
一方わたしのような立体をイメージするセンスが不器用な人間は理屈で追い込むしかないだろう。
だとすると、最初に必要なのは具体的に作りたいものがあるという需要だ。
何かが作れたらおもしろいだろうなという気持ちで始めて上手く行くのはセンスがある人だけなのだ。
不器用な人間は、自分がしたいことや望むことがラフスケッチに起こせた時がスタートの時なのだ。
そう気付いたら3Dプリンターへの物欲が消えていた。
いや、正確に言うと『いつやるの?』という問いに対して『今ではないな』という気持ちになった。
少しホッとしてる自分がいるのもまた事実。