違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

「トランプは任期4年を全う出来ない」と言うマイケル・ムーアがトランプに贈るエール

トランプの話題は、しばらく無いかなと思っていたが、触れたい話が1つ出てきた。

 

トランプが大統領になるだろうと主張していたマイケル・ムーアが次のように発言したからだ。

 

 

マイケル・ムーア「トランプは任期4年を全うできない」
投稿日: 2016年11月12日

 

 

 

ムーア監督は11月11日、MSNBCの「モーニング・ジョー」でこう語った。「これからそういうことが起きる。ドナルド・J・トランプの任期4年まるまる苦しむ必要がなくなる。奴は、ドナルド・J・トランプのイデオロギー以外何のイデオロギーも持っていないからだ。あんなナルシストは、自分の天下になればますます自分に酔うだろう。奴は必ず、たぶん無意識に法を犯す。何が自分にとって最善かということしか考えていないからだ」

司会のミカ・ブルゼジンスキーがムーア監督に、「トランプに災難が降りかかるよう願っているか」とたずねると、監督はこう答えた。「奴こそが災難だ」。

「奴は人種差別主義者だ。彼は女性嫌いだ。奴は独裁主義者だ」と、ムーア監督は言った。

 

マイケル・ムーア「これは大きなレジスタンスになりそうだ」

 

ムーア監督はトランプが退陣するまでデモを続けるよう呼びかけた。

 

 

 

 

 

ヒラリーが優勢と語られてる時期にトランプが大統領になると主張するということは、応援してるからだと思っていたので、その真意を考えてみたくなった。

 

 

ドナルド・トランプが大統領になる5つの理由を教えよう
投稿日: 2016年07月29日

 

1.中西部の票読み。

2.怒れる白人、最後の抵抗。

3.ヒラリー問題。

4.意気消沈したサンダース支持者票。

5. ジェシー・ベンチュラ効果。

 

5つの項目として挙げられてるが、言ってることは1つだ。

 

「投票すれば受かる、投票しなければ落ちる」

 

口調からは反トランプであることが伺える。

 

この話を以前目にした時は只のネタだと思っただけだったが、トランプが大統領になった今、改めて読むとトランプ支持者に「絶対に投票に行けよ」というメッセージに聞こえないだろうか?

 

書かれた当時は、下馬評は圧倒的にヒラリー優勢だった、反トランプが本当だったら、ヒラリー支持者に「油断するな」というメッセージがあるべきだが、無い。

 

 

 

 

マイケル・ムーアが投稿した「選挙に負けた今やるべき5つのこと」、16万人以上がシェア
投稿日: 2016年11月10日

 

 

1. 民主党を乗っ取ろう。そして人々の手に戻すんだ。民主党の奴らは、我々の期待に情けないほど応えられていない。

 

2. 評論家や予想屋、世論調査員、その他メディアの中で、自分の考えを変えず、実際に起こっていることに目を向けようとしない奴らを首にしよう。偉そうに話をしていた奴らが今、「分裂した国を癒そう」とか「一つになろう」と俺たちに言うんだ。そんなクソ発言を、奴らはこれからもずっと言い続けるだろう。黙らせよう。

 

3. この8年間、オバマ大統領と闘い、抵抗し、闘ってきた共和党議員のように、これから闘う気概を持って今朝目覚めなかった民主党の国会議員は出ていけ。そのかわりに、これから始まる野蛮や狂気を止められる術を知っている奴らを、俺たちのリーダーにするんだ。

 

4. 「驚愕の結果だ」とか「ショックだ」と嘆くのをやめよう。そんな風に言ったって、自分の世界に閉じこもって、他のアメリカ人や彼らの絶望に目を向けていないだけだ。民主党・共和党の両方に無視された人たちの、既存のシステムに対する復讐心や怒りが大きくなっている。そこに現れたのが、両方の党をぶちこわして「お前はクビだ」というテレビスターだ。トランプが勝ったのは驚きじゃない。奴はただのジョークじゃなかったんだ。そして、支持を得て強くなっている。メディアに住む生き物で、メディアが作り上げた生き物だ。メディアは決してそれを認めないだろうが。

 

5. 今日会う人全員に、こう言わなきゃいけない。「得票数は、ヒラリー・クリントンの方が多かったんだ!」過半数のアメリカ人は、ドナルド・トランプじゃなくてヒラリー・クリントンを選んだ。以上。それが事実だ。今朝目覚めて「自分は最低の国に住んでいる」と思ったのであれば、それは間違いだ。過半数のアメリカ人は、ヒラリーの方が良かったんだ。トランプじゃない。彼が大統領になった、ただ一つの理由は、18世紀に作られた、難解でおかしな「選挙人団」と呼ばれるシステムだ。これを変えない限り、自分が選んでない、望んでもいない奴が大統領になる。この国に住んでいる人の多数が、気候変動を信じ、女性は男性と同じ賃金を払われるべきだと考え、借金をせずに大学に行くこと、他の国に武力侵攻しないこと、最低賃金を上げること、国民皆保険に賛成している。それは何一つ変わっていない。我々は、多数が“リベラル”な考えを支持する国に住んでいる。ただ、それを実現させるリベラルなリーダーがいないのだ(#1に戻って欲しい)。

 

 

 

 

マイケル・ムーアは、民主党が生まれ変わることを期待してるようだ。

 

しかし民主党に自ら変化する力はないので、トランプショックでの変化を望んでるようにも思える。

 

 

 

 

そもそもマイケル・ムーアとは、どんな人物なのか。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/マイケル・ムーア

 

ここから窺い知れるのは、隠れてるものへの興味と関心、そして意図的に隠されたものへの嫌悪だ。

 

 

 

 

 

 

マイケル・ムーア「どんな形で終わってもそこが始まり」。クリントン氏を応援した著名人、トランプ大統領にどう反応した?
投稿日: 2016年11月09日

 

 

「どんな形で終わっても、そこが俺たちの始まりだ」

 

 

何が始まるかは、ヒントも書いてない。

 

 

トランプショックで民主党が変化することが第一希望かもしれないが、トランプ大統領の基で事態が好転するならそれもアリと思ってるかも。

 

 

今後しばらくマイケル・ムーアの発言は気にしてみたい。