正月に「ドクターX」をいっぱい見た。
ケーブルテレビやabematvでいっぱいやっていたので見ていたら、止まらなくなる。
通常は週に1回、1話づつしか見れないが、1話から最終回まで連続して見ると、まったりした時間が過ごせて止められなくなる、食べ始めたら止まらないポテトチップのようだった。
ごく一部の好きなドラマは、視聴率も良いので世間の人々とあまり感覚はずれてないと思う。
ドラマを通じて感じてることを書いてみたい。
ドクターXを見ていて感じることは、役者の演技が抜群だということだ。
米倉涼子演じる大門未知子が目立つが、脇を固める俳優がうまい!
そして、すべての配役に無駄がない。
ナース役をしてる名も知らない女優ですら存在感がある。
演技の巧さ故になかなか気づきにくいが、脚本もできが良い。
ドクターXをwikipediaで検索すると、メインの脚本家は中園ミホとでてくる。
中園ミホ
中園自身は広告代理店退職後、24歳で占い師に弟子入りし、
中学生の頃覚えた四柱推命の腕を認められ、有名政治家や
企業のトップも占ったことで、人間の表面で見せる立派な
顔より裏側のほころびの方がチャーミングだと気づき、
人間の見方を覚えたといい、このときの経験が脚本家に生
かされていると語っている。
ドクターXは、大門未知子のドタバタ劇のように扱われたりするが、人間ドラマとしてのツボが押さえられてるのは、中園ミホのセンスに負うところも大きいだろう。
このドラマで画期的だと思うのは、大門未知子の「いたしませ〜ん」だ。
ギャグとしても使いやすいので、勝手に口をついて出ることも多くなるだろう。
日本人も「NO」が誰でも言えるようになるのではないだろうか。
外国人の疑問「なぜ日本人はNOと言わないの?何考えてるかわからないよ」
ドクターXでは、リアリティを演出する小道具に手を抜いていない。
テレビ朝日系毎週木曜よる9:00~『ドクターX~外科医・大門未知子~』
の撮影へご協力させて頂きました。
脚本の上手さで言うと絶対外せないのが、古沢良太だ。
最も満足度の高いドラマ脚本家は古沢良太氏 -『リーガルハイ』『デート』
古沢良太の名前を知ったのは、相棒season5第11話「バベルの塔」でだ。
良い脚本を活かすのは良い役者だ。そして配役に全く無駄がない。
大塚寧々の鬼気迫る演技が素晴らしい。
すべてを手に入れた女が、数時間ですべてを失い死を選ぼうとした時・・・。
巧みに張られた伏線が見事。
見終わった後、今年はいい年になりそうだと思えた。
それから随分経って、「半沢直樹」のヒットで堺雅人を知った。
検索して「リーガルハイ」というヒット作があることを知り見てみた。
見て驚いた、半沢直樹が霞んで見えた。
まさに大門未知子の弁護士バージョンだ。
一見ドタバタ劇だが、人間心理のツボを確実に押さえている。
堺雅人演じる弁護士「古美門研介」が最高だ。
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脇を固める役者にも抜かりがない。
キャラを最高に盛り上げるのが、長台詞を滑舌良く一気にまくし立てるところだ。
脚本が素晴らしいが、脚本だけでは成立しないことが伝わるのが「リーガルハイ」。
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このリーガルハイの脚本も手がけているのが、古沢良太だ。
古沢良太(wikipedia)
イラストレーターとしても活動している。
『日経エンタテインメント!』にショートコミック
「猫の手は借りない」を連載[いつ?]。
古沢自身は無口で、人と話をするのが苦手である[2]。
絵心を文字で表現するセンスの持ち主なのだろう。
子どもの頃から、ひとりで絵を描いたり、工作をするのが好きでした。
いまでもこうやって脚本を書いて、ドラマや映画を作っているとき、
ちょっと不謹慎だけど、時限爆弾を作っているような感覚があって。
“これが世に出たら、すげーことが起こるぞ!”って思いながらコツコツ
と作っているんだけど、意外と大したことなくて。
でもそうやってニタニタしながら、爆弾を作っているのが好きな、
やさしいテロリストなんです(笑)。
ドラマは役者と脚本の両方が揃って面白い。
どちらも努力というよりセンスが大事!