『芸能人の政治的発言をどう思うか?』という問いに対する10代、20代の意見が出ていた。
検察庁法改正案をめぐって、大きな注目を浴びた芸能人による政治的発言。きゃりーぱみゅぱみゅさんや秋元才加さんのツイートには、様々な声が寄せられました。
— BuzzFeed Japan News (@BFJNews) 2020年5月30日
否定的な意見もある中、10代や20代はどのように感じているのか。U30世代に向けて発信している @noyouth_nojapan と7人の若者に聞きました📣 pic.twitter.com/kaw8X5Ta2S
政治の不思議なところは、すべての人に関係してるのに投票という形で参加が許されるのは2016年以降の日本では18歳以上(それ以前は20歳以降)だが学校の授業ではずっと勉強している(させられている)。
自分を振り返ると、政治は登場人物が多過ぎるおもしろくないドラマのようなものだったので、長い間興味が高まらなかったし、少し興味が出ても細部が不明なので結局関心が持続しない分野だった。
好きなあるいは嫌いな芸能人や有名人がいると、その人の言動には自然とアンテナを張るようになるが、わたしの場合政治は自分に関係すると実感した20代後半まではまるで興味なかったし、そもそも登場人物の相関関係がちんぷんかんぷんだった。
小学生の頃、セ・リーグとパ・リーグの意味が分からないことでプロ野球に興味が持てない時期があったことを思い出す。
積極的に興味が出ると、政治の世界で展開される人間ドラマの背景に脚本や演出があることに気付くようになる。
展開される脚本や演出をどのように受け止めるかは人それぞれなので、同じ出来事に対する意見は大きく分かれることは珍しくない。
答えが、立場や意見で変わるものを学校で教えようとしても子供がピンとこないのはムリがないだろう。
政治的なことに興味が持てないわたしにとって、生徒会の役員になるような同級生は内申書の評価を上げるために先生に媚を売ってるとしか当時は見えていなかった。
『芸能人の政治的発言をどう思うか?』という問いの背景には、その発言は誰に対する媚びなのかというゲスの勘ぐり心があるような気がする。
一般的に多くの人は、ビジネスでもプライベートでも好きを求めて活動し、嫌いを避けたいと行動する。
その際に、無関心や興味ないという反応には案外鈍感になりがちだ。
無関心や興味ないという反応をする人に関わっても時間の無駄だと感じることが多いので、無関心や興味ないは嫌いと同じ扱いをしがちだ。
しかし、これが政治に関することだと、無関心や興味ないが好きと同じ扱いになることもあれば嫌いの意思表明にもなることがあるのは、一人が一票を持っているからだ。
政治的に無関心だったり興味がない人は、政治に興味を持つ人に壁を感じることがあるような気がする、自分がそうだったからだが、壁を感じると近くにいるのに遠くの人に感じられる。
政治的発言をする芸能人に否定的な意見を持つ人は、おそらく政治に無関心で興味がないのだろうと感じる。
しかし不思議なことに、政治的に無関心である事は、実際には立派な政治参加になるので、無言の政治的発言をしてることになるのだ。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損!
政治的発言は、阿波踊りに似ている!