以前、「男性」性と「女性」性はメビウスの輪(帯)のようなものだと書いたことがある。
この時は、男と女の違いは境目があって分け隔てられるのではなく、グラデーションを描くように違って行くものだと書いた。
しかし世間一般では、男はこうで、女はああで的に捉えられてることがある。
それらは、偏見のようでもあるが、的を射ている点もある。
男性は、「解決」することが大事であり、
女性は、「共感」することが大事である。
とされているが、個人的にはこの答えに共感できる。
あなたの薬指が人差し指よりも長いと、母親のお腹の中で
テストステロン(男性ホルモン)を多く浴びた証拠なので男脳、
人差し指のほうが薬指よりも長い場合には、
エストロゲン(女性ホルモン)を多く浴びた証拠なので女脳だと言えます。
※詳細が知りたい時には、二本指の法則/ジョン・マニングという本をどうぞ。
男性の脳に多いのが右脳と左脳の使い分け。
左右の脳のどちらかを使い1つのことに集中するのが得意です。
なので、男性が車を運転している時には運転だけに集中し、
他のことには耳に入ってこなくなります。
出典:車の運転で男性と女性の違いには脳の違いが影響していた!
運転の仕方を巡っては、男と女はお互いに言いたいことはいっぱいありそうだ。
感情的な意見は別にして、安全運転という観点で中立なデータを拾ってみたら。
トラックドライバーに関して、下記のデータが見つかった。
○この分析結果からわかることは何?
項目ごとに男女でそれぞれの特徴はありますが、男女のグラフがほとんど重なっているように、大きな差は見られないことがわかります。
その一方で、大きな差は見られませんが、男女で比較的違いが見られるところもありました。
次回は男女で比較的違いが見られた項目に着目し、トラックドライバーの運転特性について、男女別に詳細な分析をします。
○男女で比較的違いが見られた項目は?
前回は、男女のトラックドライバーの運転特性の分析結果を掲載しましたが、その中で男女で比較的違いが見られた項目を抽出してグラフにしたものが、次のグラフです。
○この分析結果からわかることは何?
男性トラックドライバーは女性トラックドライバーと比較して、「動作の正確さ」「注意の配分」「判断動作のタイミング」などの動作面で優れている傾向があります。その一方、女性トラックドライバーは男性トラックドライバーと比較して、「安全態度」「安全エコ運転度」「協調性」といった点で優れている傾向があり、安全運転をしようとする意識が高く、急発進や急ブレーキを避ける燃費の良い運転や、他車や歩行者の迷惑にならないように配慮して運転するなど、思いやりのある運転をする傾向にあることが見えてきました。
上記のトラックドライバーの分析では、男女差があると捉え、傾向として表現されている。
しかし、比べてみると、差があるとは言えない程度だと思う。
個人的には運転が「仕事」か、「プライベート」かで大きな違いが出るような気がする。
プライベートでは、女性は自分流という「共感」に従って行動するだろう。
男性は、仕事でもプライベートでも「正解」に違いが無い場合は同じ行動を取るのでは。
一方女性が仕事で行動する場合は、何に「共感」するかで行動が全く変わるだろう。
やるべきことに全く興味がなければ、全く仕事をしないだろう。
ルールや自分に課された役割りに「共感」する女性は、すごく働くだろう。
「共感」という同じ理屈に従いながら、結果として取る行動は正反対になる。
しかし、「男性」性と「女性」性はメビウスの輪(帯)のようなものだとするならば、使命感を持って仕事をする人は男性でも女性でも、「女性」性が強いのかもしれない。
このことを考えていて思い浮かんだのが、駐車違反の取り締まりをする女性(婦人)警官だ。
これも「女性」性が強いが故の仕事熱心さだと捉えれば理解できる。
「女性」性の究極は、母性だろう。
現代の女性にとって母性は、女だから自然に備わってると言うものでは無さそうな気がする。
今回、男と女の違いを改めて考えてみようと思ったキッカケは下記記事。
「例えば、医学部で受けた教育プロセスが同じで勤務先や診療スタイルも同じ、
しかも周囲の評判に差がなければ男性医師よりも女性医師のほうが質の高い医療
を提供している可能性がある」
一般に女性医師は、診療ガイドライン(GL)などルールの遵守率が高く、
エビデンス(科学的根拠)に沿った診療を行うほか、患者とより良いコミュ
ニケーションを取ることが知られている。
また、女性医師は専門外のことを他の専門医によく相談するなど、
可能な限りリスクを避ける傾向があるようだ。
女医が、自分に課された使命に強く「共感」してることは、容易に想像できる。
そういう意味では、女医のほうがヤブ医者の確率は低いだろう。
しかし、男性医師でも「女性」性が強い人であれば信頼できるのだろう。
キーワードは「共感」。
最初に病院に行くときは医者を選んだりしないだろうが、セカンド・オピニオンを必要とする時は、共感できる医者を選ぶこと、それができそうになければ女医を選ぶほうが賢明だろう。