驚愕 世界中のビジネスを「コピペ」して丸儲け!|ドイツ「ロケット・インターネット」戦略の全貌
サイトのコピーを作る、それを新たな国で展開する、そのあと事業を大金で売る。したがって、明日の世界を創造しているわけではない、複製を作っているだけなのだ。
この記事に対するコメント。
受験ストレス心療内科【本郷赤門前クリニック】 医学博士・院長
2017年04月10日
「コピペ商法」が悪いことだという前提で記事が書かれているが、そこに疑問を持つ。
我々医者の仕事の99.9%は、他の医者が確立した診断や治療の技術のコピペ。
それが、患者さんの利益になる。
本物のコピペは、社会で認められた著作権を不法に犯すから悪い。
成功したビジネスモデルをコピペすることは、先行企業にとっては嬉しくないが、消費者にとっては利益が拡大する。
許されるコピペと許されないコピペの明確化が必要でしょう。
ビジネスや学問や研究の分野では、コピペはやるべきでない悪いことと言われてる。
コピペはパクる行為だと考えられるからだろうが、本当にそうだろうか?
遺伝子が全く同じ一卵性双生児はDNA鑑定で区別できないが、幼少期をほぼ全く同じ環境で育っても、最終的には全くの別人として他人から認識される。
初めて会った人は戸惑うかもしれないが、遺伝子の完全コピペレベルでは、全く同じにはならない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/双生児
双生児以外では最も確実と言われているDNA認証では一卵性双生児の各々を個人認証することができない。
コピペしてても違う価値を提供できるならば、それはクリエイティブな行為だ。
コピペを悪とみなす風潮は、著作権やその他の権利収入を期待する筋が生み出しているように感じられる。
一方でIT関連分野等では、より進歩を目指し、その先を求めるモチベーションが強い世界ではオープンソースという概念が成立し、多くのプログラム等が公開され共有されてる。
公開されたものはコピペされ更に別の人によって改良され、それがまた公開される。
そして、このループが繰り返される。
コピペが利益に結びつくのは、その分野が未開拓なため競争がないような地域や領域だけだ。
コピペが同じものにしかならないのは、質が伴う競争がないから。
https://ja.wikipedia.org/wiki/オープンソース
- 自由な再頒布ができること
- ソースコードを入手できること
- 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
- 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
- 個人やグループを差別しないこと
- 適用領域に基づいた差別をしないこと
- 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
- 特定製品に依存しないこと
- 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
- 技術的な中立を保っていること
ところでコピペとは違うがなんとなく似てる気がするのが、蚊に刺されること。
蚊に刺されると痒いのは、蚊の唾液に体がアレルギー反応を起こすから、昨年騒ぎになったデング熱やジカ熱のような重篤な症状は、蚊が感染者の血液を吸い、その病原菌が蚊の体内に 宿り、一旦宿った病原菌は宿り続け、その病原菌が唾液とともに次々と感染するらしい。
蚊自身は、病原菌の影響は受けないらしい。
これもコピペの一種ではないだろうか。
感染症克服のため、抗生物質を長年使い続けたことで抵抗力を持った「耐性菌」も生まれている。薬が効かない耐性菌による世界の死者数は今後30数年で14倍の1000万人に増えるとの予測がある。これは現在のがんによる死者数(820万人)を上回る規模だ。
全く存在意義を感じない蚊だが果たして役に立っているのだろうか?
ゴキブリやカメムシと並んで「なんでこの世に存在するのか意味がわからない!」と考えている人が多いかもしれないのが「蚊」の存在。世界でもそんな蚊がこの世から絶滅したらどんな世界になるのかが研究されているのですが、その結論はなかなか複雑なものがあるようです。
アメリカ・ウォータリード陸軍研究所のJittawadee Murphy氏は蚊は1億年以上も地球に生息しており、非常に多くの種とともに進化を遂げてきた」と語り、生態系の一端を担う蚊が一掃されてしまうと、蚊を食糧とする生き物の生態が脅かされ、また一方では花粉を媒介してもらっていた植物が絶滅してしまうことも考え得ることといえます。
究極のところ蚊が他の生物よりも秀でている能力とは、「ある生き物を刺して血を吸い取ること、そしてさらに別の生き物を刺して、病原菌を広げるということ」に尽きるのかもしれません。
伝染病や感染症は医学や薬の発達が駆逐したと思える時期があったが、最近また復活の兆しが見えている。
敵も進化してるのだ。
人間が行うコピペは、単純なパクリを意味することが多いが、実際には進歩や進化に欠かせないのではないだろうか。
だとすると、人間が行うコピペは発展していくだろう、その方が自然なのだから。
著作物をコピペされたくなければ公開しなければ良いだけと思っていたら、
”ライブドア VS フジテレビ ” を思い出した、もう12年前の出来事だ。
はっきり言おう。
敵対的な買収が嫌なら、上場を廃止すればいいことだ。
上場しておきながら「買収は駄目よ」なんてのは、全く矛盾した希望だ。気持ちは分かるが、そんなうまい話があるか?
やっぱり世の中のリソースは、オープンソース化に向かうというベクトルが働くのが自然だ。
コピペされたくないものは公開してはいけないし、公開されてないものをコピペするのは盗みになるので犯罪だ。
問われるのはコピペの先にあるのが、何なのかだ。