違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

【疑問】700MHZ推進って知ってる?(追記冒頭2018/6/27)

追記を冒頭に記します2018年6月27日。

 

この700MHzに関する話は、私のエントリーの中で一番読まれてるものの一つ。

 

随分時間が経っているが、見て頂けてる理由の一端を知りたくてGoogle Trendsで"700MHz"を期間を直近1年で検索すると。

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話題のピークは、2017年の12月から2018年の1月に掛けてだったようだが、地域の差がかなり大きいことがわかったのでそれを追記。

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小区域別のインタレスト

指定した期間において、該当のキーワードの人気度がどの地域で最も高かったかを表示します。人気度の値は 0~100 です。100 の場合はその地域ですべてのキーワードと比較してそのキーワードの人気度が最も高いことを示し、50 の場合はその地域でそのキーワードの人気度が半分であることを示します。0 の場合は、その地域で該当のキーワードに対する十分なデータがなかったことを示します。

注: スコアの値が高いほど、すべての検索クエリに対する割合が高いことを示します(検索クエリの絶対数が多いわけではありません)。たとえば、人口が少ない国で「バナナ」に関する検索クエリが 80% である場合、「バナナ」に関する検索クエリが 40% である人口が多い国と比べると、人口が少ない国のスコアは約 2 倍となります。

 

以下、他の県のデータ。

 

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関心の低い自治体は、これからチラシが入るのかもしれない。

 

〜〜〜追記ここまで〜〜〜

 

 

昨日公園で詐欺未遂に遭遇した話を書いたが、そもそも公園に行った理由は、直前に会っていた知人がもたらした情報の確認のためだった。

 

それは、700MHzを巡る話だった。

 

住んでる地域によっては、ああそれ知ってるよという人も多いかもしれない。

 

ちなみに知人は「未来を変える話だよ!」と持ってきた。

 

すごくわかり易く説明してるのがこのサイトだった。

 

700MHZ推進協会は怪しくない?700MHZとは?わかりやすくまとめた!

携帯電話は従来800MHZ帯を使ってきたのですが、それを700MHZも使えるようにして、通信の品質を上げようということなわけです。

 

そして、テレビ放送では13chから52chまでをそれぞれに割り振って、710MHZ以下の帯域を利用して放送しています。

 

 ただここで、710MHZ以下だとすると700MHZという携帯電話にもろに干渉する帯域をなんでわざわざ利用するんだ?と思いますよね。

 

これについて調べてみると、実際には携帯に割り振られるのは718MHZ以上だということです。

 

わかりやすく700MHZというキリ良い数字を使ってるんですね。 各キャリアごとに718MHZから10MHZごと各キャリアに割り振るということです。

 

つまり718、728、738といったことのようです。

 

 

 

となると、逆に疑問になるのは、テレビの710MHZ以下と携帯の718MHZは共通していないのに、なんでテレビに影響が出るんだろうということですよね。

 

 これは昔は718MHZ以上も53chから62chまでとして使用していたため、古いアンテナだと、新しい携帯の電話に干渉してしまうかもしれないということだそうです。

 

 つまりアンテナやブースターが古くて、昔の電波も拾ってしまう奴はテレビが映らなくなるので工事が必要になるということですね。

 

 

技術に興味がない人にはわかりづらいだろうが、太字で下線を引いた(引いたのは私)52chというのを覚えて欲しい。

 

この700MHz対策は、総務省が音頭を取ってるのでインチキではないのだが、最初に話を聞いた人の多くが新手の詐欺だと感じてることが検索するとよく分かる。

 

700MHzが携帯やモバイル通信に開放されたのが今年の6月22日なので、それ以降にテレビの映りが悪くなったと感じる方は、干渉の影響かもしれない。

 

700MHzの話を聞いた人の中には、NHKが関係してるのかと思う人もいるらしいので、こんな質問があった。

 

700MHz利用推進協会というところから(テレビの映像が乱れる可能性がありますのでここに電話してください。訪問しテレビを確認し無料で工事します)というチラシが入ってましたが
NHKがテレビの設置状況を確認するためだけの口実ですよね。

ベストアンサー

KDDIやNTTドコモなどが共同設立した、一応ちゃんとした一般社団法人みたいですよ。

少なくともNHKとは無関係のようです。

 

 

ちなみに、知人が持ってきた話では、我々のエリアの調査は来年の春にスタートするので、その時現場スタッフで動ける人間を大勢集めたいから、誰か紹介してくれという話だった。

 

電波干渉の不具合は、既に発生してるはずなのに、調査開始の時期が一斉に始まらないことに違和感があるが、これも検索して答えがなんとなくわかった。

 

上記で52chを覚えてほしいと書いたが、干渉の発生は52chに近いところで起きる可能性が高いのだ。

 

マスプロアンテナの資料で、日本全国の地域ごとのテレビ放送が何チャンネルなのかを一覧表にしたものが下記だが、ここで52chに近い放送が干渉を受ける可能性が大なのだ、見れば分かるが発生しない地域の方が多いので、取り組むタイミングに違いが出ることが分かる。

 

マスプロアンテナ 地上デジタル放送 チャンネル表.pdf

 

 

上記で、700MHzにはNHKは関係してなさそうとあったが、知人の話では大元はNHKからの依頼らしい、だから支払いは心配ないという話を強調していた。

 

検索してもNHKの依頼を受けたという話は出てこないが、NHKの関連会社のNHKアイテックが、2017年度の事業展開で”700MHzの利用推進関連業務”を挙げているので資金の出処はここかなとも感じる。

 

NHKアイテック2017年度事業計画.pdf

 

NHKがこの件を費用負担して進める背景には、受信料の徴収を拡大するために、難視聴が発生してはまずいからであると同時に、難視聴地域で料金未払い者の料金徴収も兼ねてるだろう。

 

この700MHzの話で思い出したのが、東京スカイツリーだ。

 

放送電波の発信を、東京タワーからスカイツリーに移すことで難視聴エリアを無くすと言っていたが、実際には難視聴エリアを増やしたらしい。

 

スカイツリーによる受信障害 テレビ会社と国が情報隠す

情報を隠したうえでウソをつくのは、原子力発電所の問題と変わらない、日本の官庁の体質です。

 

最近、神戸製鋼のデータ偽装がメイド・イン・ジャパンの品質神話を壊すと言われているが、民の体たらくは官の体たらくが招いているのかもしれない。