違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

ワールドカップの舞台裏!

日本人にとっての2018ワールドカップサッカーが終わった。

 

対ベルギー戦は、ボロ負けするかもという下馬評にも関わらず、途中まで2点リードしていて、これはひょっとするとと大いなる期待を与えてくれた。

 

 

最終的には3−2で負けたが、世界の強豪と互角に渡り合えるようになったと感じさせてくれた。

 

日本でのサッカーの人気はどれほどだろうかとGoogle Trendsで見ると。

 

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これに野球を加えて比較すると、

 

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野球の強さが分かる。

 

では、さらに"ワールドカップ"を加えて比較すると、

 

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ワールドカップの瞬間風速の威力は、野球のピークに劣らないことが分かる。

 

ちなみに、野球のピークはどの年も7月であることから、プロ野球だけでなく高校野球や夏休みも関係してると想像できる。

 

Google Trendsで分かるのは、検索されてる様子だけなのだが、サッカーはワールドカップが絡むと、ビジネスの匂いがプンプン漂う気がしてくる。

 

ワールドカップは、正式には"FIFAワールドカップ"で、"FIFA"とは"国際サッカー連盟"のことで、設立は1904年でサッカーが好きなヨーロッパの各国の調整役として発足している。

 

サッカービジネスに金の匂いがプンプン漂いだしたのは1974年からだとされる。

 

ヨーロッパと南米の一部の国だけで流行っていたサッカーの世界で、FIFAの歴代会長はヨーロッパ人だったが、1974年にブラジル人が会長になった。

 

それ以降、ワールドカップには利権が付きまとうようになった。

 

 

FIFAが集めるお金の65%程度がテレビの放映権料とされ、30%程度が企業スポンサーだと言われてる。(2014年ワールドカップの場合)

 

このFIFAが集めるお金の大半が、各国の代理店によって集められていて、日本では電通が独占している。

 

今年のワールドカップには、こんな話がある。

 

JCが600億円(?)を電通に払い、それをピンハネして電通はFIFAに500億円払っているとされる(電通は100億円の儲け)。

比率は(NHK500億円:民放100億円)と予測。テレビ東京は今大会撤退したとされているので残り4局(日テレ・TBS・フジ・テレ朝)で25億ずつと予測。民間会社なのでどんなに頑張っても民放1社で30億円が精一杯である。

この600億円は国民が支払っている受信料の約10%に相当する。なぜサッカーにこれだけのお金を支払っているのか?

NHKは国民の生命と財産、伝統文化を守るのが本来の役割。NHKが中継をやらなければ民放がやる。

民放にとって一番鬱陶しいのはNHK。世界的にサッカー人気が高まっておりFIFAに入っているのは2000億円といわれているが、その3分の1が日本からの収入である。

http://windkaze.com/archives/2018062601.html

 

 

 

国際舞台で戦う日本人を見て、『日の丸を背負っている』という言い方をすることが多いが、それだけではないだろうなと思えてくる。

 

ワールドカップは、優勝国だけでなく、参加国の全てに賞金が出る。

 

さすがW杯日本の賞金すでに13億円、Vで42億円 2018年6月30日

試合運びに賛否が巻き起こっているが、日本は決勝Tに進んだことで4億4000万円の賞金増も勝ち取った。

 

何が何でも勝ちたかったのは、"日の丸"のためだけではなさそうだ!