違う見方

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三浦瑠麗氏の失脚は自浄作用の結果か?

国際政治学者を名乗る三浦瑠麗氏の話題が賑やかだ。

 

なんだかよくわからない存在だが妙に露出が多く、いわゆるインフルエンサーの一種なのだろうが、政治に関係する討論番組や報道番組への露出のせいかインフルエンサーの枠を越えた影響力を持っていたようだが、その神通力ももはや風前の灯のようだ。

 

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名前や顔は知っているが、何をしてるのか、あるいは実績はというと、なんだかよくわからない。

 

 

一体どんな人なのかと過去に遡って色々検索する中で大きく二つのことが関係してると感じられた。

 

  • 安倍晋三(with菅義偉)

 

  • NHK

 

この二つは根は同じだ。

 

 

ちなみに三浦瑠麗とGoogleTrendsで検索すると、

 

2015年の年明けから反応が増えてるのが分かるが、その理由はウィキペディアを見て納得できた。

 

 

初めてのテレビ出演は、友人の古市憲寿が司会を務める2015年元日放送の『ニッポンのジレンマ』(NHK)で、パネリストとして出演。その放送を観た『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)のスタッフから古市の紹介で連絡があり、同月下旬に『朝生』に初出演した。以降、『朝生』ではレギュラー出演するなど若手世代の代表的な論客として注目を集め、様々な討論番組やニュース番組に出演している。

https://ja.wikipedia.org/wiki/三浦瑠麗

 

 

 

 

初のテレビ出演がNHKだからと言ってこの時点ではNHKとは結びつかない。

 

世間では、三浦瑠麗氏が安倍政権に上手に擦り寄ったと見る向きも多いようだが、私にはむしろ安倍晋三氏のお気に入りになったと感じられた。

 

そして、そんな二人の共通点として「反知性」を挙げる声も多い。

 

 

反知性の一つとして「既存メディアの論調」にはとにかく抵抗すると指摘する声も多い。

 

 

さらに遡って色々検索すると、2006年第一次安倍内閣が始まった頃から安倍晋三氏(with菅義偉氏)のNHKに対する野心の発生が見えてくるが、これはご存知のように安倍政権が長続きしなかった。

 

 

メディアや放送を牛耳るためには経営や運営を牛耳ることと、発するコンテンツを牛耳ることの異なる二つがある。

 

経営や運営には政治力が有効だが、発するコンテンツは露骨なことが行われたら世間は受け容れない。

 

そのためには都合よく使える代弁者が便利だ。

 

2012年末からの第二次安倍政権下ではコンテンツへの野心が再燃したことを感じる人も多いだろう。

 

象徴的なのは2016年のリオデジャネイロオリンピックの閉会式にマリオの格好で登場した時だ。

 

 

 

三浦瑠麗氏のテレビへの露出が増えたのが2015年から、この頃から中身は薄っぺらいのに安倍政権を擁護し代弁する人たちが露出を増やしたことを多くの人が感じているだろう。

 

それもこれも後ろ盾として安倍晋三氏がいたからだろうが、昨年7月に暗殺されて以降神通力は消えているのだろう。

 

暗殺されたということで神格化の恐れもあったが、どうやらそれはなさそうで、最近になって虎の威を借りてのさばっていた者が排除され始めているようにも感じられる。

 

 

この動きを自浄作用と喜んで良いのだろうか?