今年に入って、南海トラフ巨大地震関連の話題が増えてるような気がする。
そんな中で、下記のようなタイトルの記事が出ていた。
【緊急警告】夏の終わりまでに南海トラフ巨大地震発生か!? 「ラニーニャ現象」と「黒潮の大蛇行」終息は大地震の“合図”! 2018/06/04
今回挙げた例は、どれも“そのような傾向がある”という話にすぎない。しかし、これだけの実例を「単なる偶然だろう」と軽視し、もしも実際に震災に見舞われたとして、あなたは、あなたの大切な人を守り抜くことができるのだろうか? 常日頃から大震災の発生を意識し、備えを怠らず、覚悟を決めて生きる姿勢こそ、いざという時の運命を分けるということだけは覚えておくべきだろう。
もっともらしい、具体的な時期が示されると、不安も具体性を増す。
宗教を表立って持たない人が多い日本人は、不安な気持ちを上手に処理することが下手な人が多い。
不安な人は、周りの人を巻き込み不安仲間を増やそうとする。
前向きに不安と向き合おうとする人々を、"自己啓発"という分野が受け皿になろうとするのは、日本の大きな特徴かもしれない。
最近でこそ、投資に目を向ける日本人も増えたが、日本での金融は不安に備えての貯蓄や保険が長いこと主役だった。
「もしも〜」、「万が一〜」、これらの表現は巧みに心の奥に忍び込み、常に不安を感じる癖が身につくようになる。
不安を感じることが当たり前になると、幸せなときでも不安の種を探すようになる。
大事な不安を見落としてるかもしれないと。
金融ビジネスの根底に、"不安を煽る"という戦略があるが、この不安は広告宣伝を通じてソフトな洗脳を行う。
老後に必要なのは○○○○○万円です。
万が一のときには、・・・・が必要です。
これらは、世間の空気にも影響するので、広告宣伝で言われてもなんとも思わない人でも、身近な人から言われると急に気になり始めたりする。
一体、日本人はどのくらい不安なのだろうか?
得意のGoogle Trendsで検索してみた。
検索可能な2004年以降で検索すると、
検索を通じて感じられる不安は、恋愛や結婚や社交などの人間関係が中心のように感じるが、年々増加傾向だ。
冒頭で引用した南海トラフ巨大地震を加えるとどうなるかやってみたら、
差し迫った地震の不安の方が大きいのではないかと思ったが、そうではなかった。
Google Trendsでは、不安の中身まではわからないし、年齢層も不明なので多くは語れないが、不安の中身が恋愛に関するものが多そうなので、"浮気"を加えて検索すると、
浮気強えな!
人間の悩みといえば、人間関係か健康か金だ。
人間関係はキーワードが分散しそうなので外し、健康を加えて検索すると、
やっぱり健康は重要なテーマだとわかる。
最後に金(カネ)を加えてみた、もしかしたらGOLDもカウントされてるかもしれないが、
良くわかった!
世の中金だ!
金の検索でピークを記録してるのは2009年3月なのだが、いろいろ調べたが何が理由で増えたのかはわからず、想像では2008年のリーマンショックを受けての年度末ということが関係してるのだろうと思うのだが。
ちなみに、ただ"地震"と検索すると
2つの山は大きいほうが2011年3月で東日本大震災を受けてで、次の山は2016年4月で熊本地震だ、地震に関しては起きたものに反応してるようだ。
この場合の"地震"は命と同じだろう。
この"地震"と"金"を重ねると、
やっぱり、金より命なのかな?
少しホッとする。