違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

馴染んだ習慣の恐ろしさ!

世の中が変化してるということをどこに感じるだろうか?

 

変化は日々起きているので、気付いたり気付かなかったりするが、そんな中のひとつで、私が気付いていた変化として喫煙率の低下がある。

 

私は、タバコを吸うことなく人生を歩んでいるが、大学生になり社会人になった頃、周りは喫煙者だらけになっていた。

 

先入観だが、タバコを吸うという行為は若い頃に始め、習慣化するものであって、若い頃に吸わなかった人がその後に吸い出すことは極めて稀だと思う。

 

上が男性で、下が女性、Wikipediaの喫煙率から引用。

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タバコを吸い始めた人々が止めるキッカケは何なのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

自分自身の健康のためが多いのかと思いきや、そうでもなさそうなことが伺える。

 

人間は、合理性を求めてるようで、感情が占める割合が多いということを示してるような気がする。

 

そもそも、何がキッカケで吸い始めたのだろうか?

 

未成年でタバコを吸い始めた友人たちに「タバコって美味しいのか?」と聞いて「美味しい」と答えた者は一人もいなかった。

 

では、なぜ始めるのだろうか?

 

大学の悪い先輩に誘われて吸い始めた。仲良くなるために(20代男性)

 

・THE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケさんに憧れて(20代男性)

 

・ルパン3世の次元がかっこよすぎて興味をもった(20代男性)

 

では、女性はというと…

・彼氏にフられた腹いせに…(20代女性)

 

・恋人や周りの人が吸っていたから(20代女性)

 

その昔、喫煙がダイエットになると言っていた知人女性がいたことも思い出した。

 

喫煙率の低下は、アメリカでもだ。

 

 

 

最近、"酒は百薬の長"というのは間違いで、酒も"百害あって一利なし"だというエビデンスが出てきてるらしい。

 

エビデンス以前に、人体にとってアルコールは"毒"そのものなのだ。

 

しかし、タバコの煙のように周りに害を振り撒くわけではないので、飲酒は酔っ払わなければ世間に受け入れられると思われがちだが、統計上は喫煙率とリンクする動きを見せていた。

 

喫煙率および飲酒率の推移  内閣府男女共同参画局

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飲酒離れも静かに起きているのだ。

 

酒やタバコだけでなく、馴染んだ習慣にはリラックスに似た効果があると言われる。

 

習慣になることは、好きなことだと思われることが多いが、むしろ嫌なことから逃げる方が多いかもしれない。

 

だから、悪循環を生み出す事が多い。

 

緊張、ストレス、欲、打算、ひとりよがり、何らかのモチベーションに駆られて行動する時に生まれる負の心理がある。

 

良かれと思い身につけた習慣が生み出す負の心理が原因で、もう一人の自分自身がクレームを発するようになる。

 

1:29:300の法則(ハインリッヒの法則)

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1:29:300の法則は、供給側の視点で捉えた数字です。

 

従業員が失敗だと捉えていない事柄の中にも、顧客の側から見れば失敗と判断される事柄も存在するはずです。

 

 

習慣になって、馴染んでしまうのは、処世術として成り立つ背景があったのだろうが、背景の事情が変わると、習慣も成り立たなくなり、馴染んでる場合ではなくなる、そうなるともう一人の自分がクレームを発するようになる。

 

 

考え方や、行動などに関して、なんらかの習慣があることを自覚してる人は、自分の価値観を自問自答すると新しい発見があるかもしれない。