違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

苦しいときのレジリエンス!

"レジリエンス"ということばがある。

 

北海道での、ブラックアウトを受けても使われている。

 

使用例として、このようなものがある。

 

 

 

 

レジリエンスということばは、日本語になりにくいのだが、強いて言うならば、「備えあれば憂いなし」と「転ばぬ先の杖」を踏まえて、それでも対処できないような場合に、「明けない夜はない」と気を落とさず、「千里の道も一歩から」と少しずつ着実に、というニュアンスを持ち、状況によって意味が少し変わることばだが、目先のことに一喜一憂しないことを表すことばでもある。

 

そういう意味からすると、ツイートを引用した上記二人は、多分使い方をちょっと間違っている。

 

今回の、ブラックアウトを受けてレジリエンスということばの使い方としては、枝廣淳子さんが正しい。

 

 

昨日は役場でも町民のみなさんとの話し合いでも、「エネルギー自立の大事さ」が大きなテーマとなりました。これまでもお題目の1つとしては話してきたのですが、今回停電している中での議論は切迫感が違います。「これが零下30度の冬だったら......?」喉元過ぎるまえに、あるべきエネルギーの姿として打ち出し、施策にして進めていくことを願っています。

 

オール電化やIHのおうちは立ち往生した一方、ガス炊飯器のおうちからの炊き出しがあちこちでやりとりされていました(私もおにぎりをもらいました!)。数少ないですがソーラーパネルと充電器でオフグリッド生活をしている人たちのおうちは「いつでも充電しに来て」とSNSで発信。こういうときのレジリエンスを考えさせられました。

 

レジリエンスといえば、ふだんからの人のつながりの強さ。それぞれが近くの高齢者や独居者のようすを見に行ったり食べ物を届けたり。おとというかがったレストランのマスターは「冷蔵庫のものがダメになる前に料理したので、取りに来てください。無料です」とSNSで発信していました。

 

 

※太字下線は私が入れました。

 

 

レジリエンスには、関西気質が感じられるような気がするなと思ったら、台風21号を受けてのこんなツイートがあった。

 

 

 

 

ピンチの時に問われるのが、レジリエンス。

 

それは、「足るを知る」ことに喜びを感じられることだ。

 

結局、こういう能力を持ってる人が一番強い!

 

 

 

<参考>

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/レジリエンス_(心理学)

心理学におけるレジリエンス(resilience)とは、社会的ディスアドバンテージや、己に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを適応させる個人の能力と定義される 。それら不利な状況やストレスとは、家族、人間関係、健康問題、職場や金銭的な心配事、その他より起こり得る。

「脆弱性(vulnerability)」の反対の概念であり、自発的治癒力の意味である。「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳されるが、訳語を用いずそのままレジリエンス、またはレジリアンスと表記して用いることが多い。