分析が可能になるために必要なデータ量とはどのくらいなのだろうか?
そういう疑問を思い起こさせてくれるツイートがあった。
恋愛が上手くいかない女は98%
— 隠遁人妻26歳@note発売中♡ (@atasihaOTMA) July 28, 2018
自分に合う″いい男″が分かっていない
なので、まずは下記を実践してください。
①男を見抜く目を養うためにデータ量を増やせ
②データ量を増やしメモ帳に分析記録を残せ
③分析したデータを箇条書きでまとめ自分に合ういい男の定義を書き出せhttps://t.co/U02fBntGym
リンク先には、こう書いてある。
『かっこよくて、優しくて、経済力があって、話が面白い人ですかね…?』
アバウトすぎます。これではいい男なんて見抜けるはずがありません。実は、質問してくる方の多くは、世間一般に言われている″いい男″というイメージを自分の中でふんわりとしか持っておらず、自分にとってどういう男性がいい男なのかを理解できていない事が非常に多いのです。
きっとこれを読んでいるあなたも例外ではないはずです。まず、自分にとっていい男とはどういう男なのかをはっきり具体的な言葉で説明してみてください。話はそれからです。
データの質と量が違うと、得られる結論が全然違ったものになるだろうことは容易に想像できる。
スティーブン・ピンカーの『暴力の人類史』上下巻読了。合わせて1200ページくらい。字数も多くて情報量みっちりの大著。もうとにかくデータ量が膨大。プロが山ほど集めたデータをもとに、人類の暴力を分析していく。「世の中どんどん悪くなっていく」なんてのはやはり大嘘だった、という内容。
— 深見 真 (@fukamimakoto) August 12, 2015
レビューを見ると読んでみたいと思わせるコメントが目につくが、大作すぎるので少し躊躇してしまう。
データの活用法には、大きく2種類ある。
予め想定している仮説や導きたい結論へ誘導するように集められるデータと、集めたデータから何が導かれるかというアプローチの2種類だ。
前者は、フェイクニュースに繋がる。
後者は、真実を探る意識が高いが、データの量と質によっては、真実から遠ざかることもあるだろう。
ビッグデータか何か知りませんが、データ量が多いほど適切な分析ができると思っている方々は、フレーム問題と呼ばれる制約を知って頂きたいです。
— ICHIRO SATOH (@ichiro_satoh) August 8, 2014
フレーム問題(フレームもんだい)とは、人工知能における重要な難問の一つで、有限の情報処理能力しかないロボットには、現実に起こりうる問題全てに対処することができないことを示すものである。
全てを考慮すると無限の時間がかかってしまうからである。つまり、枠(フレーム)を作って、その枠の中だけで思考する。
結局、行き着く先は、
IoTでこれまでデータ化が難しい部分も見える化できるようになるけど、やっぱり何をしたいかが欠落すると宝の持ち腐れ。接続点が多ければ多いほどデータ量は膨大になるし複雑化する。集まったデータを分析して何するか?残念なアンケートみたいに収集が目的になると破綻しやすい。
— 佐々木基之 (@moto_ssk) September 6, 2018
データの収集や分析が、過剰に評価される時代になっている。
ブログをやる程度であっても、Google Analyticsなどを用いて分析することの重要性を説く話も多いが、その一方でこだわりの全てはコンテンツに向けろという説も増えている。
これは、正反対のことを言ってるようで、実は同じことを言ってるのかもしれない、いや同じことを言ってると言うよりも、どちらからアプローチしても行き着く先が同じということかもしれない。
冒頭のツイートにあるように、"いい男"を求めるならば、まず自分にとっての"いい男"をきちんと細かく定義し、その定義に基づき必要なデータを集めることが大事になる。
自分にとっては、どうでもいいデータに振り回されてる人や企業は多いだろうと想像できる。
人間は、生まれたくて生まれるわけではないし、一部例外はあるが、死にたくて死ぬわけではない。
生きてる間も、案外似たようなものかもしれない。
語学が堪能な学生が陥ることが有るのが、「○○語を活かせるから志望した」というもの。そもそも言語とはツールでしかありません。○○語を活かして「何が」したいのか、その「何か」に対する志望動機も作り込まねばなりません。その部分が無いと、「他にも生かせる会社有るよね?」で終わりです。
— 採用事情暴露ちゃんbot (@saibaku_chan) September 2, 2018
このまま冴えないおばさんになっていくのが怖い、とにかく怖すぎて色々考えてはいるけど努力の方向性が分からん。そもそも自分が何をしたいのか分からないのであった。
— りゑを (@masshiroooon) September 5, 2018
自分にとって必要なデータとは何だろうか?
それを考えてる間に人生が終わってしまいそうだ。