違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

楽観的ブログ論『Don’t Think. Feel!』

伝える情報の総量はメディアの種類で大きく違うと言われてる。

 

一般的なイメージでは次のツイートが近いだろうか。

 

 

その伝える情報量の違いは噂ではこうなる。

 

 

 

スマホや各種デバイスがハイスペック化し、さまざまなアプリが充実し、SNSも多様化する流れの中で、新聞雑誌という既存メディアだけでなく、デジタル空間の世界でもテキストメディアはオワコンだという声をよく聞くが、一方でこんな声もある。

 

人間の脳の構造上、テキストメディアは廃れない  LINE株式会社・上級執行役員 田端信太郎氏  2015.10.15     

田端かつてDoCoMoのiモードが出る前に、これもやはり高城さんが言っていたんですが、「女子高生にとってのキラーコンテンツは、100億円かけたハリウッドの大作ではなく、彼氏からのメールだ」という名言を残しています。また、明石家さんまさんが、最近、やっとスマホを持って、はじめてLINEをやり、「やばい。俺ら芸人の最大の敵はスマホだ!」と発言したそうです。そういう意味では、メディア・コンテンツ産業にとっての最大のライバルは、身近な人とのコミュニケーションだというのは、昔から変わっていないのかもしれません。

 

藤沢電子工学的には、情報量は「動画>静止画>音声>テキスト」なんですよね。静止画と音声ではどちらが大きいかはケースバイケースですが、とにかくテキストは圧倒的に情報量が小さい。

 

しかし、人間の脳の認知の仕組みから、人間が実際に感じる情報量は、これとは逆に、「テキスト>音声>静止画>動画」だと思うんですよ。それは、多分、テキスト情報が、その人の記憶を呼び起こして、人間の想像力で豊かな情報が脳の中で補完されるからだと思うんです。

 

また、テキストには、もっと面白い特徴があって、たとえば、文字情報だと「絶世の美女をひとり思い浮かべてください」と書けば、読み手がそれぞれに想像した理想の美女を思い浮かべてもらえる。読み手の数だけ美女が作られる。だけど、動画で実際に誰か女優さんをキャスティングして「絶世の美女」として登場させたら、イメージがひとつに固定されてしまいますよね。「うん、綺麗だけど、絶世の美女ではないよ」みたいなことをみんな言い出すと思うんですよ。

 

 

ここまでの話を皆さんはどう感じるだろうか?

 

デジタルネイティブあるいはスマホネイティブと言われるような方々にはテキスト、音声、写真、動画にさほどの違いは感じないかもしれない、と言うよりも掛かる手間ひまと言う意味ではテキストが最も厄介なものと感じているかもしれない。

 

しかし、少し前まで写真や動画は素人には技術的にも金銭的にもとてつもなくハードルが高い存在だった時代がある。

 

そんな時代は、やる気さえあれば誰でも書けたのがテキストだったが、筆記用具を用いて紙に文字を書き続けると言う作業は、これまたとてつもなくハードルが高い作業だった。

 

だからだろうが、わたしはいずれにも興味を持つことなく過ごして来て、2年前からやっとブログに手を出したのだが、その頃からブログはオワコンという話を聞く事は多かった。

 

写真や動画にも少し手を出してみた。

 

そうして感じているのがブルース・リーが映画「燃えよドラゴン」で言ったこのことばだ。

 

 

このことばは、今でもアメリカの経営者が好むことばの一つだと聞いたことがある。

 

ちなみにわたしは、Think(考えること)が悪いのではなく、その前にFeel(感じる)があると受け取っている。

 

 

そして気付いたことは、Feel(感じる)は『ことばを介す』ということ。

 

感じたものを理解するためには「ことば」が必要だということだ。

 

上記の記事の「脳の構造上テキストメディアは廃れない」は、全ての原点はことばだと言っているのだ。

 

テキスト以外のメディアはFeelは刺激するが、そのイメージを固定化する。

 

しかし、テキストだけはFeelしたイメージを固定化させず多様性を許容できる。

 

テキストだけが持つ絶対的な強みがあるのだ。

 

テキストメディアだけが持つ絶対的な強みがある以上廃れることはないだろう。

 

むしろ、写真や動画こそ他のものにシフトしていくような気がしてくる。

 

昔、ウォシュレットが世に出た時のテレビCMを思い出す。

 

 

お尻だって洗って欲しいように、写真だって動画だってきっとテキストの助けが欲しいと思っているはずだ。

 

 

 

テキストメディアの将来を悲観する声が多いことを受けて、楽観的な解釈をしてみました。

 

ブログを書いていて、何か困難にブチ当たったら、

 

Don’t Think.   Feel!