最近ATMに関する話題が増えている。
確実な話なのか、伏線を張っているのかは不明だが、
将来のキャッシュレス化などに対応し、銀行は自前のATM網を見直し。ただ、利用者視線も必要ですhttps://t.co/em8cKdJt1w
— NHKニュース (@nhk_news) August 17, 2018
ATM消滅、手数料の嵐…!? 将来の「銀行」の姿とは https://t.co/Qrbc9uIN47
— 銀行の赤本 (@bank_akahon) October 5, 2018
事業としてのATMの採算性とは?
セブン銀行登場前の銀行ATMは一台800万円していた(無人店舗のは2000万)。そのため一台当たり1日の決済件数が100件割ると採算取れない。セブン銀行はNECとゼロから通帳と小銭機能を省いた200万円のATMを開発し、1日あたり70決済で利益が出るようにした。そして新生銀など他銀行のATMも代替するように。
— 久下玄 (@kugehajime) October 7, 2018
大前研一さんは、ATMに関してこう言っている。
みずほFGの坂井社長は、インタビューで
「ATMは公衆電話のように消えていく」と答えたそうですが、
まさにその通りです。ただし私に言わせれば、
「銀行も消えていく」と付け加えたくなりますが。
最近になってローソン銀行が開業しましたが、
「20年遅い」と思います。ATMの機械は高額ですし、
散々セブンイレブンが活用してしまっています。
端末によっては今から設置しても
しばらく使えるものはあると思いますが、
それほど寿命は長くないでしょう。
なぜ、20年前にやらなかったのか?
ローソンの親会社である三菱商事の時代感覚が、
それだけ遅れているということだと私は思います。
出典:『 大前研一 ニュースの視点 』 2018/9/28 #745
そもそもATMとは、
ATMって日本語では現金自動預け払い機だけど、もとは「automated teller machine(自動窓口係り機)」の略なんですね。tellerは銀行の窓口係の意味。すると、将来にアンドロイドの技術が発達してスーツを着た窓口係のロボットが誕生した時に、この言葉は完成しますね
— 尾崎 (@ozaki_u_u) May 5, 2014
ATMが普及しだしたのは1980年代に入ってからで、その前段階は現金の引き出しのみができるCD(キャッシュディスペンサー)と呼ばれるものだった。
CDからATMへ移行し始め、ATMが普及しだした時期の銀行にとって預金の管理や入出金の手続きに人件費を掛けることはバカバカしいくらい儲からない業務だったはずで、リソースの多くは融資や大口預金顧客のみに向けたかった。
そんな銀行業務も融資に活路が見出せなくなり、かつてバカにしていた手数料ビジネスに活路を求めるようになり、さらに現金需要が減少すると予想される時代の流れの中で、なりふり構わないコスト削減に血眼になっている。
そんな銀行を中心としたリアルマネーの世界で、ATMが消滅するかもと言われてるのに、仮想通貨はまだ自身のキャラを決め切れずにいるようだ。
日本ではまだ10か所程度に留まっている仮想通貨ATMの設置。将来的には銀行ATMとの提携なども行われるのでしょうか。そのうち大人も子供も当たり前のように仮想通貨を買える日が来るのでしょうね。
— 仮想通貨ポリス (@C_C_Police) September 5, 2018
仮想通貨ATMの市場規模、2023年までに127億円超予測 https://t.co/Lo0SGAfAah via @JpCointelegraph
ATMの話題を見てると、ATMが役割を終えたように見えるが、ATMは尻拭いをさせられてるだけかもしれない。
モノを言えないATMは、銀行員をリストラするより簡単だから先に手を付けられてるだけなのかもしれない。
銀行の経費が増えている話。
— 爺サマー (@debasairon) July 16, 2018
将来口座年間管理手数料、月に2回ATM使用で手数料、ローンの繰り上げ返済手数料を増額。
議論中な案件が多いそうです。
低金利時代
昨年は株の上昇で増益だが、そこが見込めないと様々な値上げが実行されるでしょう。
皆様お金は大切に pic.twitter.com/5hPTNBoEpO
良くも悪くも銀行がインフラとして便利で優秀だった日本では、なかなか銀行の“次”が決まらない。
キャッシュレスや仮想通貨やマイナンバー活用など、様々な考えがあり、それぞれに一理あるが、まだまだバカにされながらも現金が幅をきかせるような気がする。
追記
こんな最近のデータがあるらしい。
電子マネー、平均3枚保有でも、日常的に使っている人は3割弱:1件あたりの決済額は1000円以下 2018/10/9