違う見方

誰でもできるけど、自分にしかできないのが、判断するということ! 情報過多な現代は偏り(バイアス)も強いので思わぬ方向にずれていくこともある。そんなズレを修正したりブレーキをかけるために少し違う目線を持ってみたいという備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

ライザップ(RIZAPの危険サインはいつ出ていたか? (追記あり)

あのイケイケなライザップが赤字に転落というニュースが出た。

 

 

決算など難しいことはよく分からないので、興味はあったが傍観していたら、ブログで話題にする方もいて、決算書を読める方は、以前の決算書からこうなることは読み解けていたと書いていた。

 

決算書が読める方は、世に大勢いるだろうが、事前には誰一人指摘していなかったように感じるのはなぜだろうか?

 

後から、分析の結果理由を説明されてもあまりおもしろくはない、専門家でもなんでもない一般人が気付く材料は無かったのだろうかと考えてしまう。

 

今回の赤字決算も、これはやばいよと捉える人と、こんなの大したことないよと捉える人がいる。

 

 

しかし、私はホリエモンの次のことばに惹かれた。

 

 

そこで、素人が日常接する程度の情報で何が言えるかを探ってみた。

 

Google Trendsで検索可能な2004年以降でライザップを見てみると、

 

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動きがが顕在化し始めライザップの認知が始まったのは2012年からと言えそうだが、ブームが起きたと思えるのは2014年からと言えそうだ。

 

期間を2012年1月1日以降にしてみると、

 

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少し分かりづらいが小さな青丸がここ数年の3月(決算月)を示している。

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検索での人気のピークは2014年から2016年の足掛け3年だったことが分かる。

 

しかし、このくらいの期間知名度を独占できれば、知識として脳に定着し、流行りではなく定番としてインプットされるのかもしれない。

 

ちなみに、一般の人は決算の資料など目にしないだろうが、念のためにと目を通すと、検索数が上昇と同時に売上が上がるわけではなく、少し遅れて上がり始め、一旦上昇に転じるとそれがしばらく継続し、今回赤字になったとは言え、現在も売上は上昇中だ、と分かる。

 

検索や世間への露出の増大で定着したイメージは、不祥事でもない限りそう簡単には払拭されないのだ、これはおそらく脳の働きだろう。

 

今年11月14日の2019年度決算の資料によると、

 

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※資料はライザップのホームページで公開されてるものから引用、以下も同様

 

 

前年の決算時の資料によると

 

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今回の決算で赤字になったことに対する対策として上げられたのが、

 

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どうやら負の要素として、ビジネス界では今が旬のM&Aが関係してそうだ。

 

ウィキペディアによると、ライザップのM&Aが活発化し始めたのは2017年からだ。

 

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これ以外にも連結子会社はたくさんある。

 

企業もビジネスも生き物だから、単純には語れないが、検索されてるかどうかは指標として参考になるような気がする。

 

ライザップがM&Aに活路を見出そうとし始めたのは、検索数の減少とリンクしている。

 

今後のライザップを、誰でも知ることができる程度の情報で見守りたい。

 

また興味があるのは、市場は次のライザップを求めているだろうということだ。

 

私には、それが"あの会社"に思えてしょうがない!

 

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<追記>

 

下記の日経新聞の記事が事情を説明してるが、どうやらライザップが調子が良いが故に起きた問題のようでもあるし、調子の良い会社が足下を掬われるのはイケイケだからと言えそうだ。

 

持ち込まれる(売り込まれる)話には要注意!

 

RIZAP、「負ののれん」営業利益の6割に
証券部 増田咲紀   2018/11/19 日本経済新聞 電子版

ここまで負ののれんが膨らんだのは、こうした企業の中でも、安価に手に入れられる不振企業を傘下に入れて再生させることを買収の軸に据えたからだ。損失を出す会社を、1円でもいいから手放したい売り手にとって、RIZAPは魅力的に映る。提案が殺到して、直近では常に100件以上の案件が手元にあったようだ。かねて日本経済新聞の取材に対し瀬戸健社長は「いままで成立した案件はすべて持ち込まれたもの。自分から買いにいったことはない」とも説明していた。