予想や予測が当たった外れたと一喜一憂することが日常生活やビジネスの場には多くあるだけに、予想や予測に関係することわざや言い伝えはたくさんある。
その一つがこれ。
当たるも八卦当たらぬも八卦
2018年は年初にニトリ会長が予測した株価が予想が当たったと大きな話題になっているが、本当は当たるも八卦かなと心のどこかで思ってる人は多いだろう、一方今年の貴乃花のドタバタを誰が予測できただろうか?
☆
— ✿「風 Ⅱ」✿ (@kimagasenohaha) January 15, 2018
当たるも八卦、当たらぬも八卦...あなたの見立てはさて!???
話題の人たちの2018年運勢は? 金正恩氏、山尾志桜里氏、貴乃花親方…有名占い師「原宿の母」が鑑定https://t.co/kxESwV9a22 @Sankei_newsさんから pic.twitter.com/rsUYJ8Mrs4
リンク先の記事にはこう書いてある。
弟子の十両貴ノ岩(27)が元横綱日馬富士(33)に暴行を受けた事件をきっかけに、理事を解任された貴乃花親方(72年8月12日生まれ)。菅野氏は「17年の仕事運は良くなかったが、18年に好転し、19年以降はもっと良くなりそうだ」とみる。日本相撲協会への逆襲もあるのか。
「原宿の母」は貴乃花に関しては大外しだった!
それとも大ドンデン返しがあるのか?
当たるも八卦の世界観はこれと同じだろう。
鬼が出るか蛇が出るか
— 日本のことわざ (@cahycezylefi) December 19, 2018
次に起こる事態がどのようなものか予想がつかず、前途は予測し難いものということ。
予想や予測は、分析や高度な判断に基づくという側面があるが、それ以上に、予想や予測をする人の性格や立場が出る。
アドバイスやコンサルと銘打つとありがたがるように、立場や権威に差があると、発せられる言葉を過大に評価することがある。
そういう心理の背後にはいわゆる“空気”をどう判断するかという個々人の性格が関係する。
“空気”を重視するのがハイコンテクスト文化で、日本は世界で最もハイコンテクスト文化だと言われている。
ハイコンテクスト文化のもとでは次のようなことが起こりやすくなる。
●人間はみんながやっていることを良しとする
— ぽかべ🍌バイブレーションうつ姫 (@poka_resort) December 4, 2018
アフィリエイト
ネットワークビジネス
保険営業
→イメージが悪いかんじ?
でも会社員は悪い感じがしない、
それはなんでかっていうと「みんなやってるから」
実態は、会社員だってヤバい環境のこともあるよね
やってる人少ない=怪しいになりがち
しかし、組織や仲間に依存するようになると視野が狭くなり、マイナーな分野でも大海原に見えてくるので錯覚が起きるようになる。
【凡人にも札束】
— 比嘉晃司 (@10bunsho) December 22, 2018
何の実績のない人でも、借り物の札束を見せびらかせば、その人の意見に説得力があるように感じられてしまう事。
(類)馬子にも衣装#自己啓発語 #ことわざ #造語 pic.twitter.com/5VPbAAuxxr
本日の健康教育のハイライト:
— Calci (@Calcijp) December 26, 2018
質問者「TVでサトイモがコレステロールを下げる働きがあると聞いたのですが本当ですか?」
僕「嘘です」
質問者「」
僕「健康になる秘訣は民放の医療番組を見ないことです。」
日本のハゲ研究の第一人者、板見先生によるハゲ対策について pic.twitter.com/TvpS9Bk6ev
— くまちゃん (@boooonsai) December 25, 2018
車内広告を見ながら、「秒速で1億円稼ぐ条件」「年収300万円だった林さんが年収3000万円になったお金の増やし方」などの本を多く出しているフォレスト出版の人たちは、どうして本に書いてあることに専念せず、それに比べると割に合わなそうな出版業を続けているのかな、と思った。
— コーヒーパパさん (@0418291) December 27, 2018
なんだか錯覚してるというよりも、他力本願の悪い見本のように見えてくる。
そういう思いを上手に表現してるツイートがあった。
日本のようなハイコンテクストな社会って、
— どこでもはじめてのばしょ* (@milkTdokodemo) December 3, 2018
結局、複数性や多様性に向き合うことよりも、
何らかの中心的な力を持ったモノや存在、思考、あり方、そういったものに歩み寄ってしまう方が多いと思う。
状況が変化しても、前例重視、より良いシステムや方法に変えていくことが苦手な日本人、日本社会。
日本では、人が集まるところにはハイコンテクストな何かがありそうだが、かつては「日本人」という共通項だけで成立していたものがどんどん細分化しているように感じられる。
しかし、細分化したそれぞれの分野では、相変わらずハイコンテクストな世界観が成立していて「排他的な内輪ウケ」が繰り返されてるように思える。
しかし、どの分野でも実態は「看板に偽りあり」という詐欺的な手法がまかり通っているように見える。
これは、ハイコンテクストの為せる技だ。
人が集まったり、行列を作ったりする場には、ハイコンテクストな仕掛けが施されていて、予想や予測が当たる場合のほとんどはハイコンテクストな仕掛けが成功した場合だが、現代はハイコンテクストが成立する分野の細分化と小型化が進行中なので、内輪ウケに流されていると、全体への影響力や波及効果がどんどん弱くなっていることを見過ごすことになる。
組織や仲間に依存してる人にはツラい時代になっている。