2018年の「今年の漢字」は『災』だった。
『災』の反対語は何になるだろうか?
直接のものは無かったが、
https://thesaurus.weblio.jp/antonym/content/%E7%81%BD+%E3%83%BB+%E5%8E%84
言葉上だけで見ると、『災』の反対は『運が良いこと』と言えそうだ。
大きな災害に遭った人々が、人生を取り戻すことは非常に困難なことだとは思うが、人類全体で見ると、『災』と『運が良いこと』はプラスマイナスゼロの世界観が感じられる。
プラスマイナスゼロが感じられる背景には、全ては繋がっているという価値観があるからだと感じるが、そうすると、「金は天下の回りもの」にも似てるような気がしてくる。
お金がたくさん出て行くことは災に感じ、お金がたくさん入ることを幸運に感じることに似ている気がする。
人類全体で見ればプラスマイナスゼロだとしても、個人単位で見るとものすごく差が付き決してプラスマイナスゼロには見えない。
『経済』ということばの由来を遡ると、
日本人
— しゅぎもん☀31日目 (@vandeosopdeezel) December 26, 2018
「『経済』という言葉は中国から輸入してできた言葉だ」
中国人
「『経済』という言葉は日本語に由来している」
真相
中国古典の「経国済民」という言葉を参考に日本語の『経済』が生まれ、日本語の『経済』を中国が輸入した。
なんじゃこれ
そもそもの由来である「経国済民」とは?
《教養チャンネル》
— 森田 明 (@moritaak_dai) December 27, 2018
経世済民(けいせいさいみん)
意 味: 世を治め、民の苦しみを救う。また、そのような立派な政治。
類義語: 経国済民(けいこくさいみん)
このように、経済の大元の意味は、災も幸運も全部ひっくるめて等しくプラスマイナスゼロを達成することを目指していたように感じられるが、現代は少し事情が違ってきている。
子供の経済教育といって小学生の頃から株式投資を教えたりする家が増えてると聞きますが、
— 韋駄一天金運まとめ (@idaittenbot) December 26, 2018
統計的金運学からすれば、その前に必ずやらなきゃいけない経済教育があります。それは経済の語源、経国済民の意味で、
社会的分業によって人々を救済すること。世の人々の仕事の価値を教える事が基本です
経済を金儲けと勘違いしているネトウヨもいますね。
— MS-06S ザクⅡ (@Oicos_nomos135) August 25, 2018
だから株価が上がっただけで好景気と騒ぐ。
株価が上昇して、民が済(救)えるのかと。株で儲けた人が災害復興にカネを使うのかと。
身近な今年の災で例えると、
私は行けなかったんだけど今年の社員旅行が北海道なのね。第一陣は発災まもなくだったから行き先変更せざるをえなかったんだけど、第二陣は予定通り旅立った。「道(どう)でメチャクチャ金使ってこいよ!!!回してこいよ経済!!!!」つって餞別ねじこんだからゴリゴリ消費して無事帰ってきてほしい
— 虹を待つ人 (@laughmaker1979) September 12, 2018
今回、JR西が早々に運休を発表したり、小売各社が終日休業を決めたおかげで、不要不急の外出が減って減災が出来たんじゃないかと思うので、休業による経済的損失とあわせてしっかり算出して大々的に発表してほしい。
— いち (@clemenskrauss) September 4, 2018
地震や台風などの災害が材料で急騰・急落した銘柄で儲けた場合は、その利益を全額寄付するのが本物の投資家だって通りがかりの幼稚園児が言ってた。
— . (@zenbatakakolove) September 6, 2018
ガチでなWWWW
どういう単位でプラスマイナスゼロを捉えるかで意味が違ってくるが、人間の視野は思った以上に狭いのでかなり偏ったものなるのが実際だ。
東北大震災義損金3600億円(使途不明金1522億円)の使い道はどこに消えた
311の「東日本」大震災復興費用で、被災者無視で「西日本」の宮崎や上関や神戸や、津波の来づらい羽田やらに至るまで防潮堤作りまくった(自治体が儲けた)のに、「大雨災害」が起こりまくってもまだ防潮堤作ろうとしてるの、本当に意味わからない。。無駄だからやめろとしか言えない
— xj4 (@_rxj4_2018) July 13, 2018
『災』には、天災と人災があるが、間違いなく言えることは、天災が起きた後には確実に追い討ちをかけるように人災が起きる。
「天災が人災に変わる」
— 災害ニュース (@zagimu) December 23, 2018
ゴードン・ブラウン(第七十四代イギリス首相)
そして、戦争のように明らかに人災にも関わらず天災級のことも起きることがある。
17年経った今、あの時のことをもう一度思い返してみました。
— 小笠原 正豊 Masatoyo Ogasawara (@masatoyo_san) September 10, 2018
人災・天災の違いはあっても、昨今の度重なる自然災害と通じる点があるような気がします。
This is my recollection of the experience. These are the original photos on the day. #911 #WorldTradeCenter #WTChttps://t.co/5wbYSVd4Fd
今年の漢字が『災』だったが、もはや毎年当てはまると思った方が良いだろう。
金は天下の回り物ならぬ、『災』は天下の回りものだ!