違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

『災』は天下の回りもの!

2018年の「今年の漢字」は『災』だった。

 

『災』の反対語は何になるだろうか?

 

直接のものは無かったが、

 

f:id:chigau-mikata:20181229111202j:plain

 

https://thesaurus.weblio.jp/antonym/content/%E7%81%BD+%E3%83%BB+%E5%8E%84

 

 

言葉上だけで見ると、『災』の反対は『運が良いこと』と言えそうだ。

 

大きな災害に遭った人々が、人生を取り戻すことは非常に困難なことだとは思うが、人類全体で見ると、『災』と『運が良いこと』はプラスマイナスゼロの世界観が感じられる。

 

プラスマイナスゼロが感じられる背景には、全ては繋がっているという価値観があるからだと感じるが、そうすると、「金は天下の回りもの」にも似てるような気がしてくる。

 

お金がたくさん出て行くことは災に感じ、お金がたくさん入ることを幸運に感じることに似ている気がする。

 

人類全体で見ればプラスマイナスゼロだとしても、個人単位で見るとものすごく差が付き決してプラスマイナスゼロには見えない。

 

『経済』ということばの由来を遡ると、

 

 

そもそもの由来である「経国済民」とは?

 

 

このように、経済の大元の意味は、災も幸運も全部ひっくるめて等しくプラスマイナスゼロを達成することを目指していたように感じられるが、現代は少し事情が違ってきている。

 

 

 

身近な今年の災で例えると、

 

 

 

 

どういう単位でプラスマイナスゼロを捉えるかで意味が違ってくるが、人間の視野は思った以上に狭いのでかなり偏ったものなるのが実際だ。

 

東北大震災義損金3600億円(使途不明金1522億円)の使い道はどこに消えた

 

 

 

『災』には、天災と人災があるが、間違いなく言えることは、天災が起きた後には確実に追い討ちをかけるように人災が起きる。

 

 

そして、戦争のように明らかに人災にも関わらず天災級のことも起きることがある。

 

 

今年の漢字が『災』だったが、もはや毎年当てはまると思った方が良いだろう。

 

金は天下の回り物ならぬ、『災』は天下の回りものだ!