世の中がどのように変化するかと同じくらい気になるのが、今後どのような変化が訪れても変わらないであろうこととは何かだ。
そういうものの多くは、既に存在してるはずだが、そのことを考えていると昔読んだ本に書いてあった事を思い出す。
その内容に触れる前に、一般的に言われてる事を整理してみた。
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ポリオワクチン 1953年
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クローン技術 1996年
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ブラックホール 1916年
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相対性理論 1905年
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地球のマントルと核 1914年
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ワクチン 1798年
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コンピュータ 20世紀
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デオキシリボ核酸(DNA) 1953年
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ラジオ 1895年
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蒸気タービン 1884年
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血液型 1897年
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電気 18-19世紀
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飛行機 1903年
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殺菌 1863年
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テレビ 20世紀
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X線 1895年
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万有引力の法則 16世紀
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電波 19世紀
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ニトロ化合物 1918年
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ペニシリン 1928年
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半導体トランジスター 1947年
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核分裂 1939年
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ドップラー効果 1848年
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インターネット 1960年代
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元素周期表 1880年
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放射性物質 19世紀初頭
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内燃機関 19世紀
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地動説 15世紀初期
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麻酔(笑気ガスを用い) 1801年
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酸素 1774年
人類史上最も偉大な発明ランキング(紀元前・中世・近代・現代)
紀元前
5位麻酔(薬ではなく頚動脈を圧迫させることで)
4位 裁縫の技術
3位 アルコール飲料
2位 金属加工技術
1位 車輪と車軸
中世
5位 紙
4位 アラビア数字
3位 レンズ
2位 火薬
1位 活版印刷技術
近代
5位 輸血技術
4位 鉄筋コンクリート
3位 電話
2位 動力飛行機
1位 蒸気機関
現代
3位 人工衛星
2位 インターネット
1位 パーソナルコンピューター
こうやって並べてみると、人類がどのように進歩してきたがなんとなく見えてくるが、これを踏まえたところで、以前わたしが読んだ本の話に触れてみたい。
わたしが読んだ本には、次の本を読んだ感想が書かれていて、その本を読んだわけではない、要は又聞きみたいなものだ。
2000年間で最大の発明は何か 単行本 – 1999/12
— cafe (@ggd_qgg) January 28, 2019
ジョン ブロックマン
第1位はこれ。
2000年間で最大の発明は何か 単行本 – 1999/12
— cafe (@ggd_qgg) January 28, 2019
ジョン ブロックマン
これが40年間で最高に面白かった本。
過去に何度か検索を掛けたが何もヒットしなかったが、今回ひさびさに検索したらいくつかヒットした。
インターネットが無ければ、知っているけど絶対出会えなかった情報と言えるはずだ。
ここには要約が書いてあるが、わたしが読んだ本を参考に更にザックリと要約するとこうなる。
まもなく21世紀を迎える頃、ジョン・ブロックマンはインターネットを用い世界中の著名な科学者や技術者に「2000年間で最大の発明は何か」と問いかけ、その回答を本にまとめた。
この調査では、先に回答した人の答えを見ることができたらしいので、その回答は学者や研究者の自己顕示欲や功名心を刺激したらしく、本来意図した答えから外れるようなものも多かったらしい。
意図通りに得られた答えは、上記で引用したサイトの内容と似たもので、むしろこれらの答えはジョン・ブロックマンの調査結果を参考にしてると言った方が良いはずだと思われる。
ジョン・ブロックマンの調査で得られた結果の面白い点は、「真に大物の発明は2000年より前に生まれている」という指摘があることだ。
真に大物の2000年より前に生まれた発明として、
・言語
・火
・石器
・農業
・牧畜
・車輪
・美術
・音楽
などがあげられている。
そして、もう一つ興味ある指摘がなされてる。
指摘したのはヘンリー・ワーウィックという美術や作曲も手がける科学者で、「発明は全て不幸な結果か無益に終わる」というもの。
覚えておいて損はない考え方だろう。
わたしが読んだ本というのは、
著者の長尾さんは元電通マンだが、「文明は自転車くらいがちょうど良い」という持論の持ち主だ。
この持論には大いに共感するが、わたしにとってはインターネットのありがたさを再認識する結果にもなった。