違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

全てが紙一重だった2011年3月11日!

日本では阪神大震災がボランティアを定着させ、東日本大震災が寄付を定着させたと言われている。

 

誰が悪いわけでもない自然災害には、憎むべき相手としての敵は存在しない。

 

危機管理の世界では、自然災害と戦争は同じ扱いで有事となる。

 

 

有事は、生き方や価値観に大きな影響を与える。

 

アメリカが9.11をキッカケに大きな変化があったように、日本では3.11がキッカケで大きな変化があった。

 

9.11は、テロであり人災で『敵』を憎むという報復につながったが、報復の背後にあったのはアメリカ国民の愛国心でもあった。

 

一方、3.11は自然災害であり天災だったので敵が存在しないので完全にドメスティックな出来事だったのだが、そこには報復ではなく支援や援助が生まれていた。

 

 

 

 

 

ピンチになると人の本音がよく分かると言うが、有事になるともっとさまざまな本音が見えてくる。

 

 

そして、今日また本音が一つ出た。

 

 

ついつい出てしまうのが本音。

 

ついつい出る本音は、ほぼタブーと同じ。

 

2011年3月11日、電気が消えた被災地で夜空がとてもきれいだと気付いていた人達がいたが、そのことを不謹慎だとタブー化させていたらしい。

 

 

本音も建前も、幸せも不幸せも、きっと紙一重だと気付かされる。