違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

謎と不思議がいっぱいのACジャパン

何となくACジャパンのCMが増えたように感じてる人が多いのではないだろうか。

 

わたしが気付くくらいだからきっと多いだろうと思いTwitterを検索するとやっぱり多い。

 

公益社団法人 ACジャパン

「民間の力で、少しでも世の中のお役にたつ活動をしたい」と1971年に産声を上げたACジャパン。

設立当初は114の会員社でスタートしたものが、現在では1000社を超える規模にまで成長しています。

2009年には社団法人公共広告機構から社団法人ACジャパンへと名称も変更し、2011年には活動の公益性も認められ、公益社団法人ACジャパンとして、再スタートしています。

ACジャパンでは、創設から今日までさまざまなキャンペーンを展開しています。「公共マナー」「環境問題」「親子のコミュニケーション」といった時代を超えた普遍的なテーマ、「多様性」「ネットモラル」「災害」など時代の世相を反映したテーマ、公共福祉活動に取り組んでいる団体を支援するキャンペーン、阪神淡路大震災、東日本大震災など、大災害が発生した時の臨時キャンペーンを扱うものなど、社会がその時もっとも必要としているメッセージを発信し続けてきました。

ACジャパンの活動は、民間の企業・団体が持てる資源を少しずつ出し合い、社会にとって有益なメッセージを広告という形で発信しているCSR(Corporate Social Responsibility)活動です。

世の中を少しでも良くしたい。今後もこれらの様々な問題と真摯に向き合い、私たちは活動を続けていきます。

 

 

 

 

かなり以前から活動していたのだが一般大衆がはっきりとACジャパンのCMを認識したのは、上記のACジャパンの説明にあるように2011年3月の東日本大震災でだろう。

 

不幸な出来事で社会全体が沈んだ気持ちになってるような時に、商売っ気が露骨なCMは控えた方が良いという配慮からだと一気に認識された。

 

Google TrendsでACジャパンに対する反応を検索可能な2004年以降で見ると、

 

やはり突出してるのが2011年の3月。

 

 

期間を最近5年にすると、

 

 

 

2020年の2月末のコロナによる一斉休校に始まった社会全体での活動自粛の時期にもACジャパンが3ヶ月にも渡って反応が継続していた。

 

そして最近の盛り上がりに目を向けると、おそらく誰もが安倍元総理の暗殺に関連して起きる社会不安に配慮してACジャパンのCMが増えたと思っているだろう。

 

期間を直近7日間にしてみると、

 

 

 

安倍元総理が銃撃されたのは7月8日の午前11時31分、死亡が報じられたのは午後17時過ぎ。

 

死亡が報じられて以降ACジャパンのCMが増えたのは理解できるが、その少し前にも山がある。

 

期間を最近30日にすると、

 

 

7月5日の反応は何なのか?

 

調べてみると、ACジャパンの新CMが話題になっていた。

 

ACジャパンの新CM「寛容ラップ」が話題!SNSに「呂布カルマ大バズしとるやん」「主役は手話の人」の声

公共広告を展開するACジャパンが1日に公開した新テレビCM「寛容ラップ」がSNSでじわじわと注目を集めている。5日になって、同動画に出演する人気ラッパー、呂布カルマも自身のツイッターで同CMについて言及。

 

 

7月1日に公開された新CM、このタイミングの意図はというと参院選しかないだろう、まさか安倍元総理の暗殺を知っていたとすれば陰謀論になるだろう。

 

 

Twitterを見てると、ACジャパンのCMと創価学会のCMが最後まで見ないと区別がつかないという意見が、かなり以前から多いことに気付く。

 

 

ホームページの沿革には2009年以降は広告媒体費が記載されている、それによると。

 

2009年度  797億円

2010年度  2800億円

2011年度  1390億円 

2012年度  455億円

2013年度  502億円

2014年度  518億円

2015年度  473億円

2016年度  676億円

2017年度  544億円

2018年度  543億円

2019年度  737億円

2020年度  797億円

2021年度  533億円

 

 

2011年3月は2010年度になることを考えると、ACジャパンのCM費が東日本大震災関連で如何に多かったかが分かるとともに、ACジャパンという存在が、何かを隠蔽するためのあるいは陰謀のために利用されてる気すらしてくる。

 

どうしてこんなに多額の広告費を負担できるのかというと、ACジャパンが直接払ってるわけではなく、ともにACジャパン会員企業であるスポンサー企業から放送局に支払われているらしいのだが、視聴者にはスポンサー企業は不明なままとなる。

 

つまり、ACジャパンを通すことでCMロンダリングが可能になるのだ。

 

何のためにそんなことをするのか?

 

答えはさまざまだろうが、外野から見てると陰謀論と相性が良いなと邪推したくなる。

 

 

改めて考えると、ACジャパン(会員企業や個人会員を含めて)には謎と不思議がいっぱいだ。