違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

気付いてないだけで、みんなサイコパス!?

得をしたいと考える人は、冷静に考えると必ずしも得だとは思えない行動を取ることがある。

 

 

以下は昔のわたしの場合の話。。

 

ガソリン価格が安いという理由で遠方のスタンドに給油に出かけることがあるが、走る距離と車の燃費を考えると単純には高く付くだけなのだ。

 

しかし、ドライブすることが目的だったら、少し遠回りになっても実際には安上がりとまでは言えなくても、トータルで楽しめてる時間が長い分だけ得をした気分になれたことを思い出す。

 

 

同様のことは、スーパーで安売りしてるからと言って、遠方のスーパーに買い物に行くことは損なのか得なのか?、にも当てはまる。

 

車で買い物に行けばガソリン代分を考慮に入れると微妙だったりするだろうが、自転車で行けば、いつもより長く乗る分だけ運動にもなると考えれば得した気持ちになれそうだ。

 

損か得かを考える場合、どこまで考慮に入れるかで答えが変わることがある。

 

最近、御朱印(帳)がブームになっている。

 

GoogleTrendsで直近5年の動きを見ると、

 

Google Trends『御朱印』過去5年

 

人気が着実に上昇し続けていたが、改元で急上昇したことが分かる。

 

御朱印とは、日本の神社や寺院で参拝者向けに押印される印章や印影で、手書きの文字が添えられてるものも多いが、入手したければ現地に赴く必要があるとともに、行けば必ず入手できるわけではないために、改元に伴う過熱したブームが御朱印の入手に関してあちらこちらでトラブルを生んだ。

 

 

 

 

御朱印を得ようと考えた場合、目的の神社や寺院が地元の徒歩圏にある人と宿泊を伴う移動が必要になる人とでは、その価値は大きく異なるだろう。

 

しかも、現地に行けば必ず入手できるわけでなければなおさらだ。

 

御朱印の価値とはどのように評価されるべきなのだろうか?

 

欲しがる人が多ければ、そして入手が困難であれば、自然と市場原理が働く。

 

 

 

市場原理が働けば、売る方も買う方も『損か得か』が関心事になる人が増えてくる。

 

 

『損か得か』には二種類ある。

 

当事者は自分一人で、自分の気持ち次第で答えは決まる場合が一つで、このような場合実際には損得がテーマというよりもモチベーションを上げるための暗示に近い。

 

もう一つは、自分以外の誰かが相手として当事者になる場合で、商売や取引と同じ構造になる。

 

商売や取引のような場合でも損得はギブアンドテイクのような双方向の譲り合いが成立するのが一般的だが、中にはあらゆる状況で常に得を得ることしか考えない人たちがいる。

 

そんな人たちは、サイコパスと呼ばれる。

 

 

 

 

損得が問われる世界では損は許されない。

 

そして、当事者が自分一人でなければ損をすることは負けることになる。

 

結果ばかりが求められる現代では、全ての人がサイコパス化せざるを得なくなる傾向が強い。

 

サイコパスにも、嫌々やってるサイコパスと筋金入りのサイコパスがいる。

 

筋金入りの本物のサイコパスは、相手の目つきや表情から、その人が置かれている状況を読み取る才能が際立っていると言われる。

 

 

サイコパスだらけになったということは、サイコパス同士の共食いが増えているということだ。

 

もちろん、ここで言う共食いは比喩で、意味としては利益を奪い合うというものだ。

 

 

ボーっと生きてると、共食いするサイコパスになるしか生きる道が無くなるのが現代。

 

少し考えた方が良いのは、独自のことをやってるつもりでも他人と同じことをやっていれば、結果として共食いになるということ。

 

共感や譲り合いを実際に行動で示せなければサイコパスと同じ。

 

 

さて、次のツイート意味分かりますか?

 

 

 

答えは、ツイートのリプにあります。

 

 

サイコパスを続けますか?

 

サイコパスをやめますか?

 

 

わたしもあなたも、今は多分サイコパス!