筋肉や筋トレがブームだ。
ブームとは言ってもごく一部の世界の話かもしれないが、重要なことは意識高い人たちが興味を持ち実行してることだ。
意識高いという表現する場合は大抵が、揶揄するような、小馬鹿にするような思いが込もるが、この場合にはそのような思いはあまり無い。
ブームと書いたが、やってる人の多くはブームではなく生活の中で習慣化した人が多いはず。
習慣化するのには理由がある。
- やったらやっただけの成果が比較的短期間で得られる。
- 得られた成果は自己満足度が高い。
- せっかく得られた結果も、止めると元に戻る。
筋トレをすることで得られる成果は、筋肉そのものが発達することであり、その結果身体のビジュアルが変化し今風に言えばインスタ映えする身体になることと、上記の箇条書きした理由がループを描くことで筋トレをブームを越えたものにしている。
そこで、GoogleTrendsで遊びながら、筋トレや筋肉への関心がどのようにシフトしたのかを探ってみた。
あくまでも検索のされ方のみを拠り所にしたもので、単なるお遊びだ。
GoogleTrendsで検索可能な2004年以降で見てみた。
まづは、筋トレ。
この15年で確実に関心が上昇してると感じられる。
しかし、直近5年ほどは1年の中でも乱高下が見られる。
下の赤丸の左端の、グラフが一番下がっているのが2014年の12月。
2012年頃からグラフの山と谷の落差が目立つようになっているが、谷はほぼ年末で、山は6月から7月に出ている。
私の独断と偏見によるとこのグラフの動きが意味するのは、新年になると「今年は筋トレやるぞ」という人が増え、春頃になると夏に人前で薄着になっても恥ずかしくないカッコ良い身体になりたいという人が増えるのでグラフが上昇するが、モチベーションが弱い人が脱落するのが6月から7月なのだろう。
6月から7月に脱落する人がブームを支えてると言えそうだ。
6月から7月に脱落する人が増えてくる理由として気温と湿度の上昇も関係してるかもしれない。
そして一旦遠ざかるともうやらなくなるが、新年になると思いが新たになるようだが、気温や湿度が低い冬場は筋トレのモチベーションも上がりやすいだろう。
ところで、筋トレとリンクするキーワードにどんなものがあるのだろうか?
まづは、『筋肉』と比較してみた。
相関関係がありそうなグラフになったが、常に筋肉が上回っている。
次に、筋トレの需要を支えているものにジムが増えたことがあるように思えるので、上記にジムを加えて比較すると、
これもまた強く相関が感じられる。
次に、筋トレと関連が感じられる他の種目がないか探してみたところ、おもしろいことに気付いた。
なんと、ランニングが筋トレとずっと均衡してたのだが、2015年の春頃からランニングが減少し筋トレが上昇し始めているのだ。
両者は層として全く違うと思っていたが、もしかしたら筋トレ市場はランニング市場に食い込んでいるのかもしれない。
念のために言うと今日の話は、GoogleTrendsを使っての単なるお遊びで、なんのエビデンスもありません。