違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

シェアやサブスクの大敵は損得勘定

最近起きてる変化をつらつらと書き連ねてみた。

 

中には最近ではないものもあるが。

 

キッカケとしては、所有からシェアへ価値観が変化してると言われてることを考えていて思ったこと。

 

シェアとは辞書的には分担や共有や占有割合を示すが、所有の反対概念としては共有になり、契約形態的には賃貸になる。

 

所有が売買なのに対して、シェアは賃貸であり、今風に言うならサブスクリプション(以下サブスク)になる。

 

住宅における『所有vs賃貸』は永遠のテーマで、その中心は損得。

 

 

このように考えていて、駐車場ビジネスは昔から時代の先取りをしてたのだなと気付いた。

 

Wikipediaによると自動車が日本に登場したのは1899年で、自動車が普及し始めたのは1960年代に入ってからとある。

 

駐車や車庫に関して違反や禁止という意識や認識が広がり出したのは普及し始めた頃からだ。

 

駐車に関しては、利用形態が多様なので一回だけの短時間利用から1日に何度も出入りを繰り返したり、一度停めたら長時間駐車するような場合など様々あるので料金体系も様々ある。

 

駐車場を所有するという場合のほとんどは個人だろうと法人だろうと所有する土地の一部を車庫に割り当てるというもので、車庫のために別途土地を購入するケースはほぼないだろう。

 

これ以外の車庫や駐車の需要は、無料を含めて賃貸としてのシェアが担うことになる。

 

月極めもあれば1日あたりで課金や、1時間毎、30分毎、20分毎、15分毎で課金など。

 

駐車場は駐車という需要があるだけでは成立しない。

 

違反であったとしても、路上駐車できるスペースがあって、他にも駐車違反してる車があれば、誰だってわざわざ駐車場に入れようとは思わない。

 

その場所での路上駐車が違反であり、かつ違反の取り締まりが行われてることが重要になる。

 

駐車場を新規にオープンさせた運営者は、近隣で違法駐車してる車があればすぐに警察に通報するというのは代表的な営業活動として知られている。

 

通報があれば警察は無視できないし、行って違反を確認すれば違反切符が切られる。

 

周りに駐車違反の他の車があれば同時に違反切符を切る。

 

こうして、あの場所最近取り締まりが厳しいねと車利用者に認知され、罰金払うくらいなら駐車料金払う方がマシという啓蒙活動になるのだ。

 

 

駐車場とよく似た不動産活用にはホテルもある。

 

特にコロナ禍で多様性を増しているが、宿泊を前提にした1泊を基準にした料金体系から1週間単位、1ヶ月単位、1年単位があるかと思えばラブホテルのように2時間〜3時間単位だったり、デリヘル利用で1時間未満の設定などもある。

 

 

ホテルの場合、損得勘定を上回る理由としては秘密やプライバシーやホスピタリティの確保や充実があるだろう。

 

 

つまり、シェアやサブスクが浸透するためには所有に付き纏うネガティブな要素の解消と、トータルコストとしては高く付くことを正当化できる要素の両立が必要になる。

 

 

シェアやサブスクは流行りだからという理由だけで飛びつくと確実に損をするはず。