2ちゃんねるの管理人ひろゆきは、(掲示板の利用は)「嘘は嘘であると見抜ける人でないと難しい」と20年前に述べていた。
2ちゃんねるの創始者「ひろゆき」氏がテレビの取材に対しての発言なんだけど、20年近く前に既にこの考え方を持っていたのはやっぱりすごいよね。まさに現代は、マスコミもネットも視聴する側の人間に嘘を見抜くためのリテラシーが必要なんだよ。 pic.twitter.com/qzK2HDD0oA
— じゅどさん (@modern_man_jp) July 20, 2019
嘘を嘘と見抜けない人が増えたことで成り立つのがフェイクニュース市場。
いまや裏だけでなく表のリアルビジネスの世界もフェイクは席巻している。
そしてネット上では、最初の情報(既存メディアによる報道を含めて)が間違っていた場合その情報を訂正しても、最初の情報に反応した人の大半は訂正情報には反応しないので、情報の訂正はほぼ不可能と考えておいた方が良い。
最初に接する情報がいかに大事であるかが分かる。
それだけでなく、おそらく知らないうちに最初の情報に振り回されている。
だから、最初に参考にするであろう情報が狙われる。
悪質業者による「サクラレビュー」問題が広がり、今度は「サクラプレスリリース」まで出現の怪
当然ながら、そうしたECサイトに表示されるユーザーレビューの数々が必ずしも信用できるものでないということは多くの消費者が気付いている状況でもありますが、だからといってすべての人がどのレビューを信用できるか判断するまでのリテラシーを持ち合わせていないという事情もあります。
現代のSNSやツールを使ったコミュニケーションは、オープンなようで実はクローズドで束縛を促進するので、「見たいものだけを見る」、「似た人とつながり影響し合う」という落とし穴にはまりやすくなる。
ネットを活用すればするほど、お宝情報なんてネットでは出回ってないことに気付く。
ここで言うお宝とは、ピカピカに磨き上げられたダイヤモンドのようなものの事。
磨き上げられたダイヤモンドはネット上には無いが、とてもダイヤモンドには思えない原石だったらあるかもしれないし、あっても不思議はない。
騙される人達は、ネットの世界を無限の世界だと思っているが、その無限とは砂漠の砂のようなもの。
砂漠の砂の中でお宝を探していたら、もう何が何だか分からなくなるはず。
そんな時はプラスチックの破片を見つけただけで心がときめくかもしれない、ましてや光沢を帯びた粒であれば尚更だ、今ネットの世界ではそういうことが起きているし、仕掛けられている。
「同じ名字の人死亡で4億円相続できる」 ウソもちかけ詐取 2019/8/9
逮捕されたナイジェリア人のアカ・ジェームス・グッドニューズ容疑者(36)は、東京都内の50代の男性に、「あなたと同じ名字の人がリビアで亡くなった。4億円の遺産を合法的に相続できる」などと、うその取引を持ちかけ、現金300万円を自分の口座に振り込ませた疑いが持たれている。
同様の手口で、2,000万円がだまし取られた事件もあり、警視庁は余罪を追及している。
記事を読んだだけでは、どのようにアプローチされたのかは分からないが、リアルだろうとネットだろうと騙しは、騙す方法の巧みさよりも、騙される側の心の隙間が狙われている。
誰の心にも、「そのうち自分にもツキが回って来るはずだ」という思いがある。
『ツキが回ってきたと思ったら、回ってきたのはツケだった』とならないように気を付けたいものだ。